朝食

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日本の朝食の一例。写真は卵かけご飯
日本で普及している「食パン」による朝食。 食パンは、欧米の全てで一般的というわけではなく、このタイプのパンは見あたらない国も多々ある。
フランスの典型的な朝食は
カフェオレ + クロワッサン(あるいはバゲット)。この写真では(おそらくホテルのため)飲み物がコップに入っているが、フランスの家庭ではボウル状のうつわ(日本のどんぶりのようなうつわ)でカフェオレを飲む人も多い。
イギリス(やアメリカ)のひとつの典型的な朝食。目玉焼き + ベーコンソーセージ類 + 焼きトマト
アメリカ合衆国は様々な国からの移民で成立したので朝食も多様である。この写真はアメリカの田舎での朝食の一例(あくまで一例)で、現代風のワッフル + グレープフルーツ。週末の朝など、ちょっと特別な朝で、家族が心なごむ朝食をしようとしている時などにこういった雰囲気の食事・食卓とすることがある。
パレスチナの典型的な朝食。ピタ(パンの一種)+ labaneh(クリーミーなチーズにオリーブオイルをかけたもの)
中国台湾の典型的な朝食
日本の旅館での朝食の一例
シリアル類。写真はコーンフレーク + ミルク。これが大好物だという子供は多い。また、大人でも好きな人は多い。簡便でもある。欧米に限らず、多くの国で食べられている朝食。

朝食(ちょうしょく)は朝の食事朝餉(あさげ)ともいう。

目次

[編集] 概要

朝起きて、最初に食べる食事である。1日の食事の中では比較的軽食である場合が多い(ただし英国など一部地域ではしっかりと取る)。また、朝食を取らない人も多い。多くの栄養学者は一日の活動を始めるための大事なエネルギー栄養を供給する食事として朝食を取ることを薦めている。

人間の場合はまず、朝起きてから実際に活動に適した体温に上がるまでに、若干の間があり、この体温上昇を促し、午前中~日中の活動に必要なカロリーを摂取する必要もあるが、まだ消化器官が活発に活動していない時間帯ともあって、消化しやすい炭水化物が中心となる傾向が強い。

[編集] 各地の典型的な朝食

  • イギリスアイルランド
    産業革命の時代より、伝統的にたっぷりの食事を、時間を掛けて食べるものとされ、炭水化物以外にも脂肪分や動物性蛋白質の豊富なメニューが並ぶ。
    サマセット・モームが「イングランドでおいしいものを食べようと思えば朝食を三回食べよ」といわれたように、評判の良くない場合が多いイギリス料理のなかで朝食の評価はおしなべて高い。ただしそれ以上に量がある事から、旅行者の評判は微妙な傾向も見られる。英語では、イングリッシュ・ブレックファスト(English Breakfast 英国風朝食)と呼び、大陸の簡素な食事をコンチネンタル・ブレックファスト(Continental Breakfast 大陸風朝食)と呼ぶ。
    18世紀以前は他の大陸諸国と同じく簡素な食事だったが、産業革命期に現在の英国風朝食のスタイルが生じてきた。
    ベーコン、卵料理(通常は目玉焼き)を基本とし、英国風ソーセージ、マッシュルームのソテー、焼きトマト、 ブラック・プディング(豚の血で作った黒ソーセージ)、ビーンズの煮物などにバターやジャムを塗ったトーストや揚げパンとミルクを添えた紅茶を添える。イギリス人はこのボリュームのあるFull English Breakfast を週末の朝などに食べている。通常は簡素なシリアルやトーストなどで済ませる者が多い。イギリス国内ではイングランド以外でも同様の朝食をとる食習慣があるが、スコットランドではこのような朝食を「Scottish Breakfast」と呼ぶ。
    イギリス国外でも、その影響の強いアイルランドではそのような朝食をとるが、これを「Irish Breakfast」と呼ぶ。
  • ドイツ
    パン(多くライ麦の入った酸味のあるものが好まれる)・コーヒー・ヴルスト(ソーセージ)・ハム。果物を取ることもある。コーヒーでなく、紅茶や野菜ないし果物ジュース麦芽を溶いたミルクを好むものもある。全体にあまり火を通さないものを並べる(カルトエッセン)
    ドイツ料理には、農夫の朝食(Bauernfrühstück)と呼ばれるボリュームのあるじゃがいも料理があるが、これが朝食に食べられることはない。農夫のように肉体労働をする人なら、朝食に食べるかもしれないが、という意味合いで、実際にはブランチ、もしくは昼食に食べられるものである。
  • 中国香港台湾
    地域によって異なるが、概ね饅頭(マントウ)など。粥には油条と呼ばれる揚げパンが供される場合がある。点心などで済ませる者も多い。
  • 日本
    ごはん味噌汁納豆、生焼き魚漬物海苔加工品など。茶粥を食べるところもある。洋風ならパン目玉焼きコーヒースープなど。
    江戸時代、庶民の間にも米食が広く普及するにつれ、地方により朝食における米食のスタイルの違いが見られるようになった。江戸では朝に炊飯したものを朝食として食し(夕食には湯漬けや茶漬け等にした)、京阪などでは夕食に炊飯した残りを翌朝にとして食すことが多かった。
    近年、和風の場合にはそれ相応に手間の掛かる傾向が強く、家庭主婦の重労働とされる仕事の一つにも挙げられていたが、現在では様々な調理器具や調理済み食品が出回っている関係で、省力化が進んでいる。
    家庭によっては、前日の夕食の残り物を利用する場合がある。とくに鍋料理の場合はその傾向が強く、おでん惣菜の1品として、水炊きすき焼きの場合は雑炊などに調理して食べる。

[編集] 宿泊施設の朝食

ホテル等で提供される、コンチネンタルブレックファストは、基本的に温かい食べ物がない。たとえば、ロールパン、バターサラダ、フルーツ等である。飲み物に関しては、紅茶やコーヒーなどが付くことがある。

一方、アメリカンブレックファストは温かい食べ物が提供される。たとえば、トースト、スクランブルエッグ等である。

京都の旅館での朝食。「部屋食」

日本の旅館では前述(「各地の典型的な朝食」)の標準的な献立を中心に、客間で客それぞれに配膳する、いわゆる「部屋食」が正式な給仕法である。しかし、平成期に入った頃から効率化のため高級な施設以外では、食堂でビュッフェ形式の朝食を提供することが多くなった。また、食堂で客それぞれに配膳する形式も存在する。日本のホテルでは以前から高級な施設ではルーム・サービスのでアメリカンブレックファストと、食堂でのビュッフェ形式を選択出来る。それ以外のクラスでは食堂でのビュッフェ形式のみが提供される。低料金で素泊まり中心のホテルでは、ごく簡単な食事をサービスとして提供することもある(パン、飲み物程度)。

この辺りは世界的にも朝食の内容に関して、お国柄や個人差が大きく出る部分もあり、先に上げた英国でも、外国人観光客が泊まるようなホテルでは、少なくともコンチネンタルとブリティッシュ(アメリカン)のどちらかのスタイルが選べる様式が見られる。

ウィキメディア・コモンズ

[編集] 関連項目

最終更新 2009年8月20日 (木) 09:26 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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