日産・フェアレディZ Z34
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| 日産・フェアレディZ(6代目) Z34型 |
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Version S/Version ST
Version S/Version ST リア
室内
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| 乗車定員 | 2人 |
| ボディタイプ | 3ドアファストバック |
| エンジン | 3.7L V6 VQ37VHR型 |
| 最高出力 | 標準車 247kW (336PS) /7,000rpm Version NISMO 261kW (355PS) /7,400rpm |
| 最大トルク | 標準車 365N·m (37.2kgf·m) /5,200rpm Version NISMO 374N·m (38.1kgf·m) /5,200rpm |
| 変速機 | 7AT/6MT |
| 駆動方式 | FR |
| サスペンション | 前: ダブルウィッシュボーン式 後: マルチリンク式 |
| 全長 | 4,250mm(標準車) 4,405mm(Version NISMO) |
| 全幅 | 1,845mm(標準車) 1,870mm(Version NISMO) |
| 全高 | 1,315mm(クーペ) 1,325mm(ロードスター) |
| ホイールベース | 2,550mm |
| 車両重量 | 1,480-1,530kg(クーペ) 1,540-1,580kg(ロードスター) |
| 先代 | フェアレディZ Z33 |
| -このスペック表は試行運用中です- | |
フェアレディZ Z34 (FAIRLADY Z Z34) は、日産自動車が2008年12月から製造しているファストバック型のスポーツタイプ乗用車である。生産は先代Z33型に引き続き、日産自動車栃木工場で行われている。
目次 |
[編集] 概要
フェアレディZとしては通算6代目のモデルである。先代であるZ33型からはエンジンの排気量を200cc増加させ、ホイールベースを100mm短縮させた。また、日本国外においては、排気量が3.7Lとなったため「370Z」として販売されている。なお、先代のZ33型は世界約100カ国で販売されていたが、このモデルはさらに市場を拡大し、120カ国近くでの販売が予定されている[1]。
[編集] メカニズム
[編集] パワートレイン
エンジンには、CV36型スカイラインクーペと共通のV6 3.7L VQ37VHR型エンジンが搭載され、マニュアルモード付き7速ATと6速MTが組み合わせられる。
6速MTについてはZ33型と共通の愛知機械工業製FS6R31型トランスミッションを採用したが、フリクションの低減および軽量化が施されており[2]、MTとしては世界初となるシンクロレブコントロールが採用された。また、7速ATはジヤトコ製のJR710E/JR711E型で[3]、インフィニティブランドで販売されるFX50に次いで2番目の採用であり、日産ブランド車、あるいは日本投入車としては最初の7速AT車となった[4]。
[編集] ボディ・シャシ
プラットフォームは、Eプラットフォームの中でも、特にCV36型スカイラインクーペのものが基本的なベースとなっている。しかし、スカイラインクーペと共有しているのは前後サイドメンバーやダッシュロアなどのみで、ほとんどが専用に設計されており[2]、ホイールベースが短縮されたために、ボディ後半部分は完全に新設計となった[5]。
Z33型はリアサスペンション周辺の剛性を確保するためにトリプルメンバー構造を採用していたが、重量効率が悪いためにZ34型ではその構造を廃止し、構造の見直しを図った。この構造変更とアルミニウムなどの採用拡大により、200ccの排気量増加にもかかわらずZ33型と同水準の車両重量を維持することに成功した。加えて捩り剛性を40%、前後曲げ剛性を10%、横曲げ剛性を60%向上させた[2]。また、アルミニウム合金の採用については、Z33型ではボンネットのみへの採用であったが、Z34型では更にドアやバックドアにも採用されている[6]。リア周りの剛性確保の結果、先代で問題視されたトランクルームを横切るフレームは廃され、収納面での使い勝手も向上している。
開発は先代Z33型とは異なり、当初からオープンモデルの追加を念頭にして行われたため、ロードスターについては、オープン化による剛性減少を抑えて先代より捩り合成を40%向上しつつ、同時に50kg程度の軽量化を果たしている[7]。
また、タイヤについては、「Version NISMO」も含め、全車にブリヂストン製のPOTENZA RE050が採用されている。
[編集] デザイン
Z34型にモデルチェンジするにあたり、フェアレディZのアイデンティティである「ロングノーズ」を表現するためにホイールベースが100mm短縮されることが決定された。ちなみに、フェアレディZのショートホイールベース化は2005年頃には既に構想されており、Z33型をショートホイールベース化した実験車がテストされていた[1]。
またロードスターに関しては先代同様ソフトトップが採用されたが、このショートホイールベース化に加えてソフトトップのサイズが長く、そして厚くなり、加えて先代のビニールからより畳みにくい帆布素材に変更されたにもかかわらず、トランク容量が拡大されている[8]。
開発時には北米向けモデルのA36型マキシマも並行して開発されていたが、北米市場においてはZが3ドアスポーツカー、マキシマが5ドアスポーツカーという位置づけで販売されていたため、ブーメラン型の前後ランプなど、共通のデザインも取られている[9]。
デザインに際しては空力性能も考慮され、クーペについてはCd値: 0.30[10]、フロントゼロリフトを達成。リアスポイラー装着でリアゼロリフトも両立し、オプションのエアロキット装着車ではCd値0.29を実現している[2]。また、ロードスターについても風の巻き込みが抑えられてセグメントトップの空力性能を誇る[8]。
また、「FAIRLADY Z」の車名ロゴに関しては、「Z」の書体に新デザインのものが採用され、「FAIRLADY」については先代同様、NE-01を斜体化したものが採用された[9]。なお、この「Z」のロゴはサイドウインカーにも装着されている。
[編集] ラインアップ
[編集] グレード構成
ベーシックモデルの「フェアレディZ」のほか、BOSEサウンドシステム、本革シートなどの豪華装備を標準装備する「フェアレディZ Version T」、スポーツグレードの「フェアレディZ Version S」、Version TとVersion Sの装備を両立した「フェアレディZ Version ST」の4グレードが用意される。Version Tには7速ATのみが、Version Sには6速MTのみが用意され、ベーシックモデルとVersion Tには18インチアルミホイール、Version SおよびSTにはレイズ製の19インチ鋳造アルミホイールが装着される。また、すべてのグレードにリアフォグランプが標準装備された。
また、Z33型にも用意されたオープンモデルのロードスターは北米市場には2009年9月に[11]、日本でも2009年10月に投入された。なお、アメリカなど、日本国外の一部市場においては当初Z33型ロードスターを併売している国もあった。日本仕様のグレード体系は「Version S」以外の3グレードが設定されている。全車専用デザインのエンケイ製[7]18インチホイールが装着され、19インチホイールが「Version ST」のみにオプション設定されている。
[編集] Version NISMO
2009年6月に追加された「Version NISMO」は、エンジンに専用チューンが施され、標準車の336psから355psまで出力が向上されており、専用の補強パーツなどを装備し、剛性の向上と振動の減衰を両立した。また、サスペンションにチューニングが施され、パワーステアリングの特性が変更されたことにより、よりスポーティなハンドリングとなった。そして、専用前後バンパー、サイドシルプロテクター、リアスポイラーなどを装備してCd値は0.30のまま[10]、効果的なダウンフォースの獲得と空気抵抗の低減を両立し、世界トップレベルの空力性能を実現した[12]。
北米では「Version NISMO」にあたるモデルの「NISMO 370Z」が2009年モデルとして2009年6月に米国で先行発売された[13]。なお、6速MTの身の設定となっている。ちなみに、少数生産のコンプリートカーが米国に輸出されるのは、先代の「NISMO 350Z」、「cube Krōm」に次いで3車種目となった[14]。
[編集] 特別仕様車
40th Anniversary
2009年10月にロードスターと同時発売。フェアレディZ誕生40周年記念特別仕様車として設定された。翌2010年10月までの期間限定車。クーペ「Version ST」をベースに、記念刻印付き専用シート・インテリア、リアエンブレムのほか、専用レイズ製アルミ鍛造ホイール、ブレーキキャリパーが装備された。
370Zイエロー/370Zニュルブルクリンクエディション
「370Zイエロー」は英国で、「370Zニュルブルクリンクエディション」ドイツで発売された特別仕様車。専用ボディカラーのアルティメットイエローが採用され、ボディサイドにはブラックの車名デカールが装着される。なお、このモデルはGT4欧州選手権をモチーフとしている。また、「370Zニュルブルクリンクエディション」には専用の19インチホイールなども装着される[15]。
[編集] 歴史
- 2008年12月1日
- 日本国内で発売。
- 2009年1月3日
- 北米市場で「370Z」として発売。
- 2009年6月17日
- 北米市場で「NISMO 370Z」が発売。
- 2009年6月22日
- コンプリートカスタムカー、「フェアレディZ Version NISMO」の販売を開始。
- 2009年9月
- 特別仕様車「370Zイエロー」、「370Zニュルブルクリンクエディション」が発売。
- 2009年10月15日
- 日本国内でロードスターを追加。
- 同日、インテリジェントキーのロゴを日産CIから「Z」に変更するなどクーペを一部改良。
- また特別仕様車「40th Anniversary」も発売。
[編集] 脚注
- ^ い ろ 新型フェアレディZのすべて 実験ドライバー 加藤博義インタビュー
- ^ い ろ は に 新型フェアレディZのすべて メカニズム詳密解説
- ^ 日産『フェアレディZ』に当社製新開発 中・大型FR車用7速AT搭載 Jatco ニュースリリース
- ^ 新型フェアレディZのすべて アウトライン
- ^ 新型フェアレディZのすべて 開発ストーリー
- ^ 日産 新型 フェアレディZ 新車情報 CORISM
- ^ い ろ 新型フェアレディZロードスターのすべて メカニズム詳密解説
- ^ い ろ 新型フェアレディZロードスターのすべて 開発ストーリー
- ^ い ろ 新型フェアレディZのすべて デザイン・インタビュー
- ^ い ろ 新型フェアレディZロードスターのすべて Version NISMO 試乗記×開発インタビュー
- ^ Nissan Announces U.S. Pricing on 2010 370Z™ Roadster NISSAN/INFINITI News Room(英語)
- ^ 「フェアレディZ Version NISMO」を発売 NISSAN PRESS ROOM
- ^ ニスモ 370Z…待望の米国発売スタート Response.
- ^ 日産 フェアレディZの北米向けバージョン・ニスモ「NISMO 370Z」、出荷開始 CORISM
- ^ 日産 フェアレディZ…欧州でイエローの限定車 Response.
[編集] 参考文献
- モーターファン別冊 ニューモデル速報 第421弾『新型フェアレディZのすべて』三栄書房、2009年2月 ISBN 978-4-7796-0526-0
- モーターファン別冊 ニューモデル速報 第432弾『新型フェアレディZロードスターのすべて』三栄書房、2009年12月 ISBN 978-4-7796-0741-7
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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最終更新 2009年11月26日 (木) 10:16 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【日産・フェアレディZ Z34】変更履歴





