松本電気鉄道5000系電車

松本電気鉄道5000系電車の最新ニュースをまとめて検索!

松本電気鉄道5000系電車5007。(2003年7月撮影)

松本電気鉄道5000系電車(まつもとでんきてつどう5000けいでんしゃ)は、松本電気鉄道がかつて保有していた電車である。東急5000系電車の譲受車で、上高地線で使用されていた。

[編集] 概要

1986年に上高地線が架線電圧を750Vから1500Vに昇圧する際、これまで使用されていた10形を代替するため、8輛が投入された。 譲受に際し、下記の改造が実施されている。

  • ワンマン機器(バックミラー、出入口表示器等)の取り付け
  • 前照灯のシールドビーム化
  • 両運転台化(モハ5007・5009)
  • 電装解除(クハ5002・5004・5006)
  • 塗色を白地に赤・青の帯、「MRC」のロゴの入ったものに更新
    なお、東急で譲渡工事終了後の試運転に際し、下塗りの白一色の「アルビノ」の状態で試運転されている。

形式は下記の通りである。種車は全て東急時代デハ5000形(制御電動車)。

モハ5000形
  • 5001・5003・5005
    片運転台の制御電動車。クハ5000形と編成を組んだ。
  • 5007・5009
    両運転台の制御電動車。元の連結面側に前面貫通型の運転台を取り付けた「平面ガエル」。両運転台化用の機器は別の廃車されたデハ5000形のものを使用している。
クハ5000形
  • 5002・5004・5006
    片運転台の制御車。

編成は2輛編成4本。番号は下記の通り(左側が新島々寄り)。

  • モハ5001-クハ5002、モハ5003-クハ5004、モハ5005-クハ5006、モハ5007+モハ5009

[編集] 車両番号の変遷

松電での車両番号 東急時代の車両番号
モハ5001 クハ5002 デハ5047 デハ5024
5003 5004 5051 5034
5005 5006 5055 5048
5007 モハ5009 5052 5050


[編集] 入線後の動向・現在

再塗装後。(2009年4月撮影)

1986年以来、上高地線で使用されてきたが、非冷房であったことや車体・機器の老朽化から車輛の代替が行われることになり、1999年2000年の間に3000系(元京王井の頭線3000系)に全車代替された。5007+5009は閑散時の単行運転を考慮して両運転台化されたものだったが、実際に単行で営業運転されることはなかった。

2006年5月、上田電鉄のイベントのために5200系の外観復元を行った際、本系列で使用されていたパンタグラフが譲渡された。

現在新村駅隣の車庫に5005-5006の編成が留置・保存されている。 なお、新村駅職員によると、5005-5006の編成が廃車後も新村車庫の留置線に保存目的で残しているとのことだが、車体は錆びや塗装の剥がれが目立ってきていて、かなり悪い状態になってきたため、地元・沿線ボランティア(主に「古い電車で新しい語らいの会」)等による再塗装が実施されている。なお再塗装は途中の段階であり、順次補修し復元していく模様である。 また、「古い電車で新しい語らいの会」は沿線にある松本大学の学生、松本電鉄職員、地域住民などにより構成される団体である。松本電鉄上高地線や5000系電車を利用し、地域活性化のため定例会やイベントの企画、運営を行い地域活性化に貢献している。



最終更新 2009年10月29日 (木) 18:06 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【松本電気鉄道5000系電車】変更履歴

ご利用上の注意