横紋筋融解症
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横紋筋融解症(おうもんきんゆうかいしょう、英: rhabdomyolysis)は、横紋筋細胞が融解し筋細胞内の成分が血中に流出する症状、またはそれを指す病気のこと。
[編集] 概要
横紋筋融解症は、事故や負傷などの外傷的要因や薬剤投与などの非外傷的要因によって発生する。横紋筋融解症が発生した場合、骨格筋が壊死を起こし筋細胞中の成分が血液中に浸出し、筋肉が障害されて筋肉痛や脱力感等の症状があらわれ、次第に疼痛や麻痺・筋力減退・赤褐色尿などの症状が発現する。放置した場合には腎不全などの臓器機能不全を発症し、死に至る場合が多い。症状の進展は速く、早期発見・早期治療が適わない場合には治癒率が著しく低くなる病気である。
血液生化学検査においては血中ミオグロビンが上昇し、クレアチンキナーゼ (CPK) などの筋原酵素も著しく上昇する。CPKの上昇は運動後の筋肉痛時と共通しているため、診断時にはCPKの他にミオグロビン値や筋組織の所見も指標としている。
[編集] 薬剤
横紋筋融解症の非外傷的要因としては、虚血症や低カリウム血症の他に、薬剤投与による発症がある。スタチン系薬剤・フィブラート系薬剤・ニューキノロン系薬剤・キサンチン系薬剤・漢方薬など、原因薬剤は多岐に渡る。健康なヒトを対象とした治験においての発症例は極々稀であるが、腎切除後を含めた腎機能障害を持つ人や恒常的に多剤投与を行っている人の場合は、横紋筋融解症の発症リスクが高くなると考えられている。但し、これらの薬物がどのようなメカニズムで横紋筋融解症を引き起こすかについては、いまだ解明されていない部分も多い。
なお健康なヒトを対象として治験が行われる場合は、条件として「治験前・治験中は運動禁止」というのが一般的である。これは上記の通り横紋筋融解症発症時の初期症状が自覚症状・血中症状共に筋肉痛と共通する部分が多いためである。
[編集] 治療
水分補給や点滴による脱水症状の改善や、薬剤投与による尿のアルカリ化が主に行われる。また薬剤投与による横紋筋融解症の可能性が疑われた場合には原因薬剤の投与中止が図られる。
最終更新 2009年9月25日 (金) 20:45 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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