滅菌
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滅菌(めっきん、英語: sterilization)とは、増殖性を持つあらゆる微生物(主に細菌類)を完全に殺滅又は除去する操作を指す[1]。 滅菌を保証することが難しい為、確率論を用いSterility Assurance level(SAL:無菌性保証水準)を10-6以下を達成することが求められている。[2]
おもに医療分野や細胞レベル以下を扱う実験生物学で重視される。ただし、医療現場では消毒のために増殖能力を喪失させる不活化が主目的であるのに対し、分子生物学やバイオテクノロジーなどではDNAやRNAなどの分子構造までも破壊し尽くすことが求められる。
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[編集] 種類
- 加熱によるもの
- 火炎滅菌:菌を直接、火で焼く方法。アルコールランプ・ガスバーナーを使って行うことが一般的である。滅菌する部位が小さいもの、例えば白金線、白金耳、試験管口の滅菌に使われる。
- 乾熱滅菌:ガス式または電気式の機械である。乾燥させたまま160~180℃くらいの熱で滅菌を行う。ガラスや金属製品などの滅菌に幅広く使用されている。
- 蒸気滅菌:オートクレーブが用いられる。乾燥した状態では流動パラフィンのような脂質は変質することがあるため、蒸気滅菌が必要となる。例えば、培地、包帯、ガーゼなどに対して用いられる。医療機関における器材の再使用のための滅菌の第一次選択は高圧蒸気滅菌が推奨される。
- 電磁波によるもの
- 電離放射線による滅菌:ガンマ線は、注射器や縫合糸、カテーテルなどの滅菌に使われる。透過力が強く人畜にも危害が及ぶため、ヒトが作業する場所で同時に滅菌を実施することはできない。
- 高周波による滅菌:高周波(通常2450±50Hz程度)を直接照射し、発生する熱により行う滅菌で液体・培地等の滅菌に適している。
- 化学作用によるもの
- ガス滅菌:一般的に使われるのが酸化エチレンである。アルキル化によって死滅させる。オートクレーブが使用できないプラスチック製品に適応がある。(滅菌後の物品の材質によっては、酸化エチレンガスが残留し問題となる事が考えられる為、残留ガスの除去を十分に行なわなければならない。)
- 過酸化水素低温プラズマ滅菌:過酸化水素を電磁波によりプラズマ化させ、フリーラジカル・紫外線・過酸化水素により細菌等を殺滅させる方法である。
- 化学滅菌剤:グルタルアルデヒド製剤・オルトフタルアルデヒド製剤・次亜塩素酸製剤や過酢酸製剤にて、浸漬して滅菌を行う方法。
- 分離除去によるもの
- 濾過滅菌:細菌よりも小さなフィルターで濾過する方法。水道水に利用されている。その他、薬品の溶液や血清など、液体の分離には有用である。ウイルスやマイコプラズマなどの微小な微生物は除けないが、一般的には滅菌として扱われる。
[編集] 滅菌条件の設定方法
滅菌条件の設定には下記のような方法により、条件の設定を行なう。
- オーバーキル法
- バイオバーデン法
- ハーフサイクル法
[編集] 脚注
- ^ 農林水産省 2008, 別表第2 §7(8)滅菌法 より
- ^ 日本医療機器学会医療現場における滅菌保証のガイドライン 2005を参考に記述
[編集] 関連項目
[編集] 参考文献
- 農林水産省 (2008), [[1]] (平成二〇年一一月一四日農林水産省令第七二号版) 2008-12-27 閲覧。
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