比婆山
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比婆山(ひばのやま)は、日本神話においてイザナミが葬られたと記される地である。
古事記において「かれその神避りし伊邪那美の神は、出雲の国と伯伎の国(伯耆の国)の堺、比婆の山に葬りき」と記される。広島県庄原市の比婆山は国定公園として有名であるが、現在イザナミの神陵地は本居宣長の『古事記伝』の記述からは出雲と伯耆の境に近い島根県安来市の比婆山であると推定される。
目次 |
[編集] 広島県庄原市の比婆山
| 比婆山 | |
|---|---|
![]() 比婆山(右奥) 立烏帽子山(中央) |
|
| 標高 | 1,299m |
| 位置 | 北緯35度03分06秒 東経133度03分56秒 |
| 所在地 | 広島県庄原市 |
| 山系 | 比婆山地 |
比婆山(ひばやま)は、広島県庄原市にある標高1264mの山。中国山地中部にあり、比婆道後帝釈国定公園に属している。
比婆山連峰の最高峰は立烏帽子山(1299m)であり、比婆山といえばこれを指すこともあるが、立烏帽子山の北北西方向に、ブナ林の中に標高1264mの円丘があり、伊邪那美命の御陵と伝えられる苔むした巨石が横たわっている。この峰を特に比婆山あるいは比婆山御陵と呼ぶ場合もあり、国土地理院の2万5千万分の1地形図ではここを「比婆山」としている。
さらに烏帽子山(御陵の北西側)、池ノ段(立烏帽子山の西側)、竜王山(立烏帽子山の南東側)に三等三角点が設置され、それぞれ「烏帽子山」1225.14m、「立烏帽子」1279.46m、「川奥」1255.84mとなっている[1]。
竜王山の南西側山麓には熊野神社があり、比婆山への参道の遥拝所にあたるとされる。
また、北東側山麓の六の原にはたたら製鉄場跡があり復元展示され、県史跡に指定されている[2]。 一帯はひろしま県民の森として整備され、宿泊施設、キャンプ場、スキー場がある[3]。
比婆山連峰は1970年に未確認動物であるヒバゴン目撃騒動の舞台となった。
[編集] 交通
[編集] 島根県安来市の比婆山
| 比婆山 | |
|---|---|
| 標高 | 331m |
| 位置 | 北緯35度18分50秒 東経133度14分12秒 |
| 所在地 | 島根県安来市 |
比婆山(ひばやま)は、島根県安来市にある標高331mの山。標高約280mの山上の熊野神社(比婆山久米神社)にはイザナミの神陵古墳と伝えられるものが存在する。江戸期には峯山大権現と呼ばれ信仰を集めた。また古代製鉄はこの一帯が盛んで、隣接する島根県奥出雲町では現在でも刀剣原料確保としてたたら製鉄が行われていることから、イザナミの子供である金山彦との関連をうかがわせる金屋子神社という鉄の女神、金屋子神が祀られている地でもあり、比婆ももともとはたたら吹きを指す火場から来たという説がある。「安来」という名前は風土記においてはイザナミの子、スサノオが命名した地名と極めてイザナミと関連する伝説が多い。
この比婆山久米神社西側の山頂に三等三角点「高盛山」が設けられ、330.81mとなっている[1]。
[編集] 参考文献
- ^ い ろ 国土地理院 基準点成果等閲覧サービス
- ^ 荒井魏 『日本三百名山』 毎日新聞社編、1997年
- ^ 『アルペンガイド 中国・四国の山』 山と渓谷社、1998年
[編集] 関連
「邪馬台国と出雲神話」安本美典著 勉成出版(2004)



