消化試合
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消化試合(しょうかじあい)とは、主にスポーツの試合に関する分類の一つである。リーグ戦のスポーツで優勝チームまたは自分のチームの順位が確定して最終試合が終了するまでの試合を呼ぶ。
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[編集] 概要
一般にリーグ戦においては、全試合を行った結果の勝ち数(勝ち点・勝率)で優勝や決勝進出などの最終勝利条件が決定するが、リーグに含まれたチームの実力に差がある場合など、全試合を終える前にそれら勝利条件に当てはまるチームが決定してしまうことがある。勝利チームが決まってしまった場合、その後の試合は日程こそ組まれているものの、試合としては特に重要なものでなくなる。こうして消化試合が生まれる。
原理的にはリーグ戦等の総当たりに近い方式での戦いにのみ生まれるもので、チーム数が多いほど、また同じチームとの試合数が多いほどこの消化試合の数は増える傾向にある。
相撲などの個人スポーツでは番付というものがあるので消化試合は少ないが(大相撲の小結以下には原理上消化試合は存在しない)、大相撲の例では大関で一桁勝利での勝ち越しや負け越しが決定してしまった場合には消化試合が生じる(大関にとって8勝と9勝にはそれほど違いがない。また負け越しは全て角番として同列で、7勝8敗も5勝10敗も変わりはない)。勝ち越していない別の大関に負けてやっている、という疑惑がもたれるのはこういう場合が多い。
[編集] 消化試合の焦点
下位の順位争い、個人の記録達成が話題となる。また主力選手が日本シリーズ等の以降の試合を前にケガすることを防ぐため、ルーキー選手や控えを多く投入して次年度に向けて実力をはかったり、新しい戦法の試験試合として用いることもある(サッカーではターンオーバー制と呼ばれる)。いずれにせよ観客にとっては通常の試合とは違った楽しみ方をする必要があり、入場者数も減ることになる。また、テレビ等の中継も消化試合では殆ど行われず、地上波で最終ゲームまで中継を実施するのは、広島のRCC等のローカル中継だけである。
消化試合ではその年限りで引退するスター選手の引退試合が組まれることもよくあり(力が衰えていて消化試合でないと先発出場させられないこともある)、この場合はテレビ中継が行われたり満員の大観衆を集めることもある。有名な長嶋茂雄の引退試合も消化試合であり、優勝を決めていた対戦相手の中日は控え選手中心のオーダーで試合を行っている。
[編集] 変遷
プロ野球においては2007年より両リーグでプレーオフ制度(クライマックスシリーズ)が導入されたため消化試合は大幅に減少している。また、プロバスケットボールbjリーグなどにおいてもプレーオフ制度のため形式上の消化試合はない。
チームや選手によっては、中心となるリーグ戦以外の試合やカップ戦、トーナメントなどを消化試合扱いすることもある。しかし、特にプロスポーツにおいてこのような行為は興をそぐ事につながるため、規約により禁止しているところも多い。2000年4月12日のJリーグヤマザキナビスコカップの湘南ベルマーレvsアビスパ福岡戦では、福岡がメンバーの大半を入れ替え、実質上サテライトチームの編成で試合に臨み「最強のメンバーをもって試合に臨む」とのリーグ規約(通称ベストメンバー規定)に抵触するのではと物議を醸した。
[編集] その他
将棋の元名人米長邦雄(日本将棋連盟会長)は、自著『人間における勝負の研究』(祥伝社ノン・ブック刊)の中で、「自分にとって消化試合でも相手にとって重要な対局のときは相手を全力で負かす」といういわゆる「米長理論」を提唱し、将棋界では広く支持されている。
[編集] 関連項目
最終更新 2009年11月15日 (日) 17:31 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【消化試合】変更履歴

