海防艇
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海防艇(かいぼうてい)は、日本海軍の特務艇の一類別。1945年(昭和20年)6月30日特務艇の類別に新設される。
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[編集] 概要
本艇は駆潜艇不足を補い、また回天の輸送を目的とした小型の特務艇である。更に搭載した回天での敵への攻撃も考えられていた。船体が鋼製の甲型と木製の乙型があり、戦局の逼迫した20年度前期陸海軍共同戦備(昭和20年4月1日)により甲型2隻、乙型18隻が建造され、直後の海軍20年度前期計画(4月6日)では甲型40隻、乙型80隻が計画された[1]。甲型は川南工業浦崎造船所で、また乙型は各地の木造船造船所で建造されたが、いずれも終戦までに竣工に至らなかった。
[編集] 要目
[編集] 甲型
- 鋼製船体
- 公試排水量:282トン
- 水線長:48.50m
- 最大幅:5.40m
- 吃水:2.36m
- 機関:中速ディーゼル機関2基、2軸推進、800馬力
- 速力:15.0ノット
- 兵装:五式40mm単装機銃1挺、25mm機銃単装6挺、爆雷4個[2]
- その他:回天1基[3]
[編集] 乙型
- 木製船体
- 公試排水量:290トン
- 水線長:37.50m
- 最大幅:6.09m
- 吃水:2.45m
- 機関:中速ディーゼル機関2基、2軸推進、800馬力
- 速力:12.5ノット
- 兵装:五式40mm単装機銃1挺、25mm単装機銃6挺、爆雷8個[2]
- その他:回天2基[3]
[編集] 同型艇
※全艇未成
- 甲型 : 第1号(仮称1851号艦)、弟2号(計2隻)
- 乙型 : 第101号(仮称1701号艦)- 103 - 104 - 109 - 113 - 118 - 119 - 122 - 125 - 126 - 128 - 131 - 132 - 133 - 137 - 138 - 139 - 141 - 144 - 148 - 151 - 157(計22隻)
[編集] 参考文献
- 日本造船学会『昭和造船史 第1巻』第3刷(原書房、1981年)ISBN 4-562-00302-2
- 福井静夫『福井静夫著作集第10巻 日本補助艦艇物語』(光人社、1993年)ISBN 4-7698-0658-2
[編集] 脚注
- ^ 『昭和造船史 第1巻』p521。
- ^ い ろ 『昭和造船史 第1巻』のp796-797の艦艇要目表による。同書のp596によると爆雷60個の他、水中聴音機、探信儀、電探、逆探も装備する。
- ^ い ろ 回天搭載数は『昭和造船史 第1巻』のp796-797の艦艇要目表によると甲型1基、乙型2基となっている。一方同書のp596の本文中では甲型2基、乙型1基の搭載とされている。
[編集] 関連項目
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