樺太1945年夏 氷雪の門
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| 樺太1945年夏 氷雪の門 | |
|---|---|
| 監督 | 村山三男 |
| 製作総指揮 | 三池信 小倉寿夫 |
| 製作 | 望月利雄 守田康司 |
| 脚本 | 国弘威雄 |
| 出演者 | 二木てるみ 鳥居恵子 岡田可愛 藤田弓子 栗田ひろみ |
| 音楽 | 大森盛太郎 |
| 主題歌 | 九人の乙女 |
| 撮影 | 西山東男 |
| 編集 | エディー編集室 |
| 配給 | 東洋映画 |
| 公開 | |
| 上映時間 | 120分 |
| 製作国 | |
| 言語 | 日本語 |
| 制作費 | 5億円 |
| allcinema | |
| キネマ旬報 | |
『樺太1945年夏 氷雪の門』(からふと1945ねんなつ ひょうせつのもん)は、日本の映画。株式会社JMPが製作。1945年(昭和20年)8月15日の玉音放送後にも、ソ連軍による樺太(現サハリン)侵攻が行われた。この時に真岡郵便電信局で仕事を続けていた電話交換手9人の乙女に起こった悲劇を描いている。事件は真岡郵便電信局事件として知られている。
目次 |
[編集] 概要
玉音放送後の樺太を舞台として、ソ連軍の進攻が迫る中、最後まで電話交換手業務を続けた真岡郵便電信局の電話交換手であった9人の乙女の悲劇を中心に、ソ連による北方領土侵略の史実を描いた映画。
原作は金子俊男の『樺太一九四五年夏・樺太終戦記録』。氷雪の門とは北海道稚内市の稚内公園内にある樺太で亡くなった日本人のための慰霊碑。
同公園内にある九人の乙女の像は9人の電話交換手の慰霊碑である。多くの団体から推薦されるものの[1] 当時のモスクワ放送が「ソ連国民とソ連軍を中傷し、ソ連に対して非友好的」という論評を流したため[2]、東宝系での劇場公開が中止され、独立系での公開のみとなり、ほとんど日の目を見なかった [3]。
[編集] あらすじ
終戦間際の1945年夏、樺太の西海岸に位置する真岡町でも日ソ中立条約を一方的に破棄して参戦したソ連軍の侵攻に脅かされようとしていた。ソ連軍侵攻からの避難民は群をなして真岡町に向った。
8月15日には玉音放送によって終戦が告げられ、樺太全土に婦女子の強制疎開命令が出された。しかし、交換手の20人は命令に従わず、交換手として「決死隊」に参加。その後もソ連の進攻は止まらず、8月20日には真岡町沿岸にソ連の艦隊が現われ、艦砲射撃を開始。圧倒的なソ連軍の攻撃の前に日本側の抵抗もむなしく、町に侵攻される。
ここに至っても交換手たちはこの非常時における電話通信の重要性のため職場にとどまって仕事を続けていたがソ連軍が間近に迫ると青酸カリにより自決を選んだ。九人の乙女の像にも刻まれた「みなさん、これが最後です。さようなら、さようなら」が最後の言葉。
[編集] 主なスタッフ
- 色彩計測:田島忠男
- スチール:小林晃
- 小道具:松本義治
- 宣伝:神田直彦、高石能明
- 製作主任:大橋和男
- 製作担当:船津英恒
- 監督補:山野辺勝太郎
- 音楽構成:大森盛太郎
- 作曲:横山菁児
- 演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
- 合唱:二期会合唱団
- 音楽製作:セイ・ミュージックプロモーション
- ナレーター:臼井正明
ロールアップタイトル表記順(監督以外)
[編集] キャスト
- 中西清治-浜田光夫
- 斉藤秋子-岡田由紀子
- 菅原良子-柳川慶子
- 菅原美保子-栗田ひろみ
- 小松慶市-見明凡太郎
- 梅津勝介-柳谷寛
- 神崎雄一-織本順吉
- 仲村悦子-鳳八千代
- 柳田-久野四郎
- 高木-城山順子
- 渡部-久米明
- 林田千恵-北原早苗
- 田尻中佐-岸田森
他。
[編集] ビデオ
[編集] 関連項目
[編集] 脚注
- ^ 文部省選定・優秀映画鑑賞会推薦・青少年映画審議会推選・全日本教育父母会議推薦・日本PTA全国協議会特別推薦
- ^ 国弘威雄著『私のシナリオ体験-技法と実践』(1997年、映人社)277頁
- ^ 映画監督 新城卓氏 講演記録『映画「氷雪の門」にかかわって』
- ^ 株式会社 新城卓事務所内 映画『氷雪の門』上映委員会
- ^ イメージ等
- ^ Media Playerによる視聴提供
[編集] 参考文献
- 『樺太一九四五年夏・樺太終戦記録』(金子俊男, 1972年)
- 国弘威雄「戦争映画の難しさ」(のち国弘威雄著『私のシナリオ体験-技法と実践』1977年、映人社に加筆して収録)(『シナリオ』1973年8月号、シナリオ作家協会)
- 国弘威雄脚本「樺太一九四五年夏 氷雪の門」(『シナリオ』1973年8月号、シナリオ作家協会)
- 『死なないで!-一九四五年真岡郵便局「九人の乙女」』(川嶋康男文, 大宮健嗣絵, 1995年)ISBN 9784540950247
- 『女たちの太平洋戦争 北の戦場樺太で戦った乙女たちの生と死』(谷川美津枝, 1995年)ISBN 9784769807308
- 『九人の乙女一瞬の夏-「終戦悲話」樺太・真岡郵便局電話交換手の自決』(1989年刊『「九人の乙女」はなぜ死んだか』の増補)(川嶋康男, 2003年)ISBN 4877990127
最終更新 2009年7月11日 (土) 09:11 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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