東進ハイスクール
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東進ハイスクール(とうしん - )は、株式会社ナガセによって経営される東京都武蔵野市吉祥寺に本部を置く大学受験予備校である。首都圏を中心に85の校舎を持つ(2008年7月現在)。四大予備校という扱いを受けることもあるが、大手予備校として数えるかどうかについては異論も多い。このほかに、フランチャイズとして全国で約800校の東進衛星予備校が展開されている。現役生中心となっており、東進ハイスクールの浪人生向けの特訓本科コースを設置する校舎は12校のみとなっている(東進衛星予備校は別)。なお、これより以下の項目は特筆するもの以外は東進衛星予備校にも当てはまるものである。
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[編集] 概要
社長の永瀬昭幸が東京大学在学中アパートの一室ではじめた「ナガセ進学教室」に、その起源を持つ。立ち上げ当時は株式会社方式の予備校として話題を集めた(通常は準学校法人による経営のため)。88年には有名講師を競合予備校から引き抜き、90年代初頭の大浪人時代のピーク前に「現役中心」の運営体系に切り替えた。授業方式は、一部例外を除いてDVDの視聴によるものであり、生授業の予備校のスタイルは全く残っていない。また、特待生制度がある。尚、香港・台湾・上海・北京にある東進総合予備校とは、略した名前が一緒なだけで何の関係もない(経営者もつくった人も別)。なお、CMでは鈴木杏を起用している。
[編集] 沿革
- 1971年3月 東京都三鷹市で「ナガセ進学教室」をスタート。
- 1976年3月 東京都武蔵野市に「東京進学教室」開設。
- 1976年5月 「株式会社ナガセ」設立。
- 1978年12月 東京進学教室を「東進スクール」に改称。
- 1985年4月 現役高校生のための「東進ハイスクール」を吉祥寺を本部校として創設。
- 1986年12月 株式会社ナガセと株式会社ナガセ進学センターが合併。
- 1988年4月 東進ハイスクール吉祥寺校に高卒生のための大学受験本科を併設。
- 1988年12月 株式を店頭公開。
- 1989年11月 出版事業部を設立。
- 1991年4月 東進ハイスクール全校舎を対象にした衛星授業「サテライブ」を開始。
- 1992年3月 サテライブを配信する「東進衛星予備校」を開設し全国の塾・予備校を対象にフランチャイズ展開。
- 1993年9月 東進衛星予備校の加盟校が開設1年半で全国で300校に到達。
- 1996年4月 「ナガセPCスクール」開設。衛星デジタル放送参入のため、郵政省より委託放送業務認定証を交付される。
- 1997年3月 デジタル化による放送開始。
- 1997年4月 パーフェクTV!(現スカイパーフェクTV!)にて東進Dスクール本放送開始。
- 1998年4月 ロイタージャパンと提携し、「東進Dスクール英語コース」チャンネルで「Toshin English News」を放送開始。[2001年1月終了]
- 1999年1月 プレイステーション対応のエデュテイメントゲーム「プレイで覚える英単語でるでる1700」を開発・発売。
- 1999年8月 PCスクールのパソコン講座とDスクールのTOEIC・英検対策講座などの社会人対象講座が、教育訓練給付制度講座として労働省より認定。(放送通信講座としては日本初)
- 1999年10月 2002年の教育改革に対応する新しいタイプの個別指導塾「東進こべつ塾」開校。
- 2000年2月 米スタンフォード大学と組んで、新しい教育システムを開発するアイ・キャンパスを設立。
- 2000年3月 ナガセPCスクール本部を分社化し、株式会社ナガセピーシースクール設立。
- 2004年2月 株式会社ナガセマネージメントを設立(グループ管理会社)。
- 2005年10月 株式会社進級スクール(愛媛県松山市 現:東進四国)がグループの一員となる。
- 2006年10月 株式会社四谷大塚がグループの一員となる。
[編集] 学習システム
[編集] DVD授業
従来の予備校などが行う「生徒を集めて行う生授業」は、双方向教育の可能性や授業の臨場感などの長所がある。一方で、授業を欠席した際にその回の内容をフォローできない。また、人気講師は都市部に集中しがちであるため、都市部と地方で教育格差が生まれうる。以上が東進ハイスクールの問題関心であった。そこで、生授業の短所を克服すべく、授業をDVDで行うこととした。ただし、収録年にも注意を払わなければ旧過程の年に収録された講座(2005年以前)がパンフレットに混じっていたりするので講座は慎重に決めるべきである。DVD授業方式では担当講師には直接質問できないため、講師と接することができないという教育の一方向性も一見すると生じているように見える。しかし、確認テスト・修了判定テスト、東進主催の模試、東進ブックス、数学の教科書・傍用問題集などについて自宅または校舎据付の電話やFAXなどで質問することができる。講座の選択の仕方がかなり難しいため、現役生など受験を熟知していない人は体験授業の利用、チューターのフォローアップなどから情報を受け取り、良い講座を選択することが重要である。
[編集] 学力POS
学力POS(Point Of Study)とはインターネットを利用した東進生専用の統合的な学習システムおよびそのWebサイトのことである。後述の確認テストや高速マスター講座などは全てここから利用することになる。また、保護者向けにも別途に用意されており、そこでは生徒の模試成績や学習状況などが確認できる。
[編集] 確認テスト
東進では、毎回の授業終了後にパソコンで受けることが出来る確認テストが用意されており、一定の点数以上(SS判定)を得点しないと次の授業を受講できない。さらに、全範囲終了後には制限時間が最大90分の講座修了判定テストと呼ばれる総確認のテストもある(これらに加えて中間テストと呼ばれるテストが用意されている講座も多数ある)。東進側は生徒が解法を自分で見つけ出すことの教育効果を想定しているため、これらのテストでは解法は表示されない。
[編集] 高速基礎マスター講座
- 高速基礎マスター講座には高速暗記講座と高速トレーニング講座の二種類があり、高速暗記講座は英単語や古文単語、史事や化学式などの暗記を必要とする基本項目のほとんどはこの講座で確認できるしくみとなっている。システム上のトラブルの報告が多々寄せられているが、これには自分が間違えた単語などをまとめて確認・印刷できる機能もある。一方、高速トレーニング講座では英語の音読(教材はアメリカの教科書に使われた文章)や計算力を上げるための数学の問題が用意されている。
- なお、料金体系としては高速基礎マスター講座は、「英数国」で通年授業1講座分、理科や社会を利用したい場合は講習授業1講座分(日本史と世界史は2講座分)の料金が必要である。ただし、利用したい科目の通年授業1講座、または講習授業2講座を受講していなければ利用することができない。
[編集] 東大特進コース
東大志望の現役高校生用に毎年開講される短期集中型特別コースで、東京地区と大阪地区(一部横浜地区も)のみに設置される。ちなみに東大現役合格率は約61%である。このコースは以下の点で通常コースと差別化が図られている。
- (1)東大入試に特化した生授業を行い、高密度の授業展開を目指す。
- (2)通常コースの受講料に比べて非常に安価な授業料を設定し、東進や駿台、河合塾の模試成績により、特待生として認定する。安価な授業料を設定しているため、当コース授業料の損益分は、通常コースの授業料に上乗せしているのが現状である。
- (3)現役東大生スタッフ等によるチューター制度を設ける。
[編集] 担任制度
- 各生徒に社員が担任としてつき、月1回の生徒に合った講座の推薦・合格指導面談を行う。なお、パンフレットには記載されていないが、担任指導費として通期1講座分の料金(2008年現在73,500円)が必要であり、授業を受けるにはこの担任指導費を必ず払う必要がある。通常入学時および次年度への更新時に支払う。※東進衛星予備校の担任指導費は一律ではなく校舎毎に設定された金額が違う
- 担任助手と呼ばれる東進生のOBが、週1回行われる生徒へのグループ面談などを担当し、身近な成功体験を伝達するよう望まれている。
- グループ面談に加え、月1回行われる社員との面談により、自分に見合った講座の推薦や志望校の確認などが行われる。
- 担任助手は、東進生のOBOGの上位大進学者から選ばれることが多いため、一般的に社員よりも学歴が上であり、社員の教務力不足を補っている。1校舎あたりの社員数が少ないことによる人員不足を担任助手が補っていると思われがちだが、少数のリーダー的な働きをする社員と複数の優秀な現役大学生による運営で校舎経営ができるある種のビジネスモデルを構築しているとも言える。これは、DVD授業形式によって授業の質が常に一定に保たれているからこそ成り立っていることである。
[編集] 校舎一覧
- 東京都
- 吉祥寺本部校・九段下校・市ヶ谷校・高田馬場校・荻窪校・渋谷駅新南口校・下北沢校・五反田校・巣鴨校・本郷三丁目校・茗荷谷校・三軒茶屋校・都立大学駅前校・大井町校・蒲田校・北千住校・西新井校・綾瀬校・金町校・門前仲町校・西葛西校・高円寺校・光が丘校・石神井校・大泉学園校・成増校・東久留米校・武蔵境校・武蔵小金井校・国分寺校・調布校・府中校・聖蹟桜ヶ丘校・八王子校・町田校・錦糸町校・国立校・赤羽校・練馬校
- 南浦和校・浦和校・与野校・大宮校・春日部校・川越校・上福岡校・所沢校・新所沢校・小手指校・せんげん台校・草加校
- 武蔵小杉校・川崎校・鶴見校・横浜校・青葉台校・向ヶ丘遊園校・藤沢校・厚木校・平塚校・湘南台東口校・新百合丘校・たまプラーザ校
- 千葉校・稲毛海岸校・海浜幕張校・津田沼校・船橋校・北習志野校・八千代台校・土気校・行徳校・新浦安校・松戸校・新松戸校・南柏校・柏校・我孫子校・成田駅前校
- 取手校・荒川沖校・つくば校・土浦校
- 静岡校
- 長野校
- 奈良校・JR奈良駅前校
[編集] 閉鎖された校舎
- 大阪本部校(吹田市)
[編集] 関連項目
- 東進模試
- 東進衛星予備校
- 東進スクール
- 代々木ゼミナール
- 河合塾
- 駿台予備学校
- 四谷大塚
- 株式会社ナガセ
- 安河内哲也 - 英語科講師
- 宮崎尊 - 英語科講師
- 出口汪 - 現代文科講師
- 樋口裕一 - 小論文科講師(客員講師)
- 橋元淳一郎 - 物理科講師
- 和角仁 - 元古文科講師
- 神山睦美 - 元現代文、小論文科講師
- 河合サテライト講座 - 河合塾による衛星放送事業
- サテライン - 代々木ゼミナールが行う、衛星通信方式の講義システム
[編集] 外部リンク
最終更新 2009年8月25日 (火) 02:07 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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