江ノ電バス

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株式会社江ノ電バス藤沢
株式会社江ノ電バス横浜
江ノ電バス藤沢・横浜本社
種類 株式会社
本社所在地 日本
〒251-0035
神奈川県藤沢市片瀬海岸一丁目8番16号
設立 1998年(平成10年)8月12日(藤沢)
2007年(平成19年)6月1日(横浜)
業種 陸運業
事業内容 一般乗合バス事業(藤沢・横浜)
一般貸切バス事業(藤沢)
代表者 代表取締役社長 平塚克規(藤沢)
代表取締役社長 楢井進(横浜)
資本金 5千万円(藤沢・横浜)
従業員数 223人(藤沢)
36人(横浜)
外部リンク http://www.enoden.co.jp/bus/index.htm
特記事項:本社は両社とも江ノ島電鉄本社事務所内
  

江ノ電バス(えのでんバス)は、江ノ島電鉄株式会社バス事業のブランド名。及び1998年から2008年まで存在した江ノ島電鉄のバス事業の委託・移管を受けてきたバス事業者の名称。

2009年現在、江ノ電本社は総括を行い、運行は江ノ電バス藤沢および江ノ電バス横浜が行っている。

目次

[編集] 概要

現在は江ノ島電鉄の傍系会社である株式会社江ノ電バス藤沢および、分離子会社株式会社江ノ電バス横浜路線バス貸切バス・特定バス運行を行なっている。路線バスは横浜市戸塚区港南区栄区磯子区、鎌倉市、藤沢市南部を中心に路線網を広げ、また横浜駅まで到達する路線もある。もともとは江ノ島電鉄がバス事業を直営していたが1998年に江ノ電バス株式会社を設立し路線移管と管理の受委託をすすめてきた。2007年に江ノ電バス横浜を設立し江ノ島電鉄が直営していた横浜営業所・鎌倉営業所を移管させバス事業の分社化が完了。江ノ電バスも江ノ電バス藤沢と改称し、管理の受委託を終了した。

江ノ電バス(大船駅東口バスターミナルにて撮影)
羽田 - 大船・藤沢線

株式会社江ノ電バス藤沢は、江ノ島電鉄より譲渡された旧藤沢営業所管轄と旧手広営業所管轄及び鎌倉湖畔線の一般路線の運行と『京都・大阪』『金沢』『田沢湖・角館』方面の夜行高速バスの運行、公共施設や一般の貸切運行も行なっている。車両後部裾部には『江ノ電バス藤沢』と表記されている。社員の制服は灰色。なお、制帽に紫のラインが入った物を着用しているのは、初任運転士を指導教育する指導運転士。非運転職はダブルの制服で袖裾に階級ラインが入る。旧江ノ電バス株式会社

株式会社江ノ電バス横浜は、旧鎌倉営業所と旧横浜営業所の管轄エリアを担っている。車両後部裾部には『江ノ電バス横浜』と表記あり。社員は江ノ島電鉄からの出向という形の運転士がほとんど(一部プロパー社員あり)なので江ノ島電鉄の鉄道員とほぼ同じ制服で紺色。ただし、制帽は小型でメッシュ地の独特な物を通年着用している。指導運転士は名札に記載されるだけで、制服等に違いは無い。非運転職(運行管理者等)は袖裾に階級ラインが入る。


[編集] 沿革

  • 1927年昭和2年)江ノ島電気鉄道株式会社が鉄道事業に先立ち、辻堂地区で乗合自動車業を開業。[1]
  • 1929年(昭和4年) 東京電燈より鉄道事業継承後、乗合自動車業を廃止[1]
  • 1931年(昭和6年)7月11日 競合関係にあった鎌倉江ノ島乗合自動車商会(1929年6月2日開業)より江ノ島 - 鎌倉間の営業権を譲り受け、10月10日から営業再開。オレンジバスの愛称で呼ばれる。
  • 1934年(昭和9年)9月1日 藤沢自動車より片瀬 - 藤沢間譲受。
  • 1935年(昭和10年)5月26日 岩崎清一及び平田忠心より茅ヶ崎市内及び平塚市内の路線を譲受。
  • 1941年(昭和16年)12月15日 同じ東京横浜電鉄系の東海道乗合自動車に上記の路線を譲渡。
  • 1944年(昭和19年)11月28日 神奈川中央乗合自動車(東海道乗合自動車が改称)に残るすべての路線を譲渡し、路線バス事業から撤退。
  • 1949年(昭和24年)6月20日 神奈川中央乗合自動車(現・神奈川中央交通)から路線を譲受し、路線バス事業を再開。
    • 藤沢駅 - 七里ヶ浜 - 鎌倉駅間、藤沢駅 - 本鵠沼駅 - 辻堂駅間(旧来の江ノ電路線)
    • 藤沢駅 - 深沢 - 鎌倉駅間、鎌倉駅 - 大船 - 日野 - 弘明寺間、大船駅 - 飯島 - 戸塚駅裏口間
    • 結果として茅ヶ崎・平塚市内線を神奈中へ譲る代わりに横浜市内進出への足掛かりを掴むこととなる。
  • 1998年平成10年)8月12日 江ノ電バス株式会社設立。江ノ島電鉄は藤沢営業所の運行を委託。
  • 2002年(平成14年)7月 江ノ島電鉄は手広営業所の路線を江ノ電バス(株)に運行を委託。
  • 2007年(平成19年)6月1日 株式会社江ノ電バス横浜設立。
  • 2007年(平成19年)12月1日 鎌倉・横浜営業所を、江ノ島電鉄(株)から(株)江ノ電バス横浜へ吸収分割。藤沢・手広営業所のバス事業を江ノ電バス(株)に譲渡。
    • バス運営の事務部門を各バス会社より受託。江ノ電本社内に事務所を置く
  • 2008年(平成20年)4月 江ノ電バス株式会社を株式会社江ノ電バス藤沢に商号変更。
  • 2008年(平成20年)11月 藤沢営業所のPASMO導入により、羽田線・定期遊覧バス・夜間高速バスを除く全路線でPASMOが利用可能となる。

[編集] 営業所

[編集] 路線バス

主なターミナル駅…辻堂駅藤沢駅大船駅戸塚駅鎌倉駅上大岡駅横浜駅

[編集] 高速バス路線

夜間高速バス用車両

[編集] 羽田線

[編集] 京都・大阪線

 江ノ電便のみ、乗車時にペットボトルのポカリスウェット(250ml)のサービスあり。

[編集] 金沢線

  • 横浜・鎌倉・藤沢 - 金沢線(北陸鉄道と共同運行、相模鉄道から譲受)
    • 1989年7月29日 - 北陸鉄道と相模鉄道との共同運行により運行開始。当初は昼行・夜行1往復ずつの運行。
    • 2007年10月1日 - 横浜側の運行会社を江ノ電バスに変更、藤沢まで延長運行。
    • 神奈川県横浜・湘南地方と石川県金沢市を結ぶ。日産ディーゼル・スペースウイング(独立3列シート便所付のスーパーハイデッカー)で運行される。

[編集] 田沢湖線

運行経路
路線沿革
車両


[編集] 車両

富士重工車体を架装した三菱ふそうP-MP218P 203
貸切車(三菱ふそうエアロクィーン) 709
江ノ電バス「こまわりくん」
江ノ電バス108号車。江ノ島電鉄開業100周年を記念した塗色車両
114号車鵠沼車庫にて撮影

一般路線用・高速観光バス用ともに日産ディーゼル製と三菱ふそう製が大部分を占める。いすゞ自動車藤沢工場のお膝元でありながら、同車は数台程度が導入されている程度。過去に藤沢営業所で高根線(藤沢駅 - 高根)専用のナロー型ツーマン車がすべていすゞ車だったが、老朽化廃車後は日産ディーゼル製に置き換えられた。また、日野とは原則的には取り引きが無く、ミニバス路線用のリエッセ・鎌倉市のパーク&ライド用のレインボーのみで、日野の大型車の実績は無い。

戦後のバス事業再開時は様々なメーカーの車両を採用されていたが、1960年代民生ディーゼルRRバスを高く評価したことから日産ディーゼル製の比重が高くなり、1970年代までに藤沢・横浜両営業所には日産車、鎌倉営業所には三菱車が集中配備される図式が成立した。

また、特徴的な車両を積極的に導入することでも知られている。古くは南関東では珍しくキャブオーバー車を愛用した事業者であった。ボディは長らく富士重工製で統一しており、1994年まで鎌倉営業所配置の三菱製も富士重工で架装していたのが大きな特徴である。鎌倉営業所配属車はJR戸塚駅前発着が多いことや高台にある団地路線が多いことから比較的乗客が多く、伝統的にホイールベース6mクラスの長尺車が導入されてきたため、三菱の長尺シャーシ+富士重工の車体という、きわめて珍しい組み合わせの車両を保有していた(すでに廃車)。また、これとは別に、2007年には改造仕様の4枚折戸長尺ワンステップ車が導入された。 それとは逆に、藤沢地区は平坦な地形ゆえに自転車バイクの普及率が高く、加えて鎌倉・江ノ島といった観光地を有するも道路事情が悪く道路渋滞が激しいことから、近年の乗客減少が著しい。そのために9m大型路線車の採用例として近年では全国的に珍しい、日産ディーゼル・RPや小型車・日産ディーゼル・RNが導入されている。また、100周年記念塗装車が数台在籍している。114号(いすゞ)と200号(日デ)はメーカのサンプルカーであるため、他車とは仕様が異なる。その他も製造番号の若番車やメーカが試行納入したと思われる部品等を好んで選択するきらいがある。

小型車は、一部を除き「こまわりくん」の愛称が付けられている。

高速・貸切観光・定期観光用は、日産ディーゼル製と三菱ふそう製が導入されていたが、近年の置き換えでは、相次いで日産ディーゼル製が投入され、富士重工がバス車体の製作から撤退してから、関東ではきわめて採用例が少ない西日本車体工業の路線車中心の96MCボディのリムジンバス(平ボデー)など、こちらもやはり周辺事業者には見られない車両が多数在籍している。

特定車は、学校送迎用のいすゞ車(キュービック)やマンション送迎用の日産シビリアンなどが所属している。

DPFの不具合で廃車された旧114号(いすゞキュービック)は国際興業バス鳩ヶ谷営業所に転属している。当社のバスは基本的には車輛寿命まで長期に渡って使い続ける傾向があり、中古が国内他社に購入されたことは非常にめずらしい。(他に頸城自動車にいすゞ中型バスが1両だけ移籍したことがある)。また逆に、他社中古も導入しない(ただし、昭和40年代にキャブオーバー車淘汰とワンマン化を同時に行う必要に迫られ、神奈中から多量に購入したことがある)。

以上のように、江ノ電バスは特徴ある車両を導入するため、所有両数のわりに関係書籍でも登場することが多い。

カラーリングは路線車がオレンジとベージュ、貸切車は小田急グループ共通色を採用している。高速バスでは日産ディーゼル製の新車から上がダークグリーンメタリック、白線を介して下がレモンイエローに改められた。


[編集] 参考文献・注釈

  1. ^ 江ノ島電鉄ウェブサイト『当方見聞録』第一章第一回による。
  • 交通新聞社「バス新型車両コレクション 東京・神奈川・千葉・埼玉」2009年

[編集] 外部リンク

ウィキメディア・コモンズ
マルチメディア
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最終更新 2009年11月10日 (火) 13:36 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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