極道

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極道(ごくどう)とは、本来仏教用語で仏法の道を極めた者という意味であり、高僧に対し極道者(ごくどうしゃ)と称し肯定的な意味を指すものであった。然し江戸時代より侠客(弱いものを助け、強い者を挫く)を極めた人物を称える時に『極道者』と称した事から、博徒(ばくちで生計を立てる者)までも極道と称する様になった。江戸期の奉行所や戦前警察機構は、国民のためというより、権力者資本家などの味方で、体制の維持が主目的であったところから、庶民のあいだでは、警察組織よりやくざの方が、『人民の味方』と思っている人がかなりいたようである。そのため、本来の意味を外れ道楽を尽くしている者、ならず者や暴力団員と同義語で使われる逆の意味で使用される事が多くなった。最近でも阪神・淡路大震災の際にいち早く被災者に対する救援活動を行ったことも話題になった。

明治期の落語や劇では、素行の落ち着かない者、就労せず遊んでいる者を、『国道』と呼んでいる。尚、ヤクザものが自己を指して極道と言うのは、暴力団組員と呼ばれるのを嫌うためである。暴力団が極道を称するのは、かつての侠客に憧れを抱いている理由であるが、実際の活動は反社会行動集団を指す。

ヤクザという意味は本来『何の役にも立たない』と云う意味であり、極道という言葉の意味とは微妙な差異があるが、世間一般ではヤクザも極道も同意に取られることが多い。ヤクザも極道も「暴力団」に変わりはなく、法的な定義ではどちらも同じ「暴力団員」である。また、暴力団員ではなくとも、反社会的な行動をする者をヤクザまたはヤクザ者と呼ぶこともある。


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最終更新 2009年6月30日 (火) 09:27 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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