毎日王冠

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毎日王冠
開催地 東京競馬場
施行日 2009年10月11日
格付け GII
1着賞金 6500万円
距離 芝1800m
出走条件 サラブレッド系3歳以上(国際)(指定)
負担重量 3歳55kg、4歳以上57kg、牝馬2kg減、過去1年牝馬限定戦を除くGI級優勝2kg増、過去1年超GI級優勝、過去1年牝馬限定GI級および牝馬限定戦を除くGII級優勝1kg増(2歳時除く)
第1回施行日 1950年11月12日
  

毎日王冠(まいにちおうかん)は、日本中央競馬会(JRA)東京競馬場1800mで施行する中央競馬重賞GII競走である。毎日新聞社が寄贈賞を提供している。

目次

[編集] 概要

1950年に「毎日王冠」の名称で創設された4歳(現3歳)以上の競走馬による重賞競走。条件や施行時期の変遷(次節参照)を経て、現在は天皇賞(秋)だけでなくマイルチャンピオンシップの2つのGI競走の前哨戦の位置付けをしており、中長距離の有力馬が出走をしてくる注目度の高い重賞(GII)競走である。

中央競馬の秋GIシーズンへの重要なステップ競走であることから、春の安田記念宝塚記念後に夏シーズンを休養にまわした有力馬陣営が秋の初戦で使うことが多い競走である。施行距離が芝1800mであるが故、本番につながる天皇賞(秋)が同じ東京競馬場の200m長い芝2000mで、そして京都競馬場のマイルチャンピオンシップが200m短い芝1600mで行われることから同日に行われる芝2400mの京都大賞典より重視されている。

第56回毎日王冠
2005年10月9日 東京競馬場

かつては天皇賞(秋)に外国産馬が出走できなかったことから、秋のGIシーズンを前にして有力な内国産馬と外国産馬が出走する競走となり、1993年にはシンコウラブリイがその後天皇賞で1,2着となるヤマニンゼファーセキテイリュウオーを相手に完勝したり、1998年第49回)にはサイレンススズカエルコンドルパサーグラスワンダーの3強による限りなくGIに近いGIIとして盛り上がりを見せ、その年には実際に平均レートが国際GI認定基準に達したり、グレード認定後1984年~2009年現在までの26回のうち16回をその時点、あるいは後のGI優勝馬が制するなど非常にレベルの高い競走として知られる。

出走資格はサラ系3歳(旧4歳)以上のJRA所属馬(外国産馬含む)、外国調教馬、および所定の条件を満たした地方競馬所属馬。

負担重量は別定で3歳55kg、4歳上57kg、牝馬2kg減、但し、牝馬限定GI級優勝馬を除くGI級優勝馬2kg増、牝馬限定GI級優勝馬・牝馬限定GII優勝馬を除くGII級優勝馬1Kg増、及び施行日当日から過去1年以上超の牝馬限定GI級優勝馬を除くGI級優勝馬1kg増(2歳時の成績を除く)

総額賞金は1億1700万円。1着賞金6400万円で、以下2着賞金2100万円、3着賞金1600万円、4着賞金960万円、5着賞金640万円。

名称の通り、優勝馬主には副賞品として王冠が贈呈される。また、現在の優勝レイは赤地に金文字となっている。

[編集] 歴史

  • 1950年 - 4歳(現3歳)以上の競走馬による別定の混合の重賞競走として「第1回毎日王冠」が創設され、東京競馬場の芝2500mで施行された。
  • 1955年 - 施行場を中山競馬場の芝2600mに変更。
  • 1956年 - 中山競馬場のスタンド改築工事に伴う振替開催により、東京競馬場の芝2500mで施行。
  • 1958年 - 施行場を東京競馬場の芝2500mに戻す。
  • 1959年 - 施行距離を芝2300mに変更。
  • 1962年 - 施行距離を芝2000mに変更。
  • 1964年 - 施行場を中山競馬場の芝2000mに変更。
  • 1966年 - 中山競馬場のトータリゼータシステム導入工事及びダートコース新設工事に伴う振替開催により、東京競馬場の芝2000mで施行。
  • 1968年 - 施行場を東京競馬場の芝2000mに戻す。
  • 1969年 - 当年のみ施行距離をダート2100mで施行。
  • 1970年 - 施行場を中山競馬場の芝2000mに戻す。
  • 1973年 - 新潟競馬場のスタンド新築工事による振替開催により、福島競馬場の芝2000mで施行。
  • 1974年 - 施行場を東京競馬場の芝2000mに戻す。
  • 1975年 - 京葉労働組合の労働協議の影響による開催中止の振替開催により、中山競馬場の芝2000mで施行。
  • 1980年 - 中山競馬場の芝2000mで施行。
  • 1984年
    • 混合競走から除外。
    • 施行距離を芝1800mに変更。
    • グレード制施行によりGIIに格付け。
  • 1988年 - 発走前の輪乗り中にダイナアクトレスレジェンドテイオーシリウスシンボリに蹴られ、レジェンドテイオーが発走除外。
  • 1989年
  • 1995年 - 指定交流競走に指定。
  • 1996年
  • 2001年
    • 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走資格が「4歳以上」から「3歳以上」に変更。
    • 国際GIIに指定。
  • 2002年 - 東京競馬場の改修工事による振替開催により、中山競馬場の芝1800mで施行。
  • 2007年 - チョウサンがコースレコード1分44秒2で優勝。

[編集] 歴代優勝馬

回数 施行日 優勝馬 性齢 勝時計 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1950年11月12日 ハタカゼ 牡3 2:37 1/5 保田隆芳 尾形藤吉 癸生川善松
第2回 1951年9月23日 ミツハタ 牡3 2:36 2/5 矢野幸夫 東原玉造 河野信一
第3回 1952年11月30日 ニユーモアナ 牡3 2:38 1/5 中村広 見上恒芳 中山惣兵衛
第4回 1953年11月29日 トラツクオー 牡5 2:35 1/5 二本柳俊夫 久保田金造 岩本政一
第5回 1954年10月3日 ハクリヨウ 牡4 2:35 2/5 保田隆芳 尾形藤吉 西博
第6回 1955年10月2日 サスケハナ 牝3 2:49 4/5 二本柳俊夫 稲葉秀男 木村秀夫
第7回 1956年9月23日 フエアマンナ 牝3 2:39 1/5 佐藤嘉秋 大久保房松 小林庄平
第8回 1957年9月22日 ハクチカラ 牡4 2:47 1/5 保田隆芳 尾形藤吉 西博
第9回 1958年9月21日 ヒシマサル 牡3 2:37 2/5 小野定夫 矢野幸夫 阿部雅信
第10回 1959年9月20日 クリペロ 牡4 2:21.8 森安弘明 尾形藤吉 栗林友二
第11回 1960年9月18日 ウネビヒカリ 牡4 2:21.9 野平祐二 野平省三 山之内喜代子
第12回 1961年9月17日 ハローモア 牡5 2:25.1 保田隆芳 尾形藤吉 エス・ワイ
第13回 1962年9月16日 エムローン 牡4 2:02.5 加賀武見 高木良三 宗川五郎
第14回 1963年9月29日 ヤマノオー 牡4 2:03.2 森安弘明 内藤潔 山口米吉
第15回 1964年9月20日 トースト 牝5 2:04.0 保田隆芳 尾形藤吉 永田雅一
第16回 1965年9月12日 ウメノチカラ 牡4 2:03.6 伊藤竹男 古賀嘉蔵 梅野昇
第17回 1966年10月2日 セフトウエー 牡4 2:05.8 野平祐二 野平富久 鈴木晴
第18回 1967年12月10日 タマクイン 牝4 2:06.5 小島太 高木良三 宇都宮登
第19回 1968年9月15日 シエスキイ 牡5 2:06.3 郷原洋行 大久保房松 小林庄平
第20回 1969年9月14日 タケシバオー 牡4 2:10.9 古山良司 三井末太郎 小畑正雄
第21回 1970年9月6日 クリシバ 牡3 2:03.6 郷原洋行 吉野勇 栗林友二
第22回 1971年9月12日 トキノシンオー 牡4 2:05.0 小島太 高木良三 小松金太郎
第23回 1972年9月24日 ハスラー 牡4 2:02.4 伊藤栄 中村広 (株)ホースマンクラブ
第24回 1973年9月2日 タクマオー 牡5 2:03.3 蛯沢誠治 成宮明光 中村雄二
第25回 1974年9月22日 タケクマヒカル 牡5 2:01.6 矢野照正 中村広 武隈水雄
第26回 1975年9月21日 ホワイトフォンテン 牡5 2:01.3 蛯名信広 大久保勝之 吉橋計
第27回 1976年9月26日 ハーバーヤング 牡4 2:00.9 岡部幸雄 稲葉秀男 (株)ハーバー
第28回 1977年9月25日 シービークイン 牝4 2:00.2 吉永正人 松山吉三郎 千明牧場
第29回 1978年9月24日 プレストウコウ 牡4 2:01.2 安田富男 加藤朝治郎 渡辺喜八郎
第30回 1979年9月23日 シービークロス 牡4 1:59.9 吉永正人 松山吉三郎 (株)丸池温泉ホテル
第31回 1980年9月21日 カネミノブ 牡6 2:01.5 加賀武見 阿部新生 畠山伊公子
第32回 1981年10月4日 ジュウジアロー 牝4 1:59.4 安田富男 加藤修甫 岡田充司
第33回 1982年10月10日 キョウエイプロミス 牡5 2:01.0 柴田政人 高松邦男 松岡正雄
第34回 1983年10月9日 タカラテンリュウ 牡4 2:03.1 嶋田功 佐々木亜良 原田さち子
第35回 1984年10月7日 カツラギエース 牡4 1:47.5 西浦勝一 土門一美 野出一三
第36回 1985年10月6日 ゴールドウェイ 牡4 1:50.8 南井克巳 武宏平 小川立義
第37回 1986年10月5日 サクラユタカオー 牡4 1:46.0 小島太 境勝太郎 (株)さくらコマース
第38回 1987年10月11日 ダイナアクトレス 牝4 1:46.1 岡部幸雄 矢野進 (有)社台レースホース
第39回 1988年10月9日 オグリキャップ 牡3 1:49.2 河内洋 瀬戸口勉 佐橋五十雄
第40回 1989年10月8日 オグリキャップ 牡4 1:46.7 南井克巳 瀬戸口勉 近藤俊典
第41回 1990年10月7日 ラッキーゲラン 牡4 1:46.7 内田浩一 池江泰郎 ロイヤルファーム(有)
第42回 1991年10月6日 プレクラスニー 牡4 1:46.1 江田照男 矢野照正 田島栄二郎
第43回 1992年10月11日 ダイタクヘリオス 牡5 1:45.6 岸滋彦 梅田康雄 中村雅一
第44回 1993年10月10日 シンコウラブリイ 牝4 1:45.5 岡部幸雄 藤沢和雄 安田修
第45回 1994年10月9日 ネーハイシーザー 牡4 1:44.6 塩村克己 布施正 (株)大丸企業
第46回 1995年10月8日 スガノオージ 牡4 1:48.4 安田富男 上原博之 菅原元秀
第47回 1996年10月6日 アラブ首長国連邦の旗アヌスミラビリス 牡4 1:45.8 D.ホランド S.スルール ゴドルフィン
第48回 1997年10月5日 日本の旗バブルガムフェロー 牡4 1:46.1 岡部幸雄 藤沢和雄 (有)社台レースホース
第49回 1998年10月11日 日本の旗サイレンススズカ 牡4 1:44.9 武豊 橋田満 永井啓弐
第50回 1999年10月10日 日本の旗グラスワンダー 牡4 1:45.8 的場均 尾形充弘 半沢(有)
第51回 2000年10月8日 日本の旗トゥナンテ 牡5 1:46.1 幸英明 松元省一 (有)社台レースホース
第52回 2001年10月7日 日本の旗エイシンプレストン 牡4 1:45.3 福永祐一 北橋修二 平井豊光
第53回 2002年10月6日 日本の旗マグナーテン 6 1:46.1 岡部幸雄 藤沢和雄 駒井孝男
第54回 2003年10月12日 日本の旗バランスオブゲーム 牡4 1:45.7 田中勝春 宗像義忠 薗部博之
第55回 2004年10月10日 日本の旗テレグノシス 牡5 1:46.0 勝浦正樹 杉浦宏昭 (有)社台レースホース
第56回 2005年10月9日 日本の旗サンライズペガサス 牡7 1:46.5 後藤浩輝 石坂正 松岡隆雄
第57回 2006年10月8日 日本の旗ダイワメジャー 牡5 1:45.5 安藤勝己 上原博之 大城敬三
第58回 2007年10月7日 日本の旗チョウサン 牡5 1:44.2 松岡正海 清水利章 長山尚義
第59回 2008年10月12日 日本の旗スーパーホーネット 牡5 1:44.6 藤岡佑介 矢作芳人 森本悳男
第60回 2009年10月11日 日本の旗カンパニー 牡8 1:45.3 横山典弘 音無秀孝 近藤英子

※1996年以降は国際重賞(国際GII)競走により国旗を表記。

[編集] 本競走からの天皇賞(秋)優勝馬

天皇賞(秋)の前哨戦の1競走として施行されているが22頭が同年の天皇賞(秋)を制覇している。

回数 施行日 馬名 性齢 着順 他の同年のGI級優勝
第8回 1957年9月22日 ハクチカラ 牡4 1着 第2回有馬記念
第9回 1958年9月21日 セルローズ 牝4 3着
第11回 1960年9月18日 オーテモン 牡5 5着
第12回 1961年9月17日 タカマガハラ 牡4 2着
第15回 1964年9月20日 ヤマトキヨウダイ 牡4 4着 第9回有馬記念
第25回 1974年9月22日 カミノテシオ 牡4 3着
第30回 1979年9月23日 スリージャイアンツ 牡4 3着
第31回 1980年9月21日 プリテイキャスト 牝5 3着
第33回 1982年10月10日 メジロティターン 牡4 5着
第35回 1984年10月7日 ミスターシービー 牡4 2着
第33回 1982年10月10日 メジロティターン 牡4 5着
第37回 1986年10月5日 サクラユタカオー 牡4 1着
第38回 1987年10月11日 ニッポーテイオー 牡4 3着 第4回マイルチャンピオンシップ
第42回 1991年10月6日 プレクラスニー 牡4 1着
第44回 1993年10月10日 ヤマニンゼファー 牡5 6着
第45回 1994年10月9日 ネーハイシーザー 牡4 1着
第46回 1995年10月8日 サクラチトセオー 牡5 4着
第47回 1996年10月6日 バブルガムフェロー 牡3 3着
第57回 2006年10月8日 ダイワメジャー 牡5 1着 第23回マイルチャンピオンシップ
第59回 2008年10月12日 ウオッカ 牝4 2着
第60回 2009年10月11日 カンパニー 牡8 1着 第26回マイルチャンピオンシップ

[編集] 本競走からの他のGI級優勝馬

第1回から天皇賞(秋)以外で同年のGI級優勝馬が23頭、26例の優勝がある。

回数 施行日 馬名 性齢 着順 優勝競走
第6回 1955年10月2日 メイヂヒカリ 牡3 2着 第16回菊花賞
第7回 1956年9月23日 キタノオー 牡4 4着 第17回菊花賞
第20回 1969年9月14日 タケシバオー 牡4 1着 第3回英国フェア開催記念
第21回 1970年9月6日 スピードシンボリ 牡7 2着 第15回有馬記念
第24回 1973年9月2日 ストロングエイト 牡4 3着 第18回有馬記念
第29回 1978年9月24日 カネミノブ 牡4 2着 第23回有馬記念
第32回 1981年10月4日 アンバーシャダイ 牡4 2着 第26回有馬記念
第35回 1984年10月7日 カツラギエース 牡4 1着 第4回ジャパンカップ
第36回 1985年10月6日 ニホンピロウイナー 牡5 4着 第2回マイルチャンピオンシップ
第39回 1988年10月9日 オグリキャップ 牡3 1着 第33回有馬記念
第40回 1989年10月8日 オグリキャップ
イナリワン
牡4
牡5
1着
2着
第6回マイルチャンピオンシップ
第34回有馬記念
第41回 1990年10月7日 バンブーメモリー 牡5 5着 第24回スプリンターズステークス
第42回 1991年10月6日 ダイタクヘリオス 牡4 2着 第8回マイルチャンピオンシップ
第43回 1992年10月11日 ダイタクヘリオス 牡5 1着 第9回マイルチャンピオンシップ
第44回 1993年10月10日 シンコウラブリイ 牝4 1着 第10回マイルチャンピオンシップ
第45回 1994年10月9日 サクラバクシンオー 牡5 4着 第28回スプリンターズステークス
第46回 1995年10月8日 トロットサンダー 牡6 3着 第12回マイルチャンピオンシップ
第49回 1998年10月11日 エルコンドルパサー
グラスワンダー
牡3
牡3
2着
5着
第18回ジャパンカップ
第43回有馬記念
第50回 1999年10月10日 グラスワンダー
メジロドーベル
牡4
牝5
1着
6着
第44回有馬記念
第24回エリザベス女王杯
第52回 2001年10月7日 エイシンプレストン 牡4 1着 第11回香港マイル
第56回 2005年10月9日 スイープトウショウ 牝4 6着 第30回エリザベス女王杯
第58回 2007年10月7日 ダイワメジャー 牡6 3着 第24回マイルチャンピオンシップ
第60回 2009年10月11日 ウオッカ 牝5 2着 第29回ジャパンカップ

[編集] 関連項目

最終更新 2009年11月29日 (日) 12:18 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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