楊志
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楊 志(よう し)は中国の小説で四大奇書の一つである『水滸伝』の登場人物。
梁山泊第十七位の好漢。天暗星の生まれ変わり。渾名は青面獣(せいめんじゅう)で顔に巨大な青痣があることから由来する。楊志は宋初期の英雄楊業の子孫であり、若くして武挙に合格したエリート武官である。痣以外の外見的特徴は背はやや高めで髭は薄くあごにまばらに生えている程度。年齢は不明だが義兄弟の長幼から魯智深より年下、武松よりは年上、つまり三十代前半と思われる。
武芸十八般に通じた豪傑で、林冲、索超、魯智深、呼延灼等作中屈指の名手と互角に渡り合うなど、腕前は作中でもトップクラス。しかし天暗星の宿命のせいか、梁山泊の中でも最も激しい転落人生を送った人物の一人である。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。
[編集] 生涯
功臣の子孫で代々武官の家柄に生まれた楊志は彼自身も武官としての道を歩む。若くして武挙に合格し殿司制使(近衛隊長)の地位に登り順調に出世街道を歩むかに思われた。しかし他の九人の制使とともに花石綱運搬の監督を仰せ付かった時、嵐に巻き込まれ沈没。責任追及を恐れた彼は官職を捨てて逐電する羽目になった。
その後大赦が出た事を知った楊志は復職を望み都へ向かう。しかしその途中梁山泊にて一人の追剥に襲われる。追剥は存外手強くいつまでたっても勝負がつかない。実は追剥の正体はかつての禁軍教頭、林冲で梁山泊入山のための試験を受けさせられていた際に、運悪く楊志が通ったのだった。止めに入った梁山泊の首領王倫は、自分の地位安泰のため林冲の当て馬にしようと楊志に入山を進めるが、彼のプライドはそれを許さずこれを蹴る。
都に到着した楊志は太尉府に復官を願い出るも、任務に失敗した挙句逐電した事を高俅に責められ、復官の件は一蹴されている。この場面では珍しく高俅の言い分に筋が通っているが、楊志はその事をかなり根に持ったようで、後に高俅が梁山泊軍に捕われた際、林冲と共に高俅を殺そうと息巻いていた。 仕官運動で所持金を使い果たした楊志は、止む無く家宝の宝刀を売りに出している所に絡んできたゴロツキの牛二を斬殺してしまう。因みに吉川英治や北方謙三の小説では、宝刀の名が「吹毛ノ剣」「吹毛剣」等となっているが、原典にはそのような記述は無い(そもそも宝「刀」であって「剣」ですら無い)。 しかしすぐに自首したのと、相手が鼻つまみ者だったため、宝刀を没収の上北京へ流罪という軽い罰で済んだ。 その後流刑先の北京留守司梁世傑は彼を気に入り、軍人として取り立てようとするが、他の武官たちが納得しない事を考慮し、御前試合を催す。試合で周謹を破り、索超と引き分けた楊志は晴れて提轄使(民兵長)に取り立てられ、返り咲きに成功した。
数ヶ月して楊志は梁世傑の舅である蔡京の誕生祝(という体裁をとった賄賂)で、十万貫の価値がある生辰網の運搬監督を命ぜられる。しかしまたもや運悪く、晁蓋らが生辰網を狙っていた。それでも楊志は盗賊対策に十分な配慮をしていたが、指揮下にあるはずの使者や運び手達の反発に遭い、その隙を晁蓋ら盗賊団に突かれ、痺れ酒を盛られた挙句、宝物も全て奪われてしまう。帰るに帰れなくなった楊志は自殺を図るが、考え直して開き直り、無頼の徒として生きる事を決意した。
目的も無く旅をしていた楊志は偶然、林冲の弟子だった酒屋曹正、さらに林冲の義兄弟の魯智深と出会い意気投合、三人で青州二竜山にこもる山賊を退治し、ここで山賊稼業を始める。さらに武松、施恩、張青、孫二娘を加えた二竜山は梁山泊に次ぐ勢力を誇るようになる。その後、呼延灼が青州に攻め込んできた時は桃花山の救援に赴き呼延灼と激しい一騎討ちを繰り広げた。その後はさらに白虎山、梁山泊とも連合して呼延灼を捕らえ青州知事を討ち、そのまま梁山泊へと合流する。このときの祝宴で晁蓋たちが生辰網を奪った話題に及んだが楊志はおおいに笑って済ませた。
その後の戦闘では先鋒や部隊の中枢を担って軍の主力として活躍。百八星集結後は騎兵軍八虎将兼先鋒使に任命される。朝廷への帰順に際してはかつての楊志であったら狂喜したであろうが既に無頼の徒となっていた彼は反対し、捕虜になった高俅をかつての恨みから林冲とともに終始睨みつけていたが、いざ帰順した後も以前と同じように武功を立てた。しかし、方臘討伐の緒戦丹州攻略後に病にかかり(悲華水滸伝、中央電視台の大河ドラマなどでは足を負傷して破傷風にかかったとする)戦線離脱。回復することなく、乱終結までに他界した。
[編集] 関連項目
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| 三十六天罡星 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 七十二地煞星 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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