治具

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治具(じぐ、: jig)は、加工や組立ての際、部品工具の作業位置を指示・誘導するために用いる器具の総称。「治具」という日本語は同義の英単語 "jig" に漢字を当てたものである。「冶具」は明らかな誤表記。

治具を導入するメリットは、同一形状の製品ならば高度な熟練技術を用いずとも製品のバラツキを最小限に抑え、迅速に大量生産することを可能にする点にある。一方で、多品種少量生産においては多数の治具が必要になり、治具自体の生産コストによるデメリットがメリットを上回るケースも存在する。現代では金属加工以外の分野も含め、位置決めを行う器具や工具そのものに対して広く用いられるようになり、定義が拡散しつつある。

[編集] 「冶具」という誤表記について

治具は、英語のJIG(ジグ)の当て字である。冶具という誤表記も多いが「冶」は「金属を溶かす、鋳(い)る」という意味で、読みは音読みしかなく読み方は「ヤ」。鍛冶を「かじ」と読むことから「冶」を「じ」と読むと勘違いしそうであるが、鍛冶は熟字訓であり「鍛」を「か」、「冶」を「じ」と読むわけではない。「鍛冶」の音読みは「たんや」である。「冶」は熟字訓以外では「ヤ」としか読まないため「冶具」と書いてジグとは読まない。ジグの当て字は「治具」のみであり「冶具」は誤表記。「治具」は「治める(安定させる、固定する)道具」という意味にもなる。「冶具」では「冶かす(溶かす)道具」となり、意味が合わない。

[編集] 関連項目

最終更新 2009年6月26日 (金) 16:52 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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