極左

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極左(きょくさ)とは、極端に過激な左翼思想やその思想の持ち主、あるいはその思想を行動規範とする党派。革命による体制変更を必須のものとして目指している。対義語は極右

目次

[編集] 概要

極左主義者の大部分は無政府主義者共産主義者であり、資本主義、資本家団体、ファシズム帝国主義ナショナリズムなどに反対するが、民族主義的極左など様々な潮流が存在する。

フランスの場合は、社会党や共産党の左に所属する政党と政治組合のことを言う。たとえば、反資本主義新党はその一つである。

冷戦終結以降では反グローバリズムないしアルテルモンディアリスムや、エコロジーを標榜することも多い。現代の極左勢力の多くは、反新自由主義反戦反核反原発、反人種差別主義、労働者階級の解放などを訴える。

[編集] 歴史

近代における市民社会確立の契機となった市民革命は、しばしば武力を伴う暴力革命であった。その代表的な存在であるフランス革命では、急進的な共和派国民議会の議長席から見て左側に陣取ったため、これが左翼の語源となった。フランス革命においては、革命の進行に伴って、共和派の中でもさらに急進的なジャコバン派独裁政治を開始し、反対派を多数処刑する恐怖政治を行った。この恐怖政治はテロリズムの語源となった。このような過激な革命党派のありかたは極左のルーツと言える。ただし、ジャコバン派の別称は、当時は議場においては後方の高い位置に陣取っていたことから「山岳派」となっていた。

1960代から70年代にかけて、ベトナム戦争に対する反戦運動や非同盟諸国の解放・民族自決運動、冷戦下の西側各国における学生運動の盛り上がりなどを背景として、パレスチナ解放人民戦線 (PFLP) 、フランスの直接行動グループ、西ドイツの赤軍派、イタリアの赤い旅団、日本の日本赤軍などが国際テロを行う有名な極左集団として台頭した。彼らは革命や民族解放を標榜してテロやハイジャックを頻繁に行った。とはいえ、これらの大半はその過激な犯罪行為によりテロリスト過激派として政府当局から弾圧され、ほとんどのケースで暴力革命・政府転覆という大きな目標は消滅することとなった。また、日本においては、党派間の路線対立による内ゲバの激化により、支持層やシンパの離反を招いて衰退した。

さらに、ソビエト連邦崩壊による冷戦終結とともに極左勢力の退潮は決定的となった。

近年では、先進国においては、爆弾テロや殺人(暗殺)といった非合法的暴力から、デモや抗議、プロパガンダといった合法的手段への転換を標榜する傾向にあり、主に市民派のグループを名乗って合法的な選挙によって議員を確保していることもしばしばある。また、活動手段の転換を基礎付ける形で、マルクス主義等の階級闘争史観を有する綱領を放棄するなど、政治目標においても路線転換を図った組織もある。しかし、中には、デモ行動中に暴徒化し破壊活動に走る場合もあり、それを意図してデモ参加者を扇動する党派も存在している。

一方、発展途上国では活発な活動を行なっているのはペルーセンデロ・ルミノソなど極一部に留まる。

[編集] 思想

マルクス主義、共産主義、無政府主義などを標榜してきたが、冷戦終結後においてはそれらを表面に出すことは少なくなった。現存する政府に対する反体制という立場・姿勢にはかわりはないが、具体的には民族的マイノリティの権利拡大などを標榜していることが少なくない。マルクス主義というイデオロギー、いわゆる「大きな物語」が消滅して過激な民族主義を主張する極右が台頭したように、民族的マイノリティにおいても過激な民族主義が台頭しつつある。

[編集] 関連項目

最終更新 2009年9月25日 (金) 08:23 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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