水島

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曖昧さ回避 この項目では、岡山県倉敷市水島地域について記述しています。その他の水島については「水島 (曖昧さ回避)」をご覧ください。
水島地域
みずしま
日章旗 日本
地方 中国地方山陽地方
中国・四国地方
都道府県 岡山県
自治体 倉敷市
旧自治体 倉敷市(旧)
連島町、福田町
世帯数 38,069世帯
総人口 90,611
(2009年4月現在)
隣接自治体
地区・地域
倉敷市倉敷地域
倉敷市玉島地域
倉敷市児島地域
海上で隣接
香川県丸亀市
倉敷市役所水島支所
所在地 〒712-8565 岡山県
倉敷市水島北幸町1番1号
電話番号 086-446-1111(代表)
外部リンク 倉敷市公式サイト
テンプレート(■ノート・解説)

水島(みずしま)は、岡山県倉敷市の中南部に位置する倉敷市水島支所管内の地域のことである。

目次

[編集] 地理

水島市街

当地域は人口約90000人、岡山県南新産業都市の中核をなしてきた瀬戸内海に面する工業港湾地域である。水島が他の3地域[1]と大きく異なるのは、工業地帯により発展してきたため国内外から移り住んできた市民および男性の割合が多いこと、市街地が計画的に整備され公園等の公共施設や直線的で幅員の広い道路が多いこと、また独立した「」であった時期の無いことなどの点である。


[編集] 地形

北東部を連島(大平山など)と児島(種松山・鴨ヶ辻山など)の山々に囲まれた起伏の無い平野が広がり、その中央に碁盤の目状に整備された市街地、東西両側には住宅地の混在する整然とした農地が広がっている。また、山裾にはかつて港で栄えた西之浦や呼松(よびまつ)をはじめ歴史のある数々の集落がある。地域の河川は西を流れる高梁川を源流とする八間川などの農業用水が主で、上水道も同じ川から取水している。そして海を臨む南部の埋立地には重化学工業を中心とする工場群が林立し、中に亀島山と王島山の小高い山が含まれている。

[編集] 隣接する地域

[編集] 水島支所の管内

水島地区
  • 水島海岸通1~5丁目 水島川崎通1丁目 水島中通1~4丁目 水島福崎町 水島西通1・2丁目 水島東千鳥町 水島西千鳥町 水島相生町 水島東常盤町 水島西常盤町 水島東栄町 水島西栄町 水島東弥生町 水島西弥生町 水島東寿町 水島西寿町 水島東川町 水島南緑町 水島北緑町 水島南瑞穂町 水島北瑞穂町 水島南春日町 水島北春日町 水島南幸町 水島北幸町 水島青葉町 水島高砂町 水島神田町 神田1~4丁目 水島明神町 水島南亀島町 水島北亀島町
福田地区
  • 福田町浦田 福田町福田 福田町古新田 北畝1~7丁目 中畝1~10丁目 福田町東塚 東塚1~7丁目 福田町南畝 南畝1~7丁目 福田町松江 松江1~4丁目 潮通1~3丁目 福田町広江 広江1~8丁目 呼松町 呼松1~3丁目
連島地区
  • 連島町連島 連島町亀島新田 連島町西之浦 連島町鶴新田 連島町矢柄 鶴の浦1~3丁目 連島1~5丁目 連島中央1~5丁目 亀島1・2丁目

[編集] 歴史

連島の倉敷芸術科学大学付近から南側(工業地帯方面)の遠望

水島の名前の由来になった水島灘とは現在の高梁川河口より沖に広がる遠浅の海のことを指すが、室町時代以前は水島の平野も水島灘の一部であった。中世は水島灘内にあった玉島地域の柏島・乙島にかけて源平合戦(治承・寿永の乱)・水島の戦いの舞台になったことがある。現在の水島の平野の殆どが江戸時代に行われた福田・連島(つらじま)の新田開発と大正時代の東高梁川埋立工事によって人工的に作られたものである。

街の成り立ちは1941年に東高梁川の廃川地に建設された水島航空機製作所社宅のあった厚生地区に始まり、当時から地名としての「水島」が定着していったと言われている。厚生地区には名古屋市の工場から多くの労働者が移住し、生活に必要な各種施設が整備されひとつの町が形成されていった。太平洋戦争後、社宅が払い下げられ千鳥町から弥生町までの商店街が形成、町名は名古屋にあった町名に由来していると云われる。

市街地が浅口郡連島町と児島郡福田町にまたがっていたことから合併して水島市になる構想があったが鉄道と上水道が倉敷市に買収されたことで両町長が断念、1953年水島地域は2町が編入されることによって倉敷市になった。その後、1960年代の高度成長期に新産業都市に指定されたことで国と県の支援もあり、工場の立地や社会資本整備などが進むと同時に人口も急激に増加し、倉敷市内で最も人工的・都市的な市街地を形成するに至った。

[編集] 年表

  • 1884年 暴風雨による大津波が発生、福田村(後の福田町)での死者行方不明者約650人。
  • 1925年 東西に分かれていた高梁川を一本化する改修工事が完成。

[編集] 経済

[編集] 商業

常磐町商店街

水島の街は1960年代好景気に沸く工業地帯に支えられ商店街・映画館を含む歓楽街など倉敷の街を凌ぐ活気をみせたが、1970年代に入ると全国の地方都市と同様に衰退が始まった。1990年代後半以降ダイエーサティの閉店が追い撃ちになり街全体が求心力を失っていった。現在の商店街に至っては人影が疎らで閉鎖された店舗も多く「水島砂漠」と揶揄されることもある。

一方、郊外の幹線道路沿いは近隣商業地と準工業地で占められ地価が比較的安く開発が容易であるため、中型のショッピングモールスーパーマーケットが分散乱立する激戦地になっている。地元のニシナ百貨店をはじめ県内外のスーパーも加わりオーバーストアになっている。

2008年に水島駅から西へ徒歩5分の市街地にあったジャパンエナジー社宅跡にイオンタウン水島が開店したが、イオンモール倉敷程の集客力は無く、多くの客が自家用車で来店するため街の活性化に貢献しているとは言いがたい。いずれにしても、かつての様な活気のある商業集積地はできにくい状況にある。これは公共交通の拠点もしくは街の核になる施設の整備の失敗と、過剰な道路整備と郊外の宅地開発よって生み出された極度な車社会等が要因であり、状況に応じての見直しが為されない都市計画が皮肉な結果をもたらしていると言えよう。

[編集] 水島駅前再開発

1980年代に水島臨海鉄道の高架化工事と並行して水島駅前再開発が行われた。通称「ノバシティ」は地元商店組合が設立した千鳥町開発と倉敷市が事業主となって駅前広場を囲むように高層住宅、スーパー、ホテル等の一体的な整備を進めたが、計画性の甘さから入居者が集まらず、1998年には核テナントの「ダイエー」が撤退するなど入居する店舗は殆ど無くなった。また、1996年に県が隣接する市有地に福利厚生施設「水島サロン」を整備したが利用者が少ないなど核施設としての機能を発揮しておらず、財政再建の煽りも受け譲渡先が無い場合は閉鎖が決定している。

駅前広場もタクシーが数台待機し、路線バスも時折停車するだけでターミナルとして機能していないなど閑散としているのが現状である。


主な商業施設

[編集] 工業

亀島山から撮影

岡山県の経済を支えている水島臨海工業地帯(玉島地域を含む)、高度成長期に4万人まで膨れ上がった従業者数は不況の度に合理化が進み最近では2万5千人を切っている。逆に製造品出荷額は平成不況の際に大型事業所の閉鎖等の機能低下を免れたこともあり2004年度には3兆円台(県全体 約6.5兆円)まで回復、2006年度には4兆円台を突破し全盛期に匹敵する勢いである。

水島地域の主な事業所

[編集] 農業

もともと農業干拓でつくられた水島の平野は現在でも倉敷市内有数の農産地で水田よりも畑作が盛んである。 中でも連島地区はゴボウレンコンの名産地であり倉敷市が薦めている倉敷ブランドに指定されている。 その他では、ダイコン、福田地区のショウガなど、連島・大平山山腹ではミカンの生産もされている。

[編集] 水島を拠点にする主な企業

[編集] 教育

大学・短期大学

専修学校

  • 倉敷芸術科学大学専門学校

高等学校

中学校

小学校

  • 倉敷市立第一福田小学校
  • 倉敷市立第二福田小学校
  • 倉敷市立第三福田小学校
  • 倉敷市立第四福田小学校
  • 倉敷市立第五福田小学校
  • 倉敷市立水島小学校
  • 倉敷市立旭丘小学校
  • 倉敷市立連島西浦小学校
  • 倉敷市立連島神亀小学校
  • 倉敷市立連島東小学校
  • 倉敷市立連島北小学校
  • 倉敷市立連島南小学校
  • 倉敷市立霞丘小学校


各種学校

[編集] 行政

水島港湾合同庁舎

主な行政機関

[編集] 生活

公共施設

  • 水島中央公園
  • 水島公民館
  • 水島図書館
  • 水島武道館
  • 水島サロン


医療機関 主な医療機関

[編集] 文化・スポーツ

かつて、工業地帯に立地する企業の多くが社員の福祉活動の一環と企業の宣伝を目的に運動部を運営していたが、1970年代のオイルショック以降は年々減り続けた。特に1980年代のバブル景気崩壊後はリストラ対象に含まれ、現在水島地域で企業が直接運営する実業団は県外のチームに統廃合されたり、クラブチームに変わっていった。

活動中のチーム

両チームとも殆どが社員で占められるが後援会やスポンサーにより基本的に独立運営を行っている。

統廃合されたチーム

[編集] 観光

[編集] 歴史・文化

有名な観光地に恵まれないなかで、最近ではJFEグループや三菱自動車などの事業所を見学する産業観光が活発である。

隠れた観光スポットとしては連島(つらじま)の古い町並みがあげられる。“ヤットコ”や“ドンドン”といった不思議な地名が交差点に残り、町中に入ると酒蔵や問屋等であった旧家、山裾には海上交通の神様の箆取(へらとり)神社などの神社仏閣もあり港町として栄えた頃の往時を偲ばせている。残念なことに連島では町並み保存が行われず周辺の宅地開発の影響もあってその姿は年々消えつつある。また、呼松(よびまつ)は工業地帯ができる前まで漁港及び物資の集散地として賑わい、福田地区の商業の中心地でもあった。現在もその頃の町並みの面影が残っており、代表的な建物としては1935年に建てられた呼松郵便局等がある。

[編集] 娯楽

ライフパーク倉敷科学センターのプラネタリウムを使った上映会などが人気で県内外から訪れる人も多い。また、水島ゼネラル(JFEスチールの関連会社)が運営する総合スポーツクラブのプレゴ、乗馬クラブのクレイン倉敷などは一般の人も利用できる。

[編集] ヘルスピア倉敷

レジャープールやスケートリンクを備えていた保養・宿泊施設、旧厚生年金施設「ウェルサンピア倉敷」。2007年、売却に出されたが買い手が付かず2008年3月末で一時閉鎖された。その後スケートリンクは岡山県スケート連盟が所有者の独立行政法人「年金・健康保険福祉施設整理機構」から借り受け、2008年10月8日から2009年4月末まで臨時営業された。

2009年2月、再入札により学校法人加計学園が落札、運営することとなった。現在、スケートリンクとプールは再開され、その他の施設は同学園が運営する倉敷芸術科学大の健康・スポーツ科学の研究拠点としての活用が決まっている。

[編集] イベント

  • 箆取公園さくらまつり(箆取神社境内)
  • 水島港まつり
  • 福田公園夏祭り・花火大会(水島緑地福田公園内)
  • JFE西日本フェスタinくらしき

[編集] 主な宿泊施設

水島市内
  • 水島国際ホテル
  • ホテル48
  • 海員会館エスカル水島
  • スーパーホテルCity倉敷
  • ホテルNANKAI倉敷
  •  見晴し旅館
  • すし幸旅館
  • 旅館きたせ
  • チサン イン倉敷水島


児島塩生地区
  • ホテル瀬戸大橋
  • 倉敷シーサイドホテル

[編集] 交通

水島駅前

公共交通は倉敷駅発着が主体になっており、水島市内が鉄道、西の連島地区が両備バス、東の福田地区が下電バス(倉敷駅~児島駅)などに住み分けができている。一部に、連島地区にある両備バス霞橋車庫から玉島地域のJR新倉敷駅への路線も運行されている。また、ターミナル駅又はバスターミナルが無いため東西の移動はタクシーもしくは自家用車が中心である。

水島駅前にごく一部の路線バスしか乗り入れていないのは岡山駅に行くためには倉敷駅で乗り換えが必要なこと(倉敷市駅から徒歩約3分)と、駅自体が中心市街地から外れていることが大きな要因と考えられる。以前、鉄道が倉敷市交通局の頃、山陽本線に乗り入れる構想があったが実現には至らなかった。


[編集] 鉄道

[編集] バス

路線バス(主なバス路線とバス停)

  • 両備バス
    • 倉敷駅~四十瀬球場前~江長十字路・ヤットコ・連島・ドンドン・霞橋車庫
    • 倉敷駅~市役所~江長十字路・浦田・観音堂・栄町駅北・青葉町・ヤットコ・連島・ドンドン・霞橋車庫
  • 下電バス
    • 倉敷駅~大高~浦田駅前・観音堂・松竹梅・福田運動公園前・呼松・塩生~児島駅

岡山空港リムジンバス山陽道経由)

  • JR児島駅・児島文化センター前・C地区旭化成前・福田運動公園前水島駅・旭化成団地口・倉敷駅北口岡山空港
    • ※JR児島駅・児島文化センター前~水島駅間のみの利用も可能。(この場合、C地区旭化成前・福田運動公園前での乗降は不可。)
    • HarecaPiTaPaICOCAが利用可能。バスカードは使用できない。

高速バス

[編集] 道路

水島港

市内の道路は非常に整備が行き届いており一部を除き渋滞は少ない。一方、地域間を結ぶ道路が比較的脆弱である。通勤者が多く住む北の中島地区・真備町総社市、西の高梁川対岸の玉島地域や浅口市などを結ぶ道路整備が遅れている。特に、高梁川を渡る霞橋と水島大橋の朝夕の渋滞は激しく、新たな架橋計画が進められている。

[編集] 港湾

[編集] メディア

[編集] 放送

ケーブルテレビ
地上波テレビ放送

水島地域の大半をカバーする「水島中継局」を受信することにより全チャンネルが視聴できる。また、この水島局は倉敷地域のうち岡山局が見通せない地区でも受信されている。なお、倉敷広江中継局を受信している世帯はほとんど無い。

それらいずれの局も受信できない世帯の場合は対岸香川県の「西讃岐中継局」を受信している。なお、この場合の西讃岐局など香川県内の送信所を受信する場合はデジタル・アナログ共にNHKの県域ニュース等エリア番組が岡山県及び中国地方のものでなく、香川県及び四国地方のものとなってしまうので、岡山県内いずれかの局も併せて視聴する必要がある。

地上デジタルテレビ放送水島中継局は2010年に開局予定であるが、現時点でも岡山局や西讃岐局など近隣の送信所の電波を受信できれば視聴可能である。

局名 NHK岡山 NHK高松 RSK OHK TSC RNC KSB 出力 偏波面 送信
場所
総合 教育 総合 教育
デジタルリモコン番号 1ch 2ch 1ch 2ch 6ch 8ch 7ch 4ch 5ch
水島 デジタル 32ch 45ch - - 19ch 47ch 33ch 41ch 49ch 1W 垂直 連島町連島
(連島寺付近)
アナログ 58ch 54ch - - 62ch 56ch 38ch 14ch 16ch 10W
岡山 デジタル 32ch 45ch 24ch 13ch 21ch 27ch 18ch 20ch 30ch NHK岡山・民放2kW
NHK高松200W
水平 金甲山
アナログ 5ch 3ch - - 11ch 35ch 23ch 9ch 25ch V10kW/U20kW
倉敷広江 アナログ 37ch 39ch - - - 31ch - - 41ch 1W 垂直 福田町広江
西讃岐 デジタル - - 24ch 13ch 21ch 28ch 18ch 15ch 17ch 100W 水平 大麻山
アナログ - - 44ch 40ch 48ch 52ch 46ch 50ch 42ch 3kW
AMラジオ放送
FMラジオ放送

県域FM局は中継局がないため、金甲山送信所(水平偏波、出力1kW)または笠岡中継局(垂直偏波、出力100W)を受信する。 ただし、金甲山が山影になることと、笠岡局の距離が遠いこともあり、電波状態はあまり良くない。

その他、県外の以下の局が受信可能である。

[編集] 水島出身の著名人

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

ウィキメディア・コモンズ

[編集] 脚注

  1. ^ 倉敷市内にはほぼ独立した都市機能を備える倉敷・児島玉島・水島の四つの中核エリアがあり、それぞれの項目もあるため、本項ではこの四つエリアを「地域」と、その「地域」内の一部分を「地区」と区別の上記載する事とする。

最終更新 2009年11月23日 (月) 06:33 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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