湯桶読み
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湯桶読み(ゆとうよみ)は、「湯桶」(ゆトウ)のように、ある語の前半を訓読みで、後半を音読みでする読み方のこと。原則として誤りとされるが、慣用になっているものも少なくない。
例えば、雨具(あまグ)、粗熱(あらネツ)…などがある。意外なところでは豚肉(ぶたニク)、鳥肉(とりニク)などが挙げられる。これらの語は、純然たる漢語ではなく、和語と漢語との混種語なので、読み方もそうなるのは当然といえる。和語の部分を漢字で表記したにすぎない。
これまでに発見されている最古の湯桶読みは、『万葉集』から間接的に読み取ることができる「手師」(習字の先生の意)だと言われている。
逆に前半が音読みで後半が訓読みのものを重箱読みという。
湯桶とは、湯や酒を注ぐための容器のことであり、かつてはよく使われていた。
[編集] 湯桶読みの例
- 朝晩(あさバン)
- 雨具(あまグ)
- 粗熱(あらネツ)
- 粗利(あらリ)
- 返り点(かえりテン)
- 株券(かぶケン)
- 小兵(こヒョウ)
- 白菊(しらギク)
- 敷金(しきキン)
- 高台(たかダイ)
- 薪能(たきぎノウ)
- 血肉(ちニク)
- 手数(てスウ)
- 手帳(てチョウ)
- 鶏肉(とりニク)
- 野宿(のジュク)
- 引数(ひきスウ)
- 豚肉(ぶたニク)
- 見本(みホン)
- 湯茶(ゆチャ)
- 夕刊(ゆうカン)
- 甘食(あまショク)
- 遅番(おそバン)
- 親機、子機(おやキ、こキ)
以下は当て字であることがはっきりしているものや、漢字の選ばれ方に語義との脈絡が乏しく、当て字の性格が強いものの例。 当て字の結果たまたま湯桶読みに見える形になったケースである。 考察にあたって日本語の語生成を論じる必要がなく、単に「当て字の当て方」を論ずればこと足りるという点で、典型的な湯桶読みとは異質である。
- 合図(あいズ)
- 時計(とケイ)
[編集] 参考文献
- 高島俊男 『広辞苑の神話(お言葉ですが… 4)』(手師の件) ISBN 4167598051
- 『お言葉ですが… (4) ―猿も休暇の巻』 (ISBN 4163560009) の改題文庫化。
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最終更新 2009年12月2日 (水) 14:08 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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