江差線
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| 江差線 | |
|---|---|
| 路線総延長 | 79.9 km |
| 軌間 | 1067 mm |
| 電圧 | 五稜郭 - 木古内間: 20000 V 架空電車線方式 (交流) |
| 最高速度 | 100 km/h |
| 駅・施設・接続路線 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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※川、トンネルは主要なものを掲載 |
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江差線(えさしせん)は、北海道函館市の五稜郭駅から上磯郡木古内町の木古内駅を経て、檜山郡江差町の江差駅を結ぶ 北海道旅客鉄道(JR北海道)が運営する鉄道路線(地方交通線)である。
目次 |
[編集] 路線データ
- 管轄:
- 路線距離(営業キロ):79.9km(五稜郭 - 木古内間37.8km)
- 軌間:1,067mm
- 駅数:21駅(起終点駅含む)
- 複線区間:なし(全線単線)
- 電化区間:五稜郭 - 木古内(交流20,000V・50Hz)
- 閉塞方式:
- 五稜郭 - 木古内間 単線自動閉塞式
- 木古内 - 湯ノ岱間 特殊自動閉塞式(軌道回路検知式)
- 湯ノ岱 - 江差間 スタフ閉塞式
- 交換可能な駅は駅一覧を参照。
- 最高速度:100km/h(五稜郭 - 木古内間)
全区間が函館支社の管轄となっている。
[編集] 歴史
1913年に上磯軽便線として開業していた鉄道を、1930年から1936年にかけて江差まで延長したもので、改正鉄道敷設法別表第129号前段に規定する予定線(「渡島國上磯ヨリ木古内ヲ經テ江差ニ至ル鐡道」)である。
五稜郭 - 木古内間は青函トンネルの北海道側の接続路線とされ、1988年3月の海峡線開業に合わせて電化等の改良工事が実施され、本州と北海道を直結する幹線ルート津軽海峡線の一部となった。一方、木古内 - 江差間は北海道道5号江差木古内線が未整備であることもあり、非電化のローカル線として取り残された。予定線の後段である「木古内ヨリ分岐シテ大島ニ至ル鉄道」も松前線として木古内 - 松前間が開業していたが、国鉄再建法により特定地方交通線に指定されたこと、国道228号の整備状況が良好であることもあり、海峡線の開業に先立って1988年2月1日に廃止された。1968年に選定された「赤字83線」にも挙げられている同路線が存続したのは輸送量の多い五稜郭 - 木古内間が含まれていたからともいわれる。
北海道新幹線の新青森 - 新函館間の開業(2015年開業予定)に伴い、江差線はJRから経営分離される予定だが、利用者数の少ない木古内 - 江差間は新幹線開業と同時にそのまま廃止・バス転換されるとする見方[1]や、新幹線開業後は「全区間のバス転換(鉄道廃止)が濃厚」とする報道もある[2]。ただし、青函トンネルにおける北海道新幹線工事では、狭軌による貨物輸送の存続を前提とした施工が行われており、実際に本州対北海道の貨物輸送における鉄道の重要性に鑑みるなら、貨物列車が通る江差線が廃止されることはないと見られている[1]。海老沢順三北斗市長は、五稜郭 - 木古内間は旅客だけでなく、新幹線で代替できない貨物列車が一日に上下合わせ約50本運行されていることから、「線路自体が失われることはない。道やJRには路線の存続を強く求め続けたい」とコメントしている[2]。
[編集] 年表
- 1913年(大正2年)9月15日 上磯軽便線として、五稜郭 - 上磯間(5.4M≒8.8km)開業。久根別駅・上磯駅新設
- 1922年(大正11年)9月2日 上磯線に改称
- 1926年(大正15年)6月21日 七重浜駅新設
- 1930年(昭和5年)4月1日 営業距離の単位をマイルからキロメートルに変更(五稜郭 - 上磯間5.4M→8.8km)
- 1930年(昭和5年)10月25日 上磯 - 木古内間 (29.0km) 延伸開業。茂辺地駅・渡島当別駅・下真谷駅・泉沢駅・札苅駅・木古内駅新設
- 1932年(昭和7年)7月22日 七重浜 - 久根別間に新七重浜仮乗降場を新設
- 1935年(昭和10年)12月10日 木古内 - 湯ノ岱間 (21.4km) 延伸開業。吉堀駅・湯ノ岱駅駅新設
- 1936年(昭和11年)11月10日 湯ノ岱 - 江差間 (20.7km) が延伸開業し全通。同時に江差線に改称。桂岡駅・上ノ国駅・江差駅新設
- 1937年(昭和12年)8月16日 新七重浜仮乗降場廃止
- 1955年(昭和30年)3月5日 中須田駅新設
- 1956年(昭和31年)10月1日 清川口駅新設
- 1957年(昭和32年)1月25日 神明駅新設
- 1960年(昭和35年)10月1日 函館 - 江差間を運行する準急列車「えさし」運行開始
- 1963年(昭和38年)12月1日 函館 - 江差間を運行する準急列車として「おくしり」・「ひやま」、函館 - 松前線松前間運行の「松前」が運行を開始
- 1964年(昭和39年)12月30日 宮越駅新設
- 1966年(昭和41年)10月1日 函館 - 江差間を運行する準急列車の名称を「えさし」に統一
- 1968年(昭和43年)10月1日 「えさし」・「松前」急行列車に昇格
- 1972年(昭和47年)3月15日 「えさし」1往復減便され、2往復での運行となる
- 1973年(昭和48年)10月1日 「えさし」下り1本減便され、上り函館行き2本・下り江差行き1本のみの運行となる
- 1980年(昭和55年)10月1日 「えさし」・「松前」廃止。以降、海峡線開通に伴う本州連絡列車まで優等列車の設定はない
- 1982年(昭和57年)11月15日 上磯 - 江差間貨物営業廃止
- 1985年(昭和60年)3月14日 五稜郭 - 上磯間貨物営業廃止
- 1986年(昭和61年)11月1日 東久根別臨時乗降場を新設
- この年から1998年頃まで、函館 - 上磯間の区間列車(普通列車)に「わくわく号」の名称が与えられる
- 1987年(昭和62年)4月1日 国鉄分割民営化に伴い、北海道旅客鉄道が承継。東久根別臨時乗降場が東久根別駅に昇格
- 4月 五稜郭 - 木古内間自動閉塞化(同時にCTC化)
- 1988年(昭和63年)2月 木古内 - 湯ノ岱間特殊自動閉塞化(CTC化)。湯ノ岱 - 江差間スタフ閉塞化
- 3月13日 海峡線開業。五稜郭 - 木古内間電化。同区間で日本貨物鉄道が第2種鉄道事業開始
- 1990年(平成2年)7月1日 上磯 - 茂辺地間に矢不来信号場を新設
- 9月1日 木古内 - 江差間でワンマン運転開始
- 1993年(平成5年)10月1日 函館 - 木古内間でワンマン運転開始
- 1999年(平成11年)12月 湯ノ岱 - 江差間においてCOMBAT(バリス式列車検知形閉塞装置)の試験を実施(2003年3月まで)
[編集] 運行形態
[編集] 旅客輸送
[編集] 広域輸送(五稜郭 - 木古内間)
五稜郭 - 木古内間は、津軽海峡線の一部として東北新幹線連絡特急「スーパー白鳥」・「白鳥」が2002年12月から運転されている。以前は1988年の海峡線開通時から快速「海峡」が運転されていたが、「スーパー白鳥」・「白鳥」の運転開始に伴い廃止されている。また、本州と札幌駅を結ぶ「はまなす」「北斗星」「カシオペア」「トワイライトエクスプレス」も運行されているが、江差線内では客扱いで停車する駅はない。
海峡線(青函トンネル)では特急列車が最高速度140km/hで走行するが、江差線は線形の関係から最高速度は100km/hである。前述の北海道新幹線建設を理由に江差線の高速化予定は無い。
[編集] 地域輸送
五稜郭発着の列車はなく、全列車函館駅発着で、ワンマン運転を行っている。
上磯までは毎時1本程度はあるが、木古内までは3時間ほど運行のない時間帯がある。
木古内 - 江差間は本数が少なく、1日6往復の設定。渡島鶴岡駅、吉堀駅、神明駅は一部の列車が通過する。
[編集] 列車番号
起点は五稜郭駅であり、江差方面に向かう列車が下りとなる。海峡線の開通に伴い本州との接続駅が函館駅から木古内駅に変わったため、江差方面の列車に本来上り列車に付けられる偶数の列車番号が付けられるようになった。
[編集] 貨物輸送
青森信号場から五稜郭駅へいたる津軽海峡線の一部として、木古内 - 五稜郭間で貨物列車が運行されている。コンテナ車で編成された高速貨物列車のみ運転され、専用貨物列車は定期では存在しない。本数は下り(五稜郭方面行き)・上り(木古内方面行き)ともに21本である。貨物駅である五稜郭駅を除き、駅における貨車の連結作業はない。
牽引機は、五稜郭機関区に所属するED79形電気機関車と、仙台総合鉄道部に所属するEH500形電気機関車である。
[編集] 駅・信号場一覧
- 便宜上、五稜郭側の旅客列車が直通する函館駅からの区間を記載。
- 全駅が北海道に所在。
- 普通列車は全旅客駅に停車するが、一部▽の駅を通過する列車もある。優等列車の停車駅については白鳥 (列車)を参照。なおはまなす・北斗星・カシオペア・トワイライトエクスプレスは江差線内で旅客扱いを行う停車駅は無し。
- 凡例
- ◆:貨物取扱駅
- 列車交換 … ∥:複線、∨、ここより下は単線、◇:交換可、|:交換不可
| 路線名 | 愛称 | 電化/非電化 | 駅名 | 駅間営業キロ | 五稜郭からの 営業 キロ |
接続路線 | 列車交換 | 所在地 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ※ | 津軽海峡線 | 交流電化 | 函館駅 | - | 3.4 | 函館市電:本線・大森線(函館駅前停留場) | ∥ | 函館市 |
| 五稜郭駅◆ | 3.4 | 0.0 | 北海道旅客鉄道:函館本線(森方面) | ∨ | ||||
| 江差線 | ||||||||
| 七重浜駅 | 2.7 | 2.7 | ◇ | 北斗市 | ||||
| 東久根別駅 | 2.6 | 5.3 | | | |||||
| 久根別駅 | 1.2 | 6.5 | ◇ | |||||
| 清川口駅 | 1.1 | 7.6 | | | |||||
| 上磯駅 | 1.2 | 8.8 | ◇ | |||||
| 矢不来信号場 | - | (14.3) | ◇ | |||||
| 茂辺地駅 | 8.8 | 17.6 | ◇ | |||||
| 渡島当別駅 | 5.0 | 22.6 | ◇ | |||||
| 釜谷駅 | 4.9 | 27.5 | ◇ | 上磯郡 木古内町 |
||||
| 泉沢駅 | 3.1 | 30.6 | ◇ | |||||
| 札苅駅 | 3.4 | 34.0 | ◇ | |||||
| 木古内駅 | 3.8 | 37.8 | 北海道旅客鉄道:海峡線(函館駅方面と直通) | ◇ | ||||
| 非電化 | 渡島鶴岡駅▽ | 2.3 | 40.1 | | | ||||
| 吉堀駅▽ | 3.1 | 43.2 | | | |||||
| 神明駅▽ | 13.2 | 56.4 | | | 檜山郡 上ノ国町 |
||||
| 湯ノ岱駅 | 2.8 | 59.2 | ◇ | |||||
| 宮越駅 | 7.1 | 66.3 | | | |||||
| 桂岡駅 | 2.2 | 68.5 | | | |||||
| 中須田駅 | 2.1 | 70.6 | | | |||||
| 上ノ国駅 | 3.2 | 73.8 | | | |||||
| 江差駅 | 6.1 | 79.9 | | | 檜山郡 江差町 |
- ※:函館駅 - 五稜郭駅間は函館本線
[編集] 過去の接続路線
- 木古内駅:松前線 - 1988年2月1日廃止
[編集] 並行道路
[編集] 上磯 - 木古内間
- 北海道道530号上磯停車場線
- 北海道北斗市飯生2丁目(JR上磯駅前) - 北海道北斗市飯生2丁目(上磯駅前交差点=国道228号交点)間
- 国道228号
- 北海道北斗市飯生2丁目(北海道道530号上磯停車場線交点) - 北海道上磯郡木古内町字本町(=北海道道5号江差木古内線交点)間
- 北海道道5号江差木古内線
- 北海道上磯郡上磯郡木古内町字本町(=国道228号交点) - 北海道上磯郡木古内町本町(北海道道383号木古内停車場線交点)間
- 北海道道383号木古内停車場線
- 北海道上磯郡木古内町本町(北海道道5号江差木古内線交点) - 北海道上磯郡木古内町本町(江差線・海峡線木古内駅)間
[編集] 木古内 - 江差間
- 北海道道383号木古内停車場線
- 北海道上磯郡木古内町本町(江差線・海峡線木古内駅) - 北海道上磯郡木古内町本町(北海道道5号江差木古内線交点)間
- 北海道道5号江差木古内線
- 北海道上磯郡木古内町本町(北海道道383号木古内停車場線交点) - 北海道檜山郡江差町字中歌町(=国道228号上、国道227号交点)間
[編集] 参考文献
- 「注解 鉄道六法」平成20年版 国土交通省鉄道局監修 第一法規出版 2008年10月発行
- 旧法 鉄道敷設法
- 「旅」1999年11月号 特集:鉄道新時代 21世紀への序曲(JTB1999-11 No.874)
- 別冊付録:改正「鉄道敷設法」別表を読む 三宅俊彦
- 函館バス バスロケーション - 時刻表検索/検索結果(停留所名:木古内駅前)
[編集] 脚注
- ^ い ろ 「着工の春 北海道新幹線 地域の足 難題<上>」読売新聞 北海道発 2005年5月22日
- ^ い ろ 「<3> 道新幹線 検証不在の札幌延伸 在来線の行方 不透明」北海道新聞 2007年3月29日
[編集] 関連項目
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