毛利小五郎

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毛利 小五郎(もうり こごろう)は、青山剛昌原作の漫画テレビアニメテレビドラマ名探偵コナン』に登場する架空の人物。アニメでの声優は神谷明(1 - 548話)[1]小山力也(553話 - )[2]、ドラマ版での俳優は陣内孝則

目次

[編集] 人物

毛利蘭の父親。「毛利探偵事務所」を経営する私立探偵ちょび髭がトレードマーク[+ 1]。連載当初は“ヘボ探偵”と紹介されていたり、どこか憎めないお笑いキャラであったが、連載が進むにつれ時折優秀な一面を覗かせることもある。

妻は妃英理。年齢は38歳。同級生に女優雨城 瑠璃(うじょう るり、声 - 島津冴子)がいる[3]新一や蘭が通っている帝丹高校出身(英理、有希子とは同級生)で、大学は米花大学卒業。

酒癖が悪く、ヘビースモーカーでもある。作中で吸っているのはハイライト。依頼が来ない時は大抵事務所でテレビを見たり、競馬中継のラジオを聞いたりして過ごしている。

趣味は競馬・競輪などのギャンブル[+ 2]麻雀美人には目がなく、鼻の下を伸ばす一面もある。アイドル・沖野ヨーコの熱狂的ファンであり、彼女が関わるものはドラマCDなど逃さずに押さえている[+ 3]。そのためか、英理には「グズで不潔で女たらしで飲んだくれでいーかげんな男」と評される。

しかし、責任感の強い所もあり間違った推理で追い詰め、自殺してしまった容疑者に責任を取り、探偵事務所の看板を下ろそうとする一面もある(原作には看板が無い)[4]

アニメ版などの設定では、高所恐怖症であり、高いところが苦手[+ 4] 。

[編集] 探偵業

コナンが腕時計型麻酔銃と蝶ネクタイ型変声機を使い、彼に成り済まして事件を解決してきたため、「眠りの小五郎」と呼ばれ全国的に有名になった。

初登場時は、無精ひげを伸ばして酒浸りの毎日だった[+ 5]。無名だった頃は「毛利小五郎だ」と名乗っても誰だか解ってもらえなかったり、明智小五郎同姓の宇宙飛行士と間違われたりすることもあった。また、知名度が上がっても依頼が来ない日が続く事もあり、コナンに「ヒマなんだなおっちゃん…」と突っ込まれている。

基本的に推理力はあまり優秀ではない。密室殺人などの不可能犯罪に遭遇した場合、大抵「自殺」と即断して捜査を切り上げようとする傾向がある。犯人が残したミスリードを真に受け、普段よりも饒舌になり、刑事たちが立てた推理の可能性を消していってしまうこともある。周囲に不自然な点を指摘されても、「細かいことでいちいちうるさい」「ただの偶然」で片付けてしまうことが多々ある[+ 6]

しかしその一方で、彼自身が(コナンに影から補佐されつつも)事件を解決することもある。時にはコナンが解けなかった謎や間違っている部分までも完璧に解いている[+ 7]。そういった場合、解決する事件は彼自身にとって重要な人物(旧友や妻)が関わっているなど他人事ではないことが多い。

かつては警視庁捜査一課強行犯係[+ 8]に勤めていた。刑事時代には警視庁でも有数の拳銃の腕前だった様子だが[5] [+ 9]、原作では発砲のシーンはないため、現時点では真偽は不明。刑事時代も的外れな推理をすることが多く、捜査を撹乱することが多々あった様子。

元刑事なため、捜査の基本は分かっており、大体の死因や死亡推定時刻は特定することが出来る。また、携帯電話盗聴の関連性について説明したこともある。

名探偵として有名になって収入は増えたように見えるが、未だにマイカーを所有しておらず、遠出するときはいつもレンタカーを借りている[+ 10]。レンタカーを借りての旅行先で事件が起きるのは物語の定番となっている[+ 11]

彼が行く(コナンが行く)場所では必ず何かしらの事件が起こるため、目暮警部らからは「疫病神」「死神」呼ばわりされることもある(服部平次にも同様の傾向がある)。青函トンネルで起きた殺人事件では、北海道警察の刑事に「行く先々で事件が起きる呪われた探偵」と呼ばれた。

[編集] 妻との別居

英理と学生結婚をした当時は、生活苦で、収入を得るために家庭教師アルバイトをしていた[6] [+ 12]

妻の妃英理とは、ある経緯[+ 13] [7] により10年前から別居中の身で、たまに会ってもお互いに悪口を言い合っている。

だが、英理がなくした指輪を密かに見つけ出したり、英理がファンだった野球選手のサインボールを渡そうとしたりと、なんだかんだと言っても心の奥では想っている部分がある。英理に戻ってきて欲しいと願い出たこともあるが、英理は聞いていないふりをしてその発言をMDで録音していた。英理へのプロポーズの言葉は、「お前のことが好きなんだよ、この地球上の誰よりも」[8] [+ 14]

[編集] 良識

コナンなど子供が捜査に加わるべきではないという、常識的な感性の持ち主である[+ 15]。事件の第一発見者であるコナンを、目暮警部の許可も得ずに勝手に追い返したこともある[9]。 その一方で、コナンが爆弾事件に巻き込まれて負傷した際には本気で心配しており、子供を危険に巻き込んだ犯人に対しては激しい怒りを向けている[10]

金の力に弱いことを思わせる描写も多いが[+ 16][+ 17]、汚いお金の稼ぎ方は嫌っており、金のために犯罪に走った知人に対し「そこまでして金が欲しいのか」と軽蔑していた[11]

[編集] 特技

蘭が空手の名人であるのに対して小五郎は柔道の名人であり、大学時代は柔道部に所属。部の中で一番の腕前だったらしく、本編では犯人を捕らえる時にその技の切れを見せることもある。しかし試合になると気合が空回りして調子が狂ってしまい、公式戦で勝ったことはほとんど無い。

[編集] 補足

  • 周囲からの呼称は、コナン(新一)元太歩美和葉は「(毛利の)おっちゃん」・「おじさん」、は「お父さん」、英理は「あなた」、目暮阿笠は「毛利君」、他の警察関係者が「毛利さん」(松本警視に限っては「毛利」)、横溝弟は「煙の小五郎(「眠りの小五郎」の間違いだが、ヘビースモーカーなのであながち間違いでもない)」、工藤有希子は「小五郎君」、光彦が「毛利探偵」、平次は「おっちゃん」・「オッサン」、園子は「おじさま」・「おじさん」、灰原はたまに「探偵」とコナンと話していた。
  • 「眠りの小五郎」の通り名のせいか、睡眠薬CMの出演依頼が来ることが度々ある(ただ寝ていればいいというもの)。原作では話を聞くなり憤慨して断っていたが、劇場版『探偵たちの鎮魂歌』では1000万円のギャラを提示され「ぜひ!やらせていただきます!」と快諾していた。
  • 一刺ししただけで瞬時に意識を失う程に強力な麻酔を何度も撃たれているにも係わらず、健康に何の影響も無いことについては特に作中で説明はされていない(麻酔の打たれすぎは下手すれば廃人になるか、最悪死亡してもおかしくない)。もしくは麻酔の耐性ができて寝ていない可能性もあり、劇中でも実は寝たふりをしているような描写もある。なお、この麻酔は『ルパン三世VS名探偵コナン』でのコナンの発言から「ゾウでも30分は起きない」代物である。
  • 名前の由来は「モーリス・ルブラン」、「明智小五郎」から。なおドラマ版で毛利小五郎役を演じた陣内孝則は、過去にフジテレビ系金曜エンタテイメント枠の明智小五郎シリーズで明智小五郎を演じていたことがある。
  • アニメでは、周りから褒められたり自信満々の推理を披露すると、調子に乗り舌を出して「ナーッハッハッハ!」という高笑いを頻繁に見せる。
  • 高校時代は硬派で通っていた様子(ただし、中学時代の小五郎を知る女優の雨城瑠璃が言うにはその頃はスケベだった)。工藤有希子と妃英理のミスコン対決の折、当時の小五郎はミスコンの「ミス」を「ミステイク」の意味と勘違いしていて、「ドジな女の方」として英理の名前を書いていたが、小五郎曰く本当の意味が分かっていたら有希子の方に投票していたとのこと。結局、投票はしなかった(洗濯して票がぼろぼろになりできなかった)のだが、開票の結果、両者1万票で引き分けたため、(小五郎の持っていた)残り1票の行方を巡って大混乱になり、その後ミスコンは中止となったエピソードがある。
  • 本人曰く、先祖は「毛利元就」とのこと。
  • 一度だけ黒の組織に狙われた事があった[+ 18]が、FBI赤井秀一らに阻止されている。
  • 『ルパン三世VS名探偵コナン』では銭形警部の助手になったことがある。また、ルパン三世の存在を余り信じていなかったのか、小説か漫画の人物かと思っていたと銭形に語っている。終盤にはルパン三世が変装して入れ替わっており、推理を披露した際にはルパンが自分の口調を隠さなかった上に証拠として空砲の猟銃を犯人に発砲するなど、小五郎らしい演技をしなかった為に、蘭から「お父さんが壊れた」といわれている(ただし銭形のことを「とっつぁん」呼ばわりしたため、ルパンの変装であることが銭形にはバレていた)。また、相当根に持ったのかエピローグでは「今度あったら俺が捕まえてやる」とルパン逮捕に燃えていた。なおコナン自身も変装に気づいていたが変装したルパンが勝手に話を進めたためいつも通りの吹替えが出来ずに困り果てていた。
  • 2009年9月18日に小五郎の声を担当していた神谷が「9月17日をもって『名探偵コナン』の毛利小五郎役を解任させられた」と、自身のブログで明かし、声優が小山に変更された。小山は過去にゲストキャラで何度か出演したことがある。
  • 海外版での名前はRichard Moore

[編集] 注釈

  1. ^ 10年前はまだ生えていなかった
  2. ^ 大穴を当てたこともあるが、負けるときは大負けして一度に500万円をスッたこともある。
  3. ^ 事件を解決した関係で、彼女の新作CDはいつも本人からもらっているらしい。その代わり特典などは付いていない様子
  4. ^ ドラマ版では、ヘリコプターに乗っていたものの平気だったが、コナンの指摘で高所と気づくと急に恐怖が戻って来ていた。
  5. ^ 「コナンドリル(ISBN 9784091794024)」によれば、ビルは親から相続した持ちビルで、喫茶店「ポアロ」のテナント料30万円の収入が入っていたため生活苦にはならなかったという考察もある。
  6. ^ これは刑事らの推理を否定する形で、殺人現場の状況を読者に伝えるという手法上、誰かがやらねばならないことである。
  7. ^ 劇場版「水平線上の陰謀」では、ほぼ1人で事件の真相を解いた。
  8. ^ 一時、火災犯係だった事も
  9. ^ 目暮警部曰く、警視庁内でも1、2を争う腕前であったとのこと。
  10. ^ 劇場版『天国へのカウントダウン』では催し物で、フォード・マスタングコンバーチブルを手に入れるも、水没して壊れている。
  11. ^ 山奥の別荘などに招かれた場合大抵はパンク、時には爆破されたり水没したりなどしているため、修理費・弁償代も嵩んでいると思われる
  12. ^ 家庭教師としては意外にも優秀だったらしく、教え子を有名大学に合格させている。
  13. ^ 犯人が英理を人質にした際、とっさに英理の膝をかすめる程度に発砲し彼女を助けている。その晩、料理の不得意な英理が、小五郎に感謝の気持ちを込めて手作りの夕飯を作ったのだが、それをこっぴどく不味いなどと言ったため、英理は家を出て行った。また、この事件により依願退職している。
  14. ^ コナンの、記憶喪失になった蘭への台詞が、小五郎のプロポーズと同じだった。
  15. ^ 小学生であるコナンや少年探偵団に対しては、「ガキはうろちょろするな!」と怒鳴るなど、かなり邪険に扱っている。時には娘の蘭の証言すらも、「ガキは黙ってろ!」などと言うことがある。
  16. ^ コナンを預かるよう頼まれた際、最初は嫌がっていたが、養育費として1000万円を提示されるとすんなりと承諾するなど
  17. ^ 気が乗らない依頼に渋っていても、報酬が高額と知ると、態度を変えて依頼を引き受けるなど
  18. ^ 勿論、黒の組織の誤解だが、小五郎本人は狙われている自覚が無かった。

[編集] 脚注

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  1. ^ 「名探偵コナン」毛利小五郎役の声優・神谷明さん卒業のお知らせ - 名探偵コナンNEWS、2009年9月18日
  2. ^ 「名探偵コナン」毛利小五郎役 新声優は小山力也さんに決定! - 名探偵コナンNEWS、2009年10月28日
  3. ^ 37巻『見えない容疑者』
  4. ^ アニメ540・541話『毛利小五郎探偵廃業の日』より。
  5. ^ 劇場版『14番目の標的』より
  6. ^ 『自動車爆発事故の真相』より
  7. ^ 劇場版『14番目の標的』より
  8. ^ 劇場版『瞳の中の暗殺者』より
  9. ^ アニメ『旅芝居一座殺人事件』より
  10. ^ 劇場版『時計仕掛けの摩天楼』より
  11. ^ 劇場版『探偵たちの鎮魂歌』より

[編集] 関連項目

最終更新 2009年11月23日 (月) 11:18 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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