有袋類

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有袋上目

カンガルー
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 哺乳綱 Mammalia
亜綱 : 獣亜綱 Theria
下綱 : 後獣下綱 Metatheria
上目 : 有袋上目 Marsupialia
学名
Marsupialia
Illiger1811
大目・目

有袋類(ゆうたいるい、Marsupialia)は哺乳綱獣亜綱後獣下綱の1グループ。階級は有袋上目とすることが多い。

かつては有袋目フクロネズミ目)の1目が置かれていた。しかし、哺乳類の歴史において有袋類の適応放散有胎盤類の適応放散と同等のものであり、有胎盤類と同様にいくつかの目に分けるべきだという主張が強くなった。1990年ごろからは2大目7目とする分類が主流である。有袋類全体は有袋上目などになるが、フクロネズミ上目とは言わない。

後獣下綱唯一の現生群であり、現生群のみを問題にするときは後獣下綱のシノニムのようにあつかうことがある。

目次

[編集] 特徴

有袋類は、現生哺乳類の主流である有胎盤類と異なり、胎盤をもたないため、子宮内で子どもを育てることができない。このため、未熟な状態で生まれた子どもを、育児嚢で育てる。育児嚢は通常腹部にある袋で、中には乳頭があり、子どもはこれをくわえて母乳を摂取する。

恒温動物ながら有胎盤類に比べ体温調節機能がやや低いが、カモノハシ目(単孔類)の動物よりはその機能が高い。

[編集] 分布

化石が世界中から見つかることから、有袋類はかつて世界中の広い地域に生息していたことが知られているが、現在では主にオーストラリア区オーストラリア大陸パプアニューギニア等)および新熱帯区南米大陸)にのみ生息し、オポッサム類のみが新北区北米)に進出している。特にオーストラリアには、競争相手となる他の大形哺乳類がいなかったため、他の地域では見られない多様な有袋類が生息している。

かつてはフクロオオカミのような大型の肉食有袋類がオーストラリアに生息していたが、人間が持ち込んだイヌ(野生化したものをディンゴとよぶ)などとの生存競争に敗れてしまった。フクロオオカミは1936年に死亡した個体を最後に、生存が確認された例はなく、絶滅したと考えられる。

[編集] 分類

現生有袋類は7目に分類される。7目はアメリカ有袋大目とオーストラリア有袋大目に大別されるが、これらの大目は系統を反映していない可能性がある。ミクロビオテリウム目はアメリカに生息するがオーストラリア有袋大目に含まれる。

※分類は Marshall (1990)。科・属・種の数はWilson & Reeder (2005) によったので、科数が一致しない目がある。

[編集] 目同士の系統関係

有袋類の系統解析はあまり進んでおらず、尤度が高い結果はまだ得られていない。

カンガルー目とバンディクート目をあわせたSyndactyla(手が融合しているのが特徴)、バンディクート目以外のオーストラリア有袋類をあわせたEometatheriaなどを単系統とする説があるが、広い支持は得られていない。

アメリカ有袋類とオーストラリア有袋類も、単系統性は確実ではない。おそらくアメリカ有袋類は側系統で、オポッサム目が現生有袋類の中で最初に分岐した。

ウィキメディア・コモンズ

[編集] 古い分類

かつては、次の2亜目に分ける分類がされていた。

  • 双前歯亜目(双門歯亜目) = カンガルー目。下門歯が2本で、植物食
  • 多前歯亜目(多門歯亜目) = カンガルー目以外の全て。多数の門歯があり、肉食昆虫食

最終更新 2009年10月24日 (土) 20:35 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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