海ニ眠ル花

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海ニ眠ル花』(うみにねむるはな)は、中村春菊漫画作品である。

[編集] 概要

「GUST」2000年6月号から2001年11月号まで連載された。全5巻。孤高の美剣士・御影と、海賊団の頭目サカキの恋と冒険を描いた活劇漫画。また、ファーストスマイル・エンタテインメントからドラマCDも発売されている。


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


[編集] 登場人物

声優の記述はドラマCDによるもの。

室生 御影(むろう みかげ)
声 - 野島健児
その身に流れる豊臣の血により、秀吉公の遺した隠し財宝を捜し求める幕府から狙われている剣士。推定十七歳。
幕府の使命を受けた内藤数馬によって養父母を殺された上に妹を攫われ、追われる身でありながらも復讐を心に誓う。
自らも知らなかった出生の秘密に翻弄され、また昔からの親友・慎太郎の裏切りに遭うなど傷つき苦悩するが、海賊の頭目であるサカキに出会って頑なだった心を解してゆき、互いに惹かれあう。
剣の腕前は最初に相対したサカキを(サカキに多少油断はあったにせよ)易々と伸してしまうほどだが、頭に血が上っていると
あっさり押さえ込まれてしまう。
サカキが思わず見蕩れるほどの涼やかな美貌とは裏腹に、亥年生まれを体現したような猪突猛進な性格。また旅暮らしが長かった為にサバイバルに強く、様々な雑学にも通じている。
コミックスのカバー裏おまけ漫画によれば、旅に出てからの出来事を「旅日記」にしてまとめているらしく、どんなに忙しくても(関所破りの際も)執筆を欠かしたことはない。
サカキ
声 - 三木眞一郎
瀬戸内の小島「神捨島」の島長にして海賊ヤタガラスの頭目。貧困に喘ぐ島の人々の生活の為、密輸船を専門に襲撃・略奪を繰り返しており、いつか島民達が食うに困らない環境を作ることを夢見ている。
祖父が書き遺した豊臣の隠し財宝の地図の一部を持つ御影との出会いにより、これまで眉唾だった財宝の話に確信を抱き、
御影やヤタガラスのメンバーと共に財宝の眠る島を目指すことになる。
細かいことにこだわらないアバウトな性格だが自然と人を惹きつける求心力があり、傷ついた御影の心をゆっくりと癒していく。御影と出会う前は割と節操に欠けていたらしく年上の女性達、時には十郎を相手に度々「若気の至り」に及んでいた。
十郎(じゅうろう)
声 - 成田剣
サカキに想いを寄せている幼馴染にして副官的存在。
冷静な判断力と知略を併せ持った参謀役で、サカキからの信頼は島の誰よりも厚い。
サカキとは「本番」にこそ至っていないものの、戯れに身体の関係を持っていたこともある。それでも尚平然と「親友」の姿勢を変えないサカキに対して呆れる一方、見限ることも出来ずズルズルと想いを引き摺っている。
御影と出会ったことによるサカキの変化を敏感に察し、御影の存在に静かに心乱される。
かつて近隣の島々から無差別に盗みを働いていたサカキを役人達から庇った際、右目を失い隻眼となった。
真琴(まこと)
声 - 前川優子
ヤタガラスの紅一点であるサカキの妹。兄に対しては口うるさい一方気風も良く家事も得意な島の男衆のアイドル的存在だが、本人は幼馴染である十郎に片想いしている。十郎のサカキへの想いを痛いほど理解しており、「男だったら好きになってくれたかも」と考えて髪を短くして船に乗るなどいじらしい一面も。
玉造(たまぞう)
声 - 松本吉朗
ヤタガラスのメンバーの一員。通称タマ(時々ポチ)。のほほんとした雰囲気と童顔からメンバーの中ではマスコット的存在だが、豊臣の財宝捜しに関しては団内の誰よりも意欲的。素潜りが上手く、葛湯が好物。
内藤 数馬(ないとう かずま)
声 - 泉尚摯
幕府から隠し財宝探索を命じられ、その過程で御影の養父母を殺害し、美登利を攫った男。
幕府から一目置かれている七千石の大身旗本で、一武士としての実力も確かなもの。御影に対しては任務の枠を越えた執着を見せ、あらゆる手段を用いて苦難に追い込んでゆく。最終巻に収録された彼の過去を描いた番外編「眠る蜉蝣」では、御影へ執着するその理由の一端が明らかにされている。
慎太郎(しんたろう)
声 - 平川大輔
御影の昔からの親友。御影からの信頼も厚かったが、実は仕官先であった内藤の命によって御影の情報を密告していた。
この時の彼の裏切りは、御影が人を信じられなくなった原因の一端にもなっている。
室生 美登利(むろう みどり)
声 - 前川優子
御影と同じく豊臣の血を引いている一つ下の妹。御影が修行で家を空けていた間、内藤によって何処かへ連れ去られてしまう。サカキ達ヤタガラスという心強い味方を得て、御影は改めて彼女の救出を心に誓うのだが……。
御影の母
御影が幼い頃に亡くなった、室生兄妹の実母。豊臣秀吉に手をつけられた北政所の侍女の娘。豊臣政権が滅亡してもその存在は最後まで公にされることはなかったのだが、後々に彼女の豊臣の血を受け継ぐ御影や美登利の未来に波紋が及ぶことになる。
奥平 政親(おくだいら まさちか)
徳川の縁戚にあたる、室生兄妹の実父。本編では回想シーンでのシルエットしか登場せず台詞もない。
御影が物心つかない内に病で亡くなった為、御影本人は顔も覚えていないようだが、豊臣の落胤である御影の母の出生を承知の上で彼女を娶った辺り仲々の人物であったと思われる。
室生 影忠(むろう かげただ)
声:辻親八
室生 みさ(むろう みさ)
声 - 永吉由佳
御影と美登利の実母亡き後、二人の養父母となった夫妻。豊臣の事情についても承知していたらしく、御影達の母への忠義から兄妹を立派に育て上げるのだが、御影の留守中に内藤数馬によって殺害されてしまう。
シロクロ
声 - 松本吉朗
ヤタガラスのステータスシンボルとも言える、身体半分が真っ白という珍しいカラス。
サカキにとっては十郎と並ぶもうひとりの相棒であり、随所で度々サカキの危機を救っている。
雛だった頃に巣から落ちたところをサカキに助けられて一緒に育ち、一途にサカキを想っているのだがイマイチ報われておらず、十郎をライバル視している。
4巻まで収録されているおまけ漫画「日本シロクロ物語」では何故か広島弁を話す。
カニカニ
声 - 辻親八
手痛い失恋をした経験から似たような境遇のシロクロと友達になった、神捨島の浜辺に暮らすカニ。
こちらも何故か関西弁を用いており、近頃はシロクロに友情以上の想いを寄せつつある。

最終更新 2009年9月1日 (火) 11:27 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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