武藤康史
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武藤 康史(むとう やすし、1958年9月8日 - )は日本の評論家、書誌学者。
東京生まれ。都立国立高校卒業。慶應義塾大学文学部国文科卒業、同大学院修士課程修了。中世和歌専攻。武蔵野音楽大学准教授(日本文学)。妻は同志社大学教授の植木朝子。
都立高校から何校か選び、そこを舞台にした小説や自伝的文章を紹介する「都立高校文学概説」を執筆している(『文学鶴亀』に収録)。
大学時代に映画・文学批評の同人誌「キップル」[1]を畑中佳樹、斎藤英治と発行。また、映画評論等を雑誌に寄稿、『マリ・クレール』や『リュミエール』で、古典的教養をポップに語り話題となった。 赤瀬川原平の『新解さんの謎』などで有名になった「新明解国語辞典」の独創的な語釈などについても、赤瀬川以前から取り上げていた。『吉田健一集成』(新潮社)における年譜・書誌作成などにも独特の才能を発揮。
2008年文藝エッセイ集『文学鶴亀』(国書刊行会)を上梓(題名は愛する作家・里見弴の作品『文学』と『鶴亀』を組み合わせたものである)。
なお、「旧字・旧かな」を愛していて、高校2年生の時から、ずっと「旧字・旧かな」で文章を書いている(高校2年の夏休みに、『谷崎潤一郎全集』を完読して、「乗り移った」とのこと)。雑誌などに発表する文章も、一旦「旧字・旧かな」で書いてから、「新字・新かな」になおしていた(あまりの効率の悪さに、三十代なかばに「最初から新字・新かな」でかけるよう、練習して会得したとのこと)
若くして事故死した歌人・国文学研究者安藤美保(彼女も「旧かな」で短歌を作る人であった)の日記を「水夢抄」の題で『短歌往来』に6年にわたって連載していた。『三田文学』に「三田文学の歴史」を連載中。
また、文学作品の朗読を愛し、樋口一葉作品の朗読家、幸田弘子の大ファンである。また、谷川俊太郎の自作朗読も素晴らしいという。朗読会にもよく行き、またラジオでもよく朗読番組を聴いている。
テレビ番組は嫌いで観ない。テレビは映画をビデオ、DVDで見るために使用しているという。パソコン、インターネットも一切やらない。
目次 |
[編集] 著作
[編集] 単著
- 『クイズ新明解国語辞典』正続(三省堂、1997) 『国語辞典で腕だめし』ちくま文庫
- 『国語辞典の名語釈』(三省堂、2002)
- 『旧制中学入試問題集』(ちくま文庫、2007)
- 『文学鶴亀』(国書刊行会、2008)
[編集] 共著
- 『新ことばのくずかご』(見坊豪紀、稲垣吉彦との共著 言語生活 1988)
[編集] 編著
- (里見弴)『秋日和・彼岸花』(夏目書房、1995)
- (江藤淳)『アメリカと私/戦後と私』(日本図書センター、1998)
- (柴田武監修)『明解物語』(三省堂、2001)
- 『林芙美子随筆集』(岩波文庫、2003)
[編集] 翻訳
[編集] 年譜
- 1977年
- 慶應義塾大学文学部国文学科入学、太田次男に師事
- 1981年
- 同大学院修士課程進学
- 都立高校の非常勤講師を勤める。
[編集] 注釈
- ^ なお、「キップル(kipple)」とはSF作家のフィリップ・K・ディックが、彼の小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』の中で作った造語。「ダイレクト・メールとか、からっぽのマッチ箱とか、ガムの包み紙とか、きのうの新聞とか、そういう役に立たないもの」のことである。
最終更新 2009年10月7日 (水) 02:49 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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