月餅

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月餅

繁体字: 月餅
簡体字: 月饼
英文表記: Moon biscuit

月餅(げっぺい、yuèbĭng:ユエピン)は中国の菓子の一種。月に見立てた丸く、平たい形は共通であるが、中国各地で大きさ、材料、中に詰めるなどには違いがあり、またそのいわれについても諸説がある。

目次

[編集] 概説

最も有名な物は「広式」と呼ばれる広東省広州のスタイルで、柔らかめの餡や皮を用い、茹でた鹹蛋(xián dàn:シェンタン アヒルのを塩水に漬けたもの)の黄身を入れたものに人気がある。小豆餡の他、ハスの実の餡やナツメ餡なども一般的である。一方、北京など北方の物は一般的に水分が少なめの餡を使い、クルミ松の実などのナッツを入れたものが多い。水分が少ない分、保存性は比較的高い。香港ではアイス月餅など新しく作られたバリエーションが豊富である。

一般的に砂糖を多く含む他、ラードなどの油脂分も含むため、見た目以上にカロリーが高い菓子である。

文化大革命の折、「旧文化」であるとして批判の対象となった。

[編集] 贈答品としての月餅

旧暦8月15日中秋節の時、家族や親しい友人が集まり、を愛でてこの菓子を食べる風習がある[1]。現在は、中秋節が近づく頃、親しい人やお世話になっている人にこれを贈ることが盛んである[2]。数多く贈る手間を省いたり、新しいものを入手できるように、特定の店で使える月餅専用の商品券で贈る場合もある。数を多く贈ると結構な出費となるので、香港では毎月積み立てをして商品券を受け取れる様にする制度もあった。

現在では金箔を貼ったり、素材に凝った豪華な物が出てきている他、箱に時計洋酒といった高価な商品を詰め合わせて売る商法もあり、贈賄問題となる例もある。そのため、中国政府は 2005年以後、月餅の包装や詰め合わせものの価値が、月餅そのもののコストの20%を超えてはならないという法律を制定した。

[編集] 日本の月餅

日本では菓子メーカー中村屋が日本人の口に合うように調味した商品を開発(油の量を減らし、皮の触感を調整)、全国の食品店に流通して広まった。それとは別に中華街中華料理店で販売する例も多く、また中国茶とセットの喫茶や飲茶で出される例もある。

[編集] 脚注

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  1. ^ "中秋節"、中華人民共和国駐日本国大使館公式サイト(2009年9月28日閲覧)。
  2. ^ 丘桓興「祭りの歳時記8:月を祭り、月を愛でる中秋節」『人民中国』2005年8月号(2009年9月28日閲覧)。

[編集] 関連項目

ウィキメディア・コモンズ

最終更新 2009年10月3日 (土) 08:14 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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