櫻の園 (漫画)
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『櫻の園』(さくらのその)は、吉田秋生のオムニバス漫画。1985年から1986年にかけて『LaLa』(白泉社)に連載された。
目次 |
[編集] 概要
女子高校の演劇部に所属する生徒たちの心模様を描く。全4章から成り、各章のタイトルは「花冷え」「花紅」「花酔い」「花嵐」と桜の季語となっている。
毎年春の創立記念日にチェーホフの『桜の園』を演じるのが伝統になっている女子校・桜華学園で、演劇部に所属する少女たちの葛藤を通じて、少女たちの人間関係と心理を描いた。
1990年にじんのひろあき脚本、中原俊監督で実写映画化された。2008年11月、中原俊監督がふたたびメガホンを取り福田沙紀を主演に迎えてリメイクされた。
また、映画と同じじんのひろあきの脚本で舞台化(演出は堤泰之)され、1994年4月に東京芸術劇場にて初演、同年10月に青山円形劇場にて再演、2007年6月に青山円形劇場で三演。
[編集] 登場人物
- 中野 敦子(なかの あつこ)
- アーニャ役。付き合って1年になる彼氏のシンイチとそろそろHする時期なのかと悩んでいる。
- 杉山 紀子(すぎやま のりこ)
- ヤーシャ役。何人もの男の子と付き合っており(肉体関係はない)、クラスメイトからは何となく遠巻きにされている。俊一という彼氏がいる。
- 倉田 知世子(くらた ちよこ)
- ラネフスカヤ夫人役。敦子とは中等部からの親友。背が大きいことが悩みで、今までずっと男役ばかりだったので初めての女性役に戸惑う。男女のことについてとても奥手。
- 志水 由布子(しみず ゆうこ)
- ドゥニャーシャ役。演劇部の新部長。同級生だが敦子はなぜか敬語を使ってしまう。男嫌いで、知世子に好意を持っている。
- 井上 志摩子(いのうえ しまこ)
- 敦子とは中等部からの親友。男女のことについては耳年増。
- 中野 綾子(なかの あやこ)
- 敦子の10歳年上の姉。桜華学園の卒業生。間もなく結婚する。
- 坂田 シンイチ(さかた しんいち)
- 敦子の彼氏。別の高校のラグビー部。
[編集] 映画
[編集] 1990年版
1990年11月3日公開。製作はニュー・センチュリー・プロデューサーズ=サントリー、配給はアルゴプロジェクト。
ある女子高校の演劇部の、上演直前の舞台裏の騒動を中心に、それに翻弄される少女達の複雑な感情を切なく描いた。20人以上の部員を全員オーディションで選出し、極々普通の少女達の群像をリアルに描いた。
「少女達の友情」という、あまり注目されなかった題材を派手さを抑えて繊細に静かに描ききったことで、クオリティの高い作品として第64回(1990年度)キネマ旬報ベスト・ワン受賞をはじめ各方面で高い評価を受け、同時に興行的にも成功して当時の話題となった。
[編集] キャスト
桜華学園・演劇部3年
- 志水由布子(ドゥニャーシャ / 部長):中島ひろ子
- 杉山紀子(ヤーシャ):つみきみほ
- 倉田知世子(ラネフスカヤ):白島靖代
- 久保田麻紀(ロパーヒン):梶原阿貴
- 大町真由美(トロフィーモフ):三野輪有紀
- 平井和代(ガーエフ):白石美樹
- 戸田麗子(シャルロッタ):後藤宙美
- 河合喜美子(ピーシチク):いせり恵
- 井上志摩子(ワーリャ):金剛寺美樹
- 中野敦子(アーニャ):菅原香世
- 藤城千晶(フィールス):永田美妙
- 木村環(エピホードフ):丸山昌子
聖華女子学園
- 森沢なつ子
- 西山友紀子
- 植竹よしみ
知代子ファンの2年生
- 伊藤礼奈
- 森典子
- 広野美保子
桜華学園・演劇部2年
その他
[編集] その他スタッフ
- 演奏:熊本マリ「ショパンの主題による変奏曲」
- 製作者:岡田裕
- 企画:成田尚哉
- 企画協力:三浦修二
- アソシエイトプロデューサー:奥田誠治
- プロデュース:笹岡幸三郎
- 助監督:冨樫森、篠原哲雄、原正弘、竹内正樹
- ロケ協力:聖望学園中学校・高等学校
- スタジオ:日活撮影所
- 現像:東京現像所
- 上映時間:96分
[編集] 2008年版
- 2008年11月8日全国公開。配給は松竹。主演の福田沙紀は、映画初出演で初主演となる。監督は再び中原俊だが、脚本は「自虐の詩」の関えり香が担当。1990年版のリメイクではなく、リ・イメージとして、内容を一新。現代的な青春ガールズムービーとなっている。名門お嬢様女子高、櫻華学園では、ある事情によりチェーホフ「桜の園」の上演が禁じられており、そこに転校してきた元ヴァイオリニストの女の子が、その上演を復活させようと仲間と共に奔走する話、という設定に変えられている。
- 11月8日から11月30日までの23日間で、延べ観客動員数は30,431人、興行収入は3,775万6,900円、1館当たりの興行収入は約25万円(文化通信より)。エグゼクティブ・プロデューサーで、オスカーの石川薫専務は、「最低でも興行収入15億円」と語っていた。この動員数・興行成積は、単館上映作品ではなく、メジャー作品並みの150館規模で公開された映画としては異例の低さ(1館あたり各上映に1、2人しか入場していない)だった。
[編集] キャスト
- 結城桃(ペーチャ):福田沙紀
- 赤星真由子(ロパーヒン):寺島咲
- 小笠原葵(ラネーフスカヤ):杏
- 沢美登里(ワーリャ):大島優子(AKB48)
- 横田奈々美(アーニャ):はねゆり
- 水田真紀(舞台監督):武井咲
[編集] スタッフ
- 製作総指揮:古賀誠一・松本輝起
- エグゼクティブプロデューサー:関根真吾・石川薫
- プロデューサー:成田尚哉・池田史嗣・秋元浩之
- アソシエイトプロデューサー:東快彦・湊谷恭史・笹岡幸三郎
- 制作プロダクション:アルチンボンド
- 製作委員会メンバー:松竹、テレビ朝日、電通、GTエンタテインメント、木下工務店、集英社、白泉社、オスカープロモーション
- 上映時間:102分
[編集] 主題歌
[編集] オフィシャルビジュアルブック
- 「櫻の園」オフィシャルビジュアルブック:撮影 蜷川実花
[編集] ノベライズ携帯小説
- 「櫻の園」:かな
[編集] 舞台
[編集] 1994年版
[編集] 2007年版
2007年6月24日から7月1日まで青山円形劇場で上演。一部はWキャストで星組、月組となっている。
[編集] キャスト
- 志水由布子:佐藤寛子
- 倉田知世子:中村英里子
- 杉山紀子:青谷優衣
- 城丸香織:阿井莉沙
- 久保田麻紀:長谷川桃、能登まり子
- 大野真由美:飯塚由衣、萩原紀子
- 戸田麗子:かりん、松倉美紗
- 平井和代:川尻真紀、市川葵
- 河合喜美子:鈴木オルガ、琴あやの
- 井上志摩子:松永裕子、赤坂さなえ
- 中野敦子:諸塚香奈実、仲原舞
- 藤城千晶:児玉絹世、本間理紗
- 木村環:小池唯
- 三島一子:丸山葵
- 神奈川潮美:大瀬楓
- 高田真理子:稲葉さゆり
- 大西加奈子:松井友里絵
- 島田祐介:鯨井康介
- 中野綾子:大石里沙
- 里美枝美子:小西美帆
[編集] その他スタッフ
- 美術:本江義治
- 照明:倉本泰史
- 音響:石神保
- 衣装:沢木祐子
- 企画・制作:ネルケプランニング
[編集] 外部リンク
- 映画『櫻の園』公式サイト(2008年版)-ウインドウサイズを強制拡大するサイトのため閲覧要注意
- ネルケプランニング:STAGE/こどもの城 青山円形劇場 提携公演 『櫻の園』
最終更新 2009年12月1日 (火) 14:33 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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