松本電鉄バス
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松本電鉄バス(まつもとでんてつバス)は、松本電気鉄道が長野県松本市を中心に運行するバス事業である。
営業所
松本電気鉄道発行の昭和59年9月1日現在時刻表によれば、当時は松本、白馬、大町、池田、麻績、明科、豊科、浅間、塩尻、辰野、新島々の11の営業所があったが、1991年(平成3年)には松本、白馬、大町、池田、明科、浅間、塩尻、新島々の8つに減少し、現在は松本、白馬、新島々の3営業所のみである(大町は川中島バス営業所と統合、浅間は案内所、塩尻は車庫として現存)。また、冬季は運休する上高地バスターミナル内の事務所は、車両・乗務員の配置は無いが「上高地営業所」を名乗る。
営業エリア
松本電気鉄道発行の昭和59年9月1日現在時刻表によれば、当時の営業エリアは、松本市、塩尻市、大町市、岡谷市、諏訪市、東筑摩郡全町村、南安曇郡全町村、北安曇郡池田町・松川村・白馬村・小谷村、諏訪郡下諏訪町、上伊那郡辰野町、小県郡丸子町であったが、その後10年間で大幅に路線廃止を行ったことにより、現在の営業エリアは松本市、大町市、安曇野市(四賀線・梓川線)、上田市、東筑摩郡波田町・山形村、北安曇郡白馬村・小谷村となっている。
高速バス・特急バス
松本発着の高速バス・特急バスは次の通り。尚、各路線の停車場、停車時刻及び下記以外の各路線については、松本電気鉄道のホームページ上で公開されている。[1]
飯田線
- 松本バスターミナル~飯田バスセンター
- 詳細はみすずハイウェイバスを参照
新宿線
- 松本バスターミナル~新宿駅西口
- 詳細は中央高速バスを参照
名古屋線
- 松本バスターミナル~名鉄バスセンター
- 詳細は中央道高速バスを参照
大阪線
- 松本バスターミナル~大阪(梅田)
- 詳細はアルペン松本号を参照
長野線
- 松本バスターミナル~長野県庁
- 詳細はみすずハイウェイバスを参照
高山線
- 松本バスターミナル~高山濃飛バスセンター
- 濃飛乗合自動車と共同運行
新穂高線(季節運行)
- 松本バスターミナル~新穂高温泉
- 濃飛乗合自動車と共同運行
路線バス
各路線の停車場、停車時刻は、松本電気鉄道のホームページ上で公開されている。[2][3]
松本営業所管内の路線は次の通りであり、路線に記されている[ ]内の数字は系統番号である。実際には途中折り返しも含めて、行先ごとに番号がつけられているため、[ ]内に矢印を付け、行き先と番号の関係を明確にしている。 系統番号の付番方式は、上記の路線図にも記されているが、
- 200代:タウンスニーカー
- 100代:循環線
- 上の3桁番号は、10番単位で付与されている。
- 10:松本バスターミナル行きで、他の路線と経由地等で混同される恐れが無い便
- 20代:市民芸術館経由
- 30代:松本城経由
- 40代:蟻ヶ崎経由
- 50代:浅間温泉行き
- 60代:山形方面
- 70代:東町経由
- 80代:空港・今井方面([85]神林・水代線は空港方面の路線ではないので、実際には神林方面である)
- 90代:寿台東口経由
- 上の2桁代の番号は、下一桁が0:松本バスターミナル行きの便・下一桁が0でない:松本バスターミナル発の便となっている。
松本周遊バス(通称:タウンスニーカー)
松本市内を片方向循環する路線。多客期には増発される場合がある。この路線は、1999年に松本市長が松本駅~松本城間における周遊バス運行を発案したことが発端で、同時に、松本電気鉄道も100円運賃による市街地循環バスを計画していたため、双方の計画をすり合わせることにより誕生した路線である。この路線の運行前は市街地におけるバス利用者はあまり多くなかったが、運行後は他路線も含め利用者が増加傾向となった(下記の利用状況参照)。車両は日野・レインボー、日野・ポンチョ(いずれもタウンスニーカー専用デザイン)を使用している。
- [200] 北コース:松本駅(お城口)→松本城黒門→鷹匠町→東町→深志高校前→松本駅(お城口)
- 1999年4月18日運転開始。当時は松本城周遊バスと呼ばれていた。
- [210] 東コース:松本駅(お城口)→時計博物館→蔵シック館→はかり資料館→日ノ出町→県ヶ丘高校→あがたの森公園→旧松本高校→松本市美術館→市民芸術館→松本駅(お城口)
- 2002年4月1日運転開始。
- [220] 南コース:松本駅(お城口)→松本市美術館→松南高校前→ライフスクエアコモ庄内→相澤病院→松本駅(お城口)
- 2003年4月28日運転開始。
- [230] 西コース:松本駅(アルプス口)→なぎさライフサイト→丸の内病院→合同庁舎→荒井→松本駅(アルプス口)
- 2007年8月1日運転開始。
- 利用状況
- 1999年度:61,779人
- 2000年度:67,804人
- 2001年度:77,345人
- 2002年度:183,117人
- 2003年度:244,627人
なお、各コースの停車場、停車時刻及び路線図については、松本市役所のホームページ上でも公開されている[4][5]。 2008年7月16日より運賃が北コースと東コースは190円均一、南コースと西コースは150円ないし190円となっている[6]。
北市内線
- [110] 東まわり:松本駅前バスターミナル北→松本市美術館→横田→大学病院前→深志高校前→松本駅前バスターミナル北
- [120] 西まわり:松本駅前バスターミナル北→深志高校裏→大学病院前→横田→松本市美術館→松本駅前バスターミナル北
- 松本深志高校の周囲の道路が一方通行になっているため、バス停が異なっている。
信大横田循環線
浅間線
- [→51] [←10] 松本バスターミナル~八十二銀行前~信州大学前~総合体育館~浅間橋~(下浅間→・←浅間温泉文化センター前)~浅間温泉
- かっては昼間でも10分毎に運行され、松電バス随一の運行頻度を誇っていたが、2008年7月16日のダイヤ改正で新浅間線と統合されて信大横田循環線・横田信大循環線とされ、現在では1時間毎の運転となっている。2008年12月16日より、浅間橋~浅間温泉間が循環運行に改められ、浅間温泉方向はかっての浅間線の経路、松本方向はかっての新浅間線の経路で運行されている。
横田信大循環線
- [160] 松本バスターミナル→松本市美術館→横田→浅間橋→信州大学前→銀行前→松本バスターミナル
新浅間線
- [→52] [←10] 松本バスターミナル~松本市美術館~横田~松本第一高校~(下浅間→・←浅間温泉文化センター前)~浅間温泉
- かつての鉄道浅間線のルートを走る路線。1993年までは浅間橋~浅間温泉間で線路跡を使った未舗装のバス専用道路(現在は舗装2車線の市道)を通行していた。2008年7月16日のダイヤ改正で浅間線と統合されて信大横田循環線・横田信大循環線とされ、現在では平日のみ2.5往復の運転となっている。2008年12月16日より、浅間橋~浅間温泉間が循環運行に改められ、浅間温泉方向はかっての浅間線の経路、松本方向はかっての新浅間線の経路で運行されている。それに伴い、浅間温泉方向は浅間橋停留所に停車しなく(停車できなく)なった。
美ヶ原温泉線
- [→31] [←30] 松本バスターミナル~惣社(そうざ)~美ヶ原温泉
入山辺線
- [→大和合行き71・三反田行き72] [←70] 松本バスターミナル~惣社(そうざ)~入山辺出張所前~三反田組合前~大和合
美ヶ原高原線(季節運行)
美ヶ原高原美術館線(季節運行)
- 松本バスターミナル~浅間温泉~美ヶ原温泉~三城~山本小屋~美ヶ原高原美術館
中山線
- [→22] [←10] 松本バスターミナル~古屋敷~中信松本病院~棚峯
- 2008年7月16日より、松原台線の廃止に伴って、古屋敷~棚峯間が延伸された。さらに同年12月16日には、寿台線の寿台東口バス停近くに松原西バス停が新設され、寿台団地へ行く場合にも使えるようになった。
並柳団地線
- [→23] [←10] 松本バスターミナル~西筑摩~団地南
寿台線
- [→91] [←10] 松本バスターミナル~寿橋~白川~寿台西口~村井松本病院~村井駅
- 2008年12月15日をもって、寿橋~平田~村井駅口~村井松本病院間が廃止された。それまでは寿台循環線という路線名だった。
内田線
- [→92] [←10] 松本バスターミナル~白川~寿台東口~倉村
- かって運行されていた片丘線の、松本市部分が後に復活した路線である。
空港・朝日線(信州まつもと空港連絡バス)
- [→信州まつもと空港行き81・下今井行き82・上今井行き83] [←80] 松本バスターミナル~神林高速バス停前~信州まつもと空港~下今井~上今井
- 信州まつもと空港のターミナル前に乗り入れる。休日は全て信州まつもと空港止まり。
神林~水代線
- [→85] [←80] 松本バスターミナル~鎌田~神林出張所前~水代橋
- 2008年12月16日より、高宮局前~下神東間の経路が変更され、大久保工業団地を経由するようになった。
山形線
アルプス公園線
- [→45] [←40] 松本バスターミナル~アルプス公園
四賀線
- [→保福寺下町行き75・化石館行き76] [←70] 松本バスターミナル~信州大学前~岡田東区~化石館~保福寺下町
鹿教湯温泉線
- [→鹿教湯三才山病院非経由便35・鹿教湯三才山病院経由便36] [←30] 松本バスターミナル~信州大学前~総合体育館~水汲橋~(一部便のみ鹿教湯三才山病院経由~)鹿教湯温泉上
- 鹿教湯温泉三才山病院口~鹿教湯東(鹿教湯車庫)相互間のみの乗車は千曲バスとの関係上できない。
三才山線
- [→41] [←40] 松本バスターミナル~法務局前~一の瀬
- 2008年7月16日より、北部循環線の廃止に伴って、松本バスターミナル~追分間が、信州大学前経由から法務局前経由に変更となった。
会田線
- 明科駅~会田~化石館~保福寺下町
梓川線
- 一日市場駅~立田~八景山
白馬営業所管内の路線は次の通り。
黒部線
- 信濃大町駅~大町温泉郷~日向山高原~扇沢駅
- 川中島バス・北アルプス交通と共同運行。立山黒部アルペンルートの大町市側の入口で大町アルペンラインを走る。[要出典]
白馬線
栂池線・落倉線
新島々営業所管内の路線は次の通り。
上高地線
- 新島々営業所~上高地
- 長らく車掌が乗っていたが、1998年よりワンマン化された。
乗鞍線
- 新島々営業所~国民休暇村
白骨温泉線
- 新島々営業所~白骨温泉
稲核(いねこき)線
- 新島々営業所~奈川渡ダム
- 上高地線・乗鞍線と同じ経路を走るが、単独の路線名がつけられている。地元の通勤通学客のための路線。
委託バス
長野県内の自治体からバスの運行委託を受けている。
廃止路線・廃止区間
高速バス
- 松本~東京線
- 松本バスターミナル~東京駅八重洲口
- 詳細は中央高速バス#松本線 - ダブルトラックを参照。
- 金沢~松本線
- 金沢駅前~平湯温泉~松本インター前~松本バスターミナル
- 中部国際空港線
- 松本バスターミナル~松本インター前~中部国際空港
- ホテルメトロポリタン長野~松本インター前~中部国際空港(川中島バス運行)
松本空港連絡バス
- 松本バスターミナル~信州まつもと空港
- 2008年1月15日廃止[7]。
- 松本インター前~信州まつもと空港
路線バス
車両
本節では以下、GI(グループアイデンティティ)導入に伴い導入されたアルピコグループ共通色を「アルピコカラー」と表記する。
高速・貸切車
高速車は36人乗り便所付のハイデッカー・スーパーハイデッカーで統一されている[8]。2009年夏には中央高速バス新宿~松本線にセレガハイブリッド(RU1ASAR)が導入されている。
貸切車は途中の道路環境が厳しい上高地への輸送に対応した全長11m級のミドルデッカーが主体である[8]が、スーパーハイデッカー車両も存在する。一時期、定期観光バス用にダブルデッカーを導入したことがある[8]。
塗装デザインは当初は路線車と同様の色であったが、1985年に貸切バス販売センターとして「信州観光バスセンター」が設立されるのと同時期に銀色ベースにブルーとピンクの帯を入れたカラーリングに変更された[9]。さらに1990年12月からGI導入に伴いアルピコカラーが導入されている[10]。
路線車
路線バス車両では近年までは新製冷房車の導入に消極的で、自社発注車両は1991年まで非冷房車の導入であった。特に1988年に導入されたいすゞ・キュービック(P-LV314L)は、非冷房車でありながらT字形の半固定窓を装備した車両であった[11]。1992年の導入車両から冷房車となっている。
1994年からはハイブリッドバスの日野HIMRが上高地線に新製配属され、以後も継続的にHIMR車の導入を進めたことから、1999年には環境庁(当時)から自然環境功労者表彰を受けた。さらに2001年からはセレガHIMRも加わった。また、同時期からは京阪バスや淡路交通・山陽電鉄バスなどからの移籍車の導入も始まった[11]。
過去の車両で特筆すべきものとしては、1973年から1975年にかけて、ボンネットバスを置き換えるため北村ボディを架装したいすゞBU10Kが挙げられる。これらは当初上高地線を走り、その後松本や白馬などの各地に転属、一部は長野オリンピックの観客輸送も担当[11]し、翌1999年秋にさよなら運転を行なって廃車となった。これらの車両の一部はGI導入に伴う塗装変更でアルピコカラーに塗り替えられた[11](右の写真も参照)。中にはアルピコカラーをまとったバス窓の車両も存在し[11]、1997年時点でも長野オリンピックの輸送準備のため保管されていた[8]。
1991年に路線バスにアルピコカラーが導入された時点での塗装の地色はアイボリーホワイトだった[10]が、鹿教湯温泉線用のリフトバスがデビューした1995年以降の導入車両は新車・移籍を問わずパールホワイトになっている。
脚注
- ^ 信州の高速バス・特急バス
- ^ 路線バス時刻案内
- ^ バス路線図松本市近郊(PDFファイル)
- ^ 市内循環100円バス タウンスニーカーのご案内
- ^ 松本市内の観光むけ路線バス
- ^ "運賃改定・ダイヤ改正についてのお知らせ". 松本電鉄 (2008-07-10). 2008-07-14 閲覧。
- ^ "エアポートシャトル運行休止のご案内". 松本電鉄 (2008-01-15). 2008-03-08 閲覧。
- ^ い ろ は に バスジャパン・ニューハンドブック『松本電気鉄道・諏訪バス・川中島バス』p31
- ^ バスジャパン・ニューハンドブック『松本電気鉄道・諏訪バス・川中島バス』p24
- ^ い ろ バスジャパン・ニューハンドブック『松本電気鉄道・諏訪バス・川中島バス』p27
- ^ い ろ は に ほ バスジャパン・ニューハンドブック『松本電気鉄道・諏訪バス・川中島バス』p39-40
参考文献
- バスジャパン・ニューハンドブック22『松本電気鉄道・諏訪バス・川中島バス』(1997年・BJエディターズ)ISBN 4795277907
外部リンク
最終更新 2009年11月22日 (日) 11:22 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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