浜通り

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浜通りのデータ
日本
地方 東北地方
面積 2,969.11km²
総人口 560,128
(2007年3月31日)

浜通り(はまどおり)は福島県の東部地方である。西を阿武隈高地の尾根線で画し、東で太平洋に面する南北に長い沿岸地方である。西の会津、中央の中通りとともに、福島県を三分する。

目次

[編集] 概要

古代には、当時の日本の中心地だった畿内から陸奥国に通じる道として「海道」が当地を貫き、これが律令制以後に東海道と呼ばれた。「海道」がその道沿いにある地方名としても用いられたのに対し、東海道は多賀城までの道の名前としては使われたが、地方名としては常陸国を北限とし、当地は東山道に含まれた。中世にはとりわけ当地のみを指して海道と呼ぶ例も見られる。現在はこれらの古代からの道と似た経路で東京都を起点に国道6号常磐自動車道、あるいは、常磐線が幹線として南北を縦断している。なお、中通りとの連絡線として、いわき市から磐越東線国道49号磐越自動車道が通る。

浜通りの中心地は平であるが、南(岩城氏磐城平藩領)と北(相馬氏相馬藩領)に分ける場合もある。この場合のエリア名は、南部をいわき、北部を相双と呼ぶ場合もある。南の中心地は岩城氏の時代から平であるが、北の中心地は相馬から原町に遷った。

福島第一原子力発電所大熊)など、東京電力が持つ原子力発電所が多く立地するため、「原発銀座」とも呼ばれている。広野には、サッカーのナショナルトレーニングセンターであるJヴィレッジがあり、これは東京電力の斡旋で建設された施設である。

[編集] 地理

日本海からの季節風も奥羽山脈阿武隈高地などに遮られるので、太平洋側気候に属し、冬でもは少なく、温暖な気候を呈している。阿武隈高地が西に連なっており、狭く細長い平野が縦断している。特に小名浜は、「東北の湘南」と呼ばれることもある。

[編集] 歴史

[編集] 畿内政権の時代

古代の浜通りは、石城国造の地盤だったと言われている。しかし、律令制中央集権国家が形成されると、現在の平潟トンネル付近に勿来関が設置された。浜通りには石城国が設置されるも、数年で陸奥国に編入された。

[編集] 幕府の時代

平安時代後期になると、平泉に縁を持つ岩城氏が、飯野平を本拠地として、白水阿弥陀堂を建てて浜通り南部を地盤に収めた。

鎌倉時代になると、現在の千葉県流山から、相馬氏が浜通り北部に転入し、旧石城国宇多郡行方郡標葉郡を地盤に収めた。

戦国時代になると、南には現在の茨城県北部(本拠地:常陸太田水戸)を地盤とする佐竹氏が、北には現在の宮城県(本拠地:岩出山仙台)を地盤とする伊達氏が、それぞれ勢力を伸ばし、浜通りは佐竹と伊達の両勢力の緩衝地帯となった。

関ヶ原の戦いで西軍に就いた岩城氏は、飯野平から追放され、由利本荘岩城町)に飛ばされた。代わって、浜通り南部は磐城平藩の領土となったが、鳥居氏安藤氏など藩主は何度か入れ替わった。一方の浜通り北部は、相馬氏と伊達氏との折衝の結果、相馬氏は領土の安堵を許され、引き続き相馬氏が治める相馬藩の領地となった。大堀相馬焼などの特産品は、この江戸時代に始まったものである。

[編集] 明治時代以降

明治維新を迎えると、磐城平藩と相馬藩と棚倉藩の領地が合併させられ、磐城国に改編された。そして、廃藩置県によって、浜通りは磐前県に改編された。しかし、1876年8月21日には、磐前県は、福島県中通り)や若松県会津地方)と合併させられ、福島県の一部とされた。

明治時代から高度経済成長期までは、茨城県北部から浜通り南部までの一帯は、日立市を本拠地とする久原房之助が創業した、常磐炭田の炭鉱町が点在した。また、高度経済成長期には、小名浜臨海工業地域が形成された。

常磐炭田が閉鎖され、現在は発電所が多く立地し、電源地域として存在感を見せている。また、Jヴィレッジスパリゾートハワイアンズに代表されるように、発電所の特例財源や、温暖な気候を背景にして、地域の活性化が進められている。

[編集] 地域

[編集] 南北間の違い

浜通りの歴史的風土は、夜ノ森を境にして異なる。「夜ノ森」の地名の由来は、岩城氏相馬氏が領有権を争って「余(=我)の森」を主張し、その境界線となったことに由来すると言われている。

[編集] 交流圏

浜通りは太平洋阿武隈高地に挟まれている為、同じ海沿いに当たる常磐線沿いの市町村との交流が多く、平以南は水戸との、原町以北は仙台との繋がりも深い。このため、福島市(県庁所在地)や郡山(交通的・経済的中枢)を抱える中通りからは半ば独立した地域圏を形成しており、福島県への帰属意識は弱い。

この様相は、観光や物産の宣伝からも窺える。広野町や相馬市などは、浜通りの市町村に重点を置いて宣伝を行っているのに対して;いわき市は、浜通りの市町村に加えて、日立市を初めとする茨城県北部に対しても宣伝を行っている。実際に、中郷SA日立駅などでは、いわき市の物産が販売されている。また、道の駅そうまの駐車場のスピーカーからは、FM仙台BGMの代わりに流されている。

他にも、浜通り北部では宮城県の民放テレビ局、南部(いわき市)では関東地方の民放テレビ局を受信している世帯も多い。

(参考)水戸~仙台間の距離
水戸<80km>小名浜<15km><25km>広野<20km>夜ノ森<30km>原町<20km>相馬<55km>仙台
Jヴィレッジは、水戸と仙台から等距離に位置している。

[編集] 広域行政圏

相双地方振興局管内 199,647人

相馬広域行政圏

双葉広域行政圏

いわき地方振興局管内 352,629人

[編集] 都市圏

一般的な都市圏の定義については「都市圏」を参照

[編集] 「10%都市圏(通勤圏)」の変遷

都市雇用圏(10%通勤圏)の変遷

自治体
('80)
1980年 1990年 1995年 2000年 自治体
(現在)
広域圏
相馬市 - - - - 相馬市 相馬
広域行政圏
原町市 原町都市圏
74296人
原町都市圏
77162人
原町都市圏
77860人
原町都市圏
75020人
南相馬市
鹿島町
小高町
新地町 - - - - 新地町
飯舘村 - - - - 飯舘村
楢葉町 - - - - 楢葉町 双葉
広域行政圏
富岡町 - - - - 富岡町
川内村 - - - - 川内村
大熊町 - - - - 大熊町
双葉町 - - - - 双葉町
浪江町 - - - - 浪江町
葛尾村 - - - - 葛尾村
広野町 いわき都市圏
347408人
いわき都市圏
361286人
いわき都市圏
366207人
いわき都市圏
365864人
広野町
いわき市 いわき市 -

[編集] 発電所

[編集] 原子力発電所

[編集] 火力発電所

[編集] 芸能

[編集] テレビ番組

TOKIOが出演する日本テレビの番組「ザ!鉄腕!DASH!!」は、浜通りとの関係が深い。浪江町山間部の「DASH村」を初め、いわき市四倉のフタバスズキリュウ化石跡も紹介された。また、浜通りの菓子メーカーも、DASH村に出向くことがある。

[編集] 歌謡

[編集] 郷土芸能(祭事)

[編集] 交通

[編集] 鉄道

[編集] 道路

[編集] 高速道路

[編集] 国道・主要県道

[編集] 道の駅

[編集] 海の駅

[編集] 港湾

[編集] メディア

[編集] 新聞

[編集] FMラジオ局

[編集] リンク

[編集] 関連項目


最終更新 2009年10月6日 (火) 02:52 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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