昼食

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昼食(ちゅうしょく)とは、昼に食べる食事のことである。中食(ちゅうじき)とも。なお、中食を「なかしょく」と読むと、外食の派生語となり別の意味になる。

目次

[編集] 日本の昼食

日本小学校中学校では、一般的には昼食に学校給食が提供される。学校給食は、校内の施設において調理されたものと給食センターのようなセントラルキッチンなどで集中的に調理されて配達されるものがある。生徒の発育を考えて栄養のバランスを考えたメニューとなっている。なお、配膳は生徒自らが当番制で行う場合や、あらかじめ盛り付けてある皿を生徒自らが取る場合などがある。

高校生大学生や社会人における昼食は、家庭で作った弁当、購買部の利用、学生食堂又は社員食堂の利用、食堂又は喫茶店での外食やコンビニエンスストアおにぎりや弁当などがある。食堂によっては、「ランチタイムサービス」と称して、昼食時のみスープ、ミニサラダやコーヒーなどをサービスとして付けたり、価格も夜の料金よりも低く設定したりしていることもある。

家庭の主婦などは、朝食の余りもので簡単に済ます場合もあるが、近年はファミリーレストランなどでの外食姿も目立つ。

[編集] 歴史

古来、日本において食事は朝夕の二回だったが、鎌倉時代末期から室町時代初期のころから、貨幣経済の浸透、都市生活民の集積により、都市肉体労働者が増え、朝夕だけでは労働に耐えられなくなってきたことから、正午ころに食事を取るようになった。

[編集] ランチ

ランチLunch )は、昼間の食事である。ランチョン(英Luncheon )の省略形として一般に使われる。[1]

ランチは、18世紀の英語圏では「ディナー」と呼ばれていた(現在でも昼の食事を意味する言葉としてイギリスおよびアメリカ合衆国カナダの一部で使われている)。「ディナー」はより遅い食事となり、夜に食べる19世紀のコース料理になって、上流階級の夜の軽食「サパー」に代わった。

ランチは、元々は労働者階級が仕事をひと休みして、洋梨アルコール飲料(シードル)を購入する(時に飲む)ための手段を意図していた。

日曜昼間の食事、およびクリスマス復活祭感謝祭(米国およびカナダ)での祝祭の食事は旧来の時間帯である正午または午後2時から4時にとられ、「ディナー」と呼ばれる。伝統的な農業社会では、今なお昼間に1日で主要な量の多い食事が一般に食べられており、「ディナー」と呼ばれる。

[編集] ランチの語源

「ランチ」は、より正式な語「Lunchentach 」の略語として、1823年から使用された[1]オックスフォード英語辞典(OED)は、より実質的な食事の間の食事として1580年から「Lunchentach 」を記載している[2]

中世のドイツでは、OEDによるとnon lunchentachnuncheontach が参照される。昼の一杯、エールパンは、昼のディナーとサパーの間の追加の食事であり、干し草刈りや早めの収穫期の長時間の重労働の期間に食べる。ミュンヘンでは、1730年代と1740年代に、上流階級は遅く起きて、午後3時または4時に食事した。1770年までに、ディナーの時間は4時または5時になった[3] 。フォーマルな夕方の食事は、キャンドルを灯して歓待付きのこともあり、摂政時代のように遅い「サパー・パーティー」であった。

19世紀に、男性の職人は簡単なディナーのために家に帰り、妻が料理した食事を食べた。しかし、職場が自宅から遠くなるにつれ、働く男性は昼間の休み時間に食べる携帯した食事をとるようになった。インドの一部では、軽い、携帯用の昼食が「ティフィン」として知られている。

夫が社交で食事をする妻は、お互いに自由に外出してランチを食べることができたが、20世紀まではレストランでは食事しなかった。『エチケット』1945年版で、エミリー・ポストはランチョンを「一般に女性が女性のために作り、一般的ではないが、土曜日か日曜日の街または夏の別荘では、同じ数の男性も含む」と記述し、ここから穏やかに非難する語「Ladies who lunch(ランチする女性、有閑マダム)」が産まれた。ランチは女性の軽い食事であり、ウェールズの王子が女友達との美味なランチをしたとき、女々しいと笑われた[3]。1840年代から、4時のアフタヌーン・ティーがランチを補うようになった[3]ビートン夫人の『家政読本』では、ディナーやサパーに比べてランチの記述が少ない。

冷えた骨付き肉の残り、飾られた少しの菓子、細切り肉、家禽または狩猟肉は、ランチョンの食卓の通常の1品であり、パン、チーズ、ビスケット、バター等が添えられる。十分な量の食事を望む場合、ランプステーキやマトン・チョップ、または子牛のスライス肉、腎臓、その他の料理が出される。育児部屋がある家庭では、女主人は子供と一緒に食事して、それをランチとする。夏には、少量の新鮮な果物、または代わりに果物のコンポート、果物のタルト、またはプディングがランチに添えられる。 - 『ビートン夫人の家政読本』より

[編集] 慣例

ランチは多岐にわたる。ランチとサパーで同様の料理を食べる地域もある。調理した料理であり、複数コースの場合もある。他の地域では、ランチは1日で主要な食事であり、サパーは少量の冷たい料理である。

多くの人は、仕事学校の間にランチを食べる。会社および学校は通常、正午に最大1時間続く昼休みを与える。カフェテリアを持つ職場と学校もある。社員食堂、学生食堂と呼ばれることもあり、調理した料理を食べることができる。(イギリスの学校では、ランチを調理する女性従業員は「ディナー・レディー」と言われる。)近隣のレストランでの食事が便利な職場もある。これらのように便利でない環境では、ランチを1日の主要な食事とすることは実用的ではない。このような場合、比較的簡易な食物を、袋またはランチボックスに詰めて、職場または学校に持っていく。多くの職場では、仕出しトラックが定期的に訪れ、ランチが販売される。

チキンサラダ・サンドイッチ、ナシ、ニンジン、牛乳のランチ

過去の北アメリカでの典型的なバ ッグ・ランチ(これを運ぶ茶色の紙袋よりブラウン・バッグとも)は、サンドイッチ果物1個、およびクッキーチョコバーのいずれかから成る。しかし現在では、1980年代以降ほぼ普遍的に電子レンジが職場に広まり、職場のランチの形態が大きく変わった。家庭で調理した食事の残り物、冷凍食品、および膨大な種類の料理を暖め直すだけであり、サンドイッチのランチよりも一般的となった。

同様の伝統はイギリスにも存在し、学校や職場に調理したランチをランチボックスで持っていく。通常、これは基本的にサンドイッチポテトチップス1袋と飲み物であり、チョコバー果物が添えられる。しかしながら、都市の至る所に小さなカフェが広まることで、電子レンジ同様に、現在の職場で変化している。伝統的なランチは、そのような施設がない学校および建設業者の間で、現在も一般的である。オーストラリアの中学校および高等学校では、ほとんどの子供がランチボックスを持っていく。これには、休憩用の朝の軽食(通常、果物またはミューズリーバー)とランチ用の巻きパンが入れられる。

ランチはまた、賃金を決定する一般的な報酬として与えられる。従業員がランチを買う場所を提供する会社での賃金の決定では、通常の支払い方法である。一般的にランチの総仕入れの上限額である。

アメリカ合衆国では、平日のランチタイムは11時に開始して午後12時半に終了することが一般的である。

アメリカ合衆国の週末では、遅い朝食とランチの組合わせのブランチが一般的である。ブランチは通常の朝食よりも手間のかかった料理であり、通常の朝食では出されないデザートやミモザ等のアルコール飲料が含まれる。

[編集] 目的

第一の目的に加えて、特に週末のランチは娯楽の形態として機能する。特に高級でフォーマルなランチは、ランチョン(昼食会)と呼ばれる。このようなランチは、レストランのビュッフェ、ポットラック(持ち寄りパーティー)、または着席のごちそうとして供される。これらは、祝祭のサパーと非常に類似している。簡易および高級ランチともに、デザートが付くことが多い。

多くの栄養学者は、多くの分量の食事をランチで食べることが、サパーで食べるよりも適切であると示唆している。これは、寝る直前に食物の栄養分が適切に使用されないためである。このスタイルの食事の例は、ドイツブラジル、およびスカンディナヴィアの食事に見られる。これらのランチは(サンドイッチと対照的に)分量が多く、調理されている。

1日以上かかるクリケットの試合には、毎日通常12時半から午後1時半の間に昼食時間がある。1日の試合ではイニングの間に休憩する。

[編集] 他言語

ベンガル地方の伝統的なのランチは7コースの食事である。最初の料理は「シュクト」(または「シュクタ」)である。これは、少量の香辛料で調理された野菜の煮物で、ココナッツがかけられる。2番目の料理は米、ダール(豆カレー)、および野菜カレーからなる。3番目の料理は米と魚のカレーからなる。4番目の料理は米と肉(一般に、ヤギ肉羊肉鶏肉、またはラム肉)のカレーである。5番目の料理はラショゴッラ (Rasgulla、パンツァー(pantua)、ラージボーグ(rajbhog)、シャンデーシュ  (Sandesh (sweet)等の甘い料理である。6番目の料理はパイヤシュまたはミシュティ・ドイ (Mishti doiである。7番目のコースはパーン (Paanで、口直しとなる。

フランス語では、昼間の食事はdéjeuner と呼ばれ、正午から午後2時の間に食べる。南フランスでは主要な食事である。北フランスでは夕方の食事が主な食事であるが、南フランスよりも少量である。これは午後6時〜7時(北)または8時(南)に食べられ、dîner またはsouper と呼ばれる。(souper は、通常午後11時以降の夜の食事にも使われる。)

カナダ・フランス語では、昼食をdîner と呼ぶ。英語外来のlunch は通常、軽食の催しを意味し、立食形式であり必ずしも昼頃でない。例えば、内覧会で提供される。

アラビア語ではghathaa と言い、一般的な食物を意味するghithaa の派生語である。午後2時から4時の間に食べる。

リトアニア語ではpietūs であり、1日で主要な食事である。「ランチ」の翻訳は、priešpiečiai (プレ・ディナーの意味)であり、ブランチに該当する。

ウェールズ語ではtocyn であるが、軽食もまた意味する。「cinio」が昼食の意味で使われることもあるが、「cinio」は「swper」と並んで夕方の食事の表現に使われる。

アルモッソ

ポルトガル語ではalmoço (アルモッソ)である。lanche (ランシェ)という語は、アフタヌーン・ティーを意味する。十分な量の調理した食事であり、ディナーと同様に、スープ、肉または魚料理、デザートからなる。

[編集] 脚注

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  1. ^ Online Etymology Dictionary
  2. ^ OED gives a first usage in 1591.
  3. ^ McMillan, Sherry (2001). "What Time is Dinner?". History Magazine. 2007-08-11 閲覧。

[編集] 参考文献

ウィキメディア・コモンズ

[編集] 外部リンク

  • Bento Business A British site about the quintessential Japanese lunch, the bento box, with pictures of authentic Japanese lunches.
  • Nutrition Australia Australian guide to healthy lunches.

最終更新 2009年1月2日 (金) 20:30 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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