早期警戒機

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早期警戒機(そうきけいかいき)とは機体に全方向を監視できるレーダーを装備し空中から管制等を行う航空機軍用機)のこと。Airborne Early Warning の頭文字から AEW とよばれる。

管制能力の差から早期警戒管制機 (AWACS) とは区別して使われるが、昨今の早期警戒機には管制能力が搭載されているものも少なくなく(737-700AEW&Cなど。C は管制 (Control) の頭文字)、どこで両者を区分するのかは曖昧である。一般的には処理能力がより高いものがAWACSと呼ばれることが多い。

[編集] 概要

AEW は半径数百 km内の航空機やミサイルなどを探知できる。高空から監視ができるため、地表の曲率の影になったり、地上のレーダーでは死角となってしまって見えない、低空で進攻してくる目標の発見に優れる。また、敵地に侵攻する場合など、地上のレーダーの支援が受けられないときでも空中からそれを補うことができるなどの利点がある。

変わった使い方としては、航空機や軽飛行機を用いた麻薬密輸に対する監視活動がある。これは不法な離着陸地点の多いアメリカ独特の任務で、レーダーによって麻薬密輸が疑われる航空機を捕捉し、地上及び艦艇に通報するものである。沿岸警備隊国土安全保障省税関などが専用の早期警戒機を保有する。使われる早期警戒機としてはC-130P-3など中古大型輸送/哨戒機E-2 ホークアイのレーダーを搭載した廉価な改造機が使用されている。
アメリカと広範囲に国境を接しているメキシコは対米麻薬密輸の重要な中継地点といわれており、同様に国土が広く不法滑走路が構築可能なことから、イスラエル空軍から引き渡されたE-2はこの任務に重点を置いている。

[編集] 各国のAEW一覧

アメリカ合衆国

イギリス

イスラエル

  • Phalcon707

イラン

インド

エジプト

オーストラリア

スウェーデン

  • S100B アーガス

ソビエト連邦 / ロシア ロシア

  • Tu-126("モス")
  • Tu-156
  • Yak-44E
  • An-71 ("マッドキャップ")
  • A-50 ("メインステイ")
  • Ka-31 ("ヘリックス")

韓国

中国

  • 空警1
  • 空警200

中華民国台湾

チリの旗 チリ

  • Phalcon707

トルコ

日本

フランス

メキシコ

過去に運用していた国

イラク

  • アドナン1/2 - Il-76MD中距離輸送機に地対空用のフランス製TRS-2105レーダーを搭載。A-50と同じくIl-76を母体とする。2はTRS-2105レーダーを搭載した改良型。
    湾岸戦争の際に破壊されたか、逃亡先のイラン空軍に捕獲されたといわれており、イラク戦争では存在が確認されていない。

詳細不明国

シリア

  • Tu-126を運用しているという説があるが未詳。

[編集] 関連項目

ウィキメディア・コモンズ

最終更新 2009年10月10日 (土) 18:32 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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