札沼線
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| 札沼線 | |
|---|---|
| 路線総延長 | (現存)76.5 km |
| 軌間 | 1067 mm |
| 駅・施設・接続路線 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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札沼線(さっしょうせん)は、北海道札幌市中央区の桑園駅から北海道樺戸郡新十津川町の新十津川駅までを結ぶ、北海道旅客鉄道(JR北海道)が運営する鉄道路線(地方交通線)である。学園都市線(がくえんとしせん)という愛称が付けられている。
目次 |
[編集] 概要
函館本線にほぼ並行して石狩川左岸を通っている。
札沼線という名称は、札幌駅と、かつての終点だった留萌本線石狩沼田駅から一文字ずつ取ったものである。ただ、1972年に新十津川 - 石狩沼田間が廃止されたため、札沼線という路線名が意味をなさなくなっていたこと、沿線に北海道教育大学札幌校や北海道医療大学など、学校が数多くあることから、1991年3月16日から学園都市線という愛称が付けられた。なお、列車内などで行われる乗り換え案内においても、正式名称の「札沼線」ではなく「学園都市線」が用いられている。
車窓は、石狩当別駅までは札幌郊外の住宅地、農地などである。その先はやや山地を抜ける。札比内駅から新十津川駅までは平坦な農地を進む。新十津川駅に向かって進行方向左側にピンネシリ山を含む山地がよくみえる。
桑園駅 - 北海道医療大学駅間はKitacaおよびこれと相互利用可能なIC乗車カードの利用可能区間となっている。
全線が非電化だが、JR北海道は2009年(平成21年)9月9日、桑園 - 北海道医療大学間 (28.9km) の電化工事に着手することを発表した。電化工事の事業主体は北海道高速鉄道開発である。完成は2012年(平成24年)春の予定とされている[1]。
[編集] 路線データ
- 管轄(事業種別):北海道旅客鉄道(第一種鉄道事業者)
- 路線距離(営業キロ):桑園 - 新十津川 76.5km
- 軌間:1067mm
- 駅数:29駅(起終点駅含む)
- 複線区間:八軒 - あいの里教育大間 11.4km
- 電化区間:なし(全線非電化)
- 閉塞方式:
- 桑園 - 八軒間 特殊自動閉塞式(軌道回路検知式)
- 八軒 - あいの里教育大間 複線自動閉塞式
- あいの里教育大 - 石狩月形間 特殊自動閉塞式(軌道回路検知式)
- 石狩月形 - 新十津川間 スタフ閉塞式
全線が本社直轄となっている。
[編集] 歴史
改正鉄道敷設法別表第136号に規定する「石狩國札幌カラ當(当)別ヲ經テ沼田ニ至ル鐵道」で、1931年(昭和6年)に北側の札沼北線(さっしょうほくせん)石狩沼田 - 中徳富(初代。現在の新十津川)間が開業したのを皮切りに1934年(昭和9年)に浦臼まで、南側は札沼南線(さっしょうなんせん)として1934年(昭和9年)に桑園 - 石狩当別間が開業した。1935年(昭和10年)に石狩当別 - 浦臼間の開業により全通し、札沼線と改称した。
敷設に当たっては立憲政友会代議士東武(あずまたけし)が尽力した。
太平洋戦争が激しくなると、不要不急線として、1943年(昭和18年)から1944年(昭和19年)にかけて石狩当別 - 石狩沼田間が休止された。
戦後は1946年(昭和21年)に石狩当別 - 浦臼間が復活したのに続いて1956年(昭和31年)までに全線が復活したが、営業成績は振るわなかった。1968年(昭和43年)には「赤字83線」に廃止すべき路線としてその名をあげられ、その取組みの中で新十津川 - 石狩沼田間が1972年(昭和47年)に廃止された。この時の廃止区間は34.9kmで、赤字83線における1路線の廃止距離としては最長だった。廃止区間の線路跡は農場の整備によってほとんど痕跡をとどめておらず、わずかに一部の駅の周辺に面影をしのぶのみとなっている。
1987年(昭和62年)の国鉄分割民営化に前後しての輸送強化や、札幌ニュータウン「あいの里」などの札幌市北部での住宅開発の進展もあり、札幌口では非電化ながらも高架・複線化され、新駅も設置された。この区間は列車本数が多く、編成も最大6両で、都市鉄道として脱皮が図られている。一方、新十津川側では列車の本数が依然として少ないままである。新十津川発着の列車は、新十津川以北廃止当時は5往復だったが、1986年3月3日のダイヤ改正以後は3往復となっている。
[編集] 年表
- 1931年(昭和6年)10月10日 【開業】札沼北線 石狩沼田 - 中徳富(34.9km) 【駅新設】北龍、碧水、和、石狩追分、雨龍、上徳富、石狩橋本、中徳富(初代)
- 1934年(昭和9年)10月10日 【延伸開業】中徳富 - 浦臼(13.8km) 【駅新設】下徳富、浦臼
- 11月20日 【開業】札沼南線 桑園 - 石狩当別(25.9km) 【駅新設】新琴似、篠路、石狩太美、石狩当別
- 1935年(昭和10年)10月3日 【延伸開業・全通】石狩当別 - 浦臼(36.8km) 【線名改称】札沼線 桑園 - 石狩沼田(札沼北線を札沼南線に編入) 【駅新設】石狩金沢、本中小屋、中小屋、石狩月形、札比内、晩生内
- 1943年(昭和18年)10月1日 【休止】石狩月形 - 石狩追分(-45.9km) 【駅休止】札比内、晩生内、浦臼、下徳富、中徳富、石狩橋本、上徳富、雨龍
- 1944年(昭和19年)7月21日 【休止】石狩当別 - 石狩月形(-20.4km) 【駅休止】石狩金沢、本中小屋、中小屋、石狩月形 【休止】石狩追分 - 石狩沼田(-19.2km) 【駅休止】石狩追分、和、碧水、北龍
- 1946年(昭和21年)12月10日 【営業再開】石狩当別 - 浦臼(36.8km) 【駅復活】石狩金沢、本中小屋、中小屋、石狩月形、札比内、晩生内、浦臼
- 1953年(昭和28年)11月3日 【営業再開】浦臼 - 雨龍(26.1km) 【駅復活】下徳富、中徳富→新十津川、石狩橋本、上徳富、雨龍
- 1956年(昭和31年)11月16日 【営業再開】雨龍 - 石狩沼田(22.6km)(全線復活) 【駅復活】石狩追分、和、碧水、北龍 【駅新設】鶴沼、南下徳富、中徳富(2代)、北上徳富、渭ノ津、中ノ岱、五ヶ山 【仮乗降場新設】南雨竜、中雨竜
- 1958年(昭和33年)7月1日 【駅新設】釜谷臼、月ヶ丘、知来乙
- 1959年(昭和34年)12月1日 【仮乗降場新設】於札内
- 1960年(昭和35年)9月1日 【駅新設】札的
- 9月10日 【駅新設】豊ヶ岡
- 1967年(昭和42年)12月15日 【新設】東篠路
- 1972年(昭和47年)6月19日 【路線廃止】新十津川 - 石狩沼田(-34.9km) 国鉄バスに転換(注) 【駅廃止】石狩橋本、上徳富、北上徳富、雨龍、石狩追分、渭ノ津、和、中ノ岱、碧水、北龍、五ヶ山 【仮乗降場廃止】南雨竜、中雨竜
- 1979年(昭和54年)2月1日 【貨物営業廃止】桑園 - 新十津川(-76.5km)
- 1981年(昭和56年)12月1日 【仮乗降場新設】大学前
- 1982年(昭和57年)4月1日 【仮乗降場→駅】大学前
- 1986年(昭和61年)6月28日 【臨時乗降場新設】百合が原
- 11月1日 【駅新設】あいの里教育大 【臨時乗降場新設】新川、太平
- 1987年(昭和62年)4月1日 【承継】北海道旅客鉄道 【臨時乗降場→駅】新川、太平、百合が原 【仮乗降場→駅】於札内
- 1988年(昭和63年)11月3日 【駅新設】八軒 【高架化】桑園 - 八軒 【駅高架化】桑園
- 1991年(平成3年)3月16日 学園都市線の愛称を設定
- 1995年(平成7年)3月16日 【複線化】太平 - 篠路(2.9km) 【駅名改称】東篠路→拓北、釜谷臼→あいの里公園、大学前→北海道医療大学
- 1996年(平成8年)3月16日 【ワンマン運転開始】石狩当別 - 新十津川
- 6月23日 【高架化】八軒 - 新川 【駅高架化】八軒(新駅舎は1997年3月完成)
- 1997年(平成9年)3月22日 【複線化】篠路 - あいの里教育大(3.4km)
- 1999年(平成11年)8月22日 【高架化】新川 - 新琴似 【駅高架化】新川、新琴似(新駅舎は2000年3月完成)
- 2000年(平成12年)3月11日 【複線化】八軒 - 太平(5.1km)
- 2006年(平成18年)3月18日 【駅廃止】中徳富
- 2007年(平成19年)10月1日 【駅ナンバリング】桑園 - 北海道医療大学
- 2008年(平成20年)10月25日 IC乗車券のKitacaを桑園 - 北海道医療大学に導入
(注)当初は国鉄バスに転換されて滝川駅 - 新十津川駅 - 石狩沼田駅間が運転されていた(→石狩線)。のちに新十津川駅への乗り入れは廃止、さらにジェイ・アール北海道バスの空知地区撤退に伴い2003年(平成15年)3月1日より北海道中央バスに移管された。
[編集] 運行形態
基本的に運行系統は石狩当別駅で分かれている。ただし、同駅から1駅先の北海道医療大学駅まで札幌駅から直通する列車も設定されている。また、石狩当別以北専用車両であるキハ40形400番台の出入庫のため、1日1本ずつ北海道医療大学駅を越えて直通する「札幌→浦臼」と「新十津川→札幌」の系統がある。
運用の関係上、キハ40形400番台以外にキハ40形700番台が札沼線に入線することがある[2]。
路線上の起点は桑園駅だが、桑園駅発着の列車はなく、石狩当別以南で運転される列車はすべて1駅隣の函館本線札幌駅まで乗り入れる。函館本線の列車と競合しダイヤ上の制約があったために、1994年(平成6年)11月1日に札幌 - 桑園間に設けた札沼線専用の単線の使用を開始した。1日1往復、函館本線経由で江別駅までの乗り入れがある。
札幌駅から北海道医療大学駅までは札幌市の大都市近郊区間として運転本数が多く、あいの里教育大駅・あいの里公園駅・石狩当別駅・北海道医療大学駅折り返しの列車が多数設定されている。札幌 - あいの里教育大間では日中おおむね20分間隔で列車が運転されていて、石狩当別駅までは毎時1本、北海道医療大学駅までも1 - 2時間に1本はある(北海道医療大学駅に関しては学生に合わせたダイヤが設定されており、平日朝下りと午後上りは本数が多くなる)。しかし、北海道医療大学駅から石狩月形駅は1日7.5往復、石狩月形駅から浦臼駅までは7往復で3時間ほど運行のない時間帯があり、浦臼駅から新十津川駅までは3往復しか設定されていない。すなわち、新十津川駅には1日に3本しか列車が来ない。また、函館本線滝川駅から石狩川を挟んで新十津川駅へは線路で繋がっていないが、路線バスなどで連絡可能であり(北海道中央バス。かつてはジェイ・アール北海道バスでも連絡可能であった。石狩線を参照)、札幌へ移動する場合には新十津川町町民でも札沼線を使う人は僅少といえる。ただし、運転本数の少なさから鉄道ファンには人気がある。石狩当別 - 新十津川間は、札幌 - 北海道医療大学間の列車を除きワンマン運転である。
線内で車両が夜間滞泊する駅はなく、毎日苗穂運転所へ(から)回送される。
[編集] 使用車両
- 国鉄キハ40系気動車
- JR北海道キハ141系気動車(桑園 - 北海道医療大学間のみ)
- JR北海道キハ201系気動車(桑園 - 北海道医療大学間のみ)
全車苗穂運転所所属
[編集] 駅一覧
- 便宜上、桑園駅側の全列車が乗り入れる函館本線札幌駅 - 桑園駅間も合わせて記載する。
- 全駅北海道に所在。
- 全列車普通列車(全駅に停車する)。
- 凡例
:特定都区市内「札幌市内」の駅- 単線/複線 … ∥:複線区間、◇:単線区間(列車交換可能)、|:単線区間(列車交換不可)、△:交換列車の一方が北海道医療大学発着の場合に限り列車交換可能、∨:ここより下は単線、∧:ここより下は複線
- (注)札幌 - 桑園間は函館本線の三線区間で、そのうち1線を札沼線の列車が使用している。
| 路線名 | 駅番号 | 駅名 | 駅間営業キロ | 桑園 からの 営業キロ |
接続路線 | 単線/複線 | 所在地 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ※ | 01 | 札幌駅 |
- | 1.6 | 北海道旅客鉄道:函館本線(岩見沢方面)・千歳線[* 1] 札幌市営地下鉄:■南北線(さっぽろ駅:N06)・■東豊線(さっぽろ駅:H07) |
∨ | 札幌市北区 |
| S02 | 桑園駅 |
1.6 | 0.0 | 北海道旅客鉄道:函館本線(小樽方面) | ◇ | 札幌市中央区 | |
| 札沼線 | |||||||
| G03 | 八軒駅 |
2.2 | 2.2 | ∧ | 札幌市西区 | ||
| G04 | 新川駅 |
1.5 | 3.7 | ∥ | 札幌市北区 | ||
| G05 | 新琴似駅 |
1.9 | 5.6 | 札幌市営地下鉄:■南北線(麻生駅:N01) | ∥ | ||
| G06 | 太平駅 |
1.7 | 7.3 | ∥ | |||
| G07 | 百合が原駅 |
1.3 | 8.6 | ∥ | |||
| G08 | 篠路駅 |
1.6 | 10.2 | ∥ | |||
| G09 | 拓北駅 |
2.0 | 12.2 | ∥ | |||
| G10 | あいの里教育大駅 |
1.4 | 13.6 | ∨ | |||
| G11 | あいの里公園駅 |
1.5 | 15.1 | ◇ | |||
| G12 | 石狩太美駅 | 4.2 | 19.3 | ◇ | 石狩郡当別町 | ||
| G13 | 石狩当別駅 | 6.6 | 25.9 | ◇ | |||
| G14 | 北海道医療大学駅 | 3.0 | 28.9 | △ | |||
| 石狩金沢駅 | 2.2 | 31.1 | | | ||||
| 本中小屋駅 | 4.5 | 35.6 | | | ||||
| 中小屋駅 | 3.2 | 38.8 | | | ||||
| 月ヶ岡駅 | 2.8 | 41.6 | | | 樺戸郡月形町 | |||
| 知来乙駅 | 2.6 | 44.2 | | | ||||
| 石狩月形駅 | 2.1 | 46.3 | ◇ | ||||
| 豊ヶ岡駅 | 4.7 | 51.0 | | | ||||
| 札比内駅 | 2.5 | 53.5 | | | ||||
| 晩生内駅 | 4.5 | 58.0 | | | 樺戸郡浦臼町 | |||
| 札的駅 | 2.9 | 60.9 | | | ||||
| 浦臼駅 | 1.8 | 62.7 | | | ||||
| 鶴沼駅 | 3.4 | 66.1 | | | ||||
| 於札内駅 | 1.8 | 67.9 | | | ||||
| 南下徳富駅 | 1.5 | 69.4 | | | 樺戸郡 新十津川町 |
|||
| 下徳富駅 | 2.1 | 71.5 | | | ||||
| 新十津川駅 | 5.0 | 76.5 | | |
[編集] 廃駅
廃止区間の駅を除く。
[編集] 過去の接続路線
[編集] 廃止区間
- 事業者名、自治体名は廃止当時のもの。
- 仮乗降場のキロ程は実キロによる。
| 駅名 | 駅間営業キロ | 桑園 からの 営業キロ |
接続路線 | 所在地 |
|---|---|---|---|---|
| 新十津川駅 | 76.5 | 日本国有鉄道:札沼線(現存区間) | 樺戸郡 新十津川町 |
|
| 石狩橋本駅 | 2.7 | 79.2 | ||
| 上徳富駅 | 2.8 | 82.0 | ||
| 北上徳富駅 | 1.7 | 83.7 | ||
| 南雨竜仮乗降場 | (2.8) | (86.5) | 雨竜郡雨竜町 | |
| 雨竜駅 | 5.1 | 88.8 | ||
| 中雨竜仮乗降場 | (1.0) | (89.8) | ||
| 石狩追分駅 | 3.3 | 92.1 | ||
| 渭ノ津駅 | 2.4 | 94.5 | ||
| 和駅 | 3.4 | 97.9 | 雨竜郡北竜町 | |
| 中ノ岱駅 | 3.1 | 101.0 | ||
| 碧水駅 | 1.8 | 102.8 | ||
| 北竜駅 | 3.2 | 106.0 | 雨竜郡沼田町 | |
| 五ヶ山駅 | 2.6 | 108.6 | ||
| 石狩沼田駅 | 2.8 | 111.4 | 日本国有鉄道:留萌本線 |
[編集] 脚注
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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