漫☆画太郎
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漫☆画太郎(まん がたろう、1969年 - )は、日本の漫画家。静岡県出身。横浜市立金沢高等学校卒業。ペンネーム表記は不定で、他に漫F画太郎(☆の中にF)、漫バカ画太郎(☆の中にバカ)、漫$画太郎、漫¥画太郎、漫(桃の絵)画太郎、漫♡画太郎、画太郎、MAN☆GATARO(☆の中にF)、もろぼししんいち、TEN☆GA太郎などがある。なお、マンガ太郎は別人である。
目次 |
[編集] 概要
代表作は『珍遊記 -太郎とゆかいな仲間たち-』、『地獄甲子園』など。『地獄甲子園』および『ババアゾーン』(短編をオムニバス形式にしたもの)は映画化された。また、2009年には『地獄甲子園』、『世にも奇妙な漫☆画太郎』、『珍遊記』の各作品がFLASHアニメとしてDVD化される。
宮崎駿のファンだったこともあり、スタジオジブリの採用試験を受けるも通らず、その腹いせから、勢い任せに描いた落書きがGAGキング大賞を受賞。1990年、『人間なんてラララ』で『週刊少年ジャンプ』の第1回GAGキングを受賞。その後、同誌掲載の「DRAGON BALL外伝」でデビュー。『QuickJapan』誌のインタビューでは好きな作品に『ルパン三世 カリオストロの城』『風の谷のナウシカ』をあげている。
特徴はスクリーントーンをほとんど使用しない荒々しく勢いのある過激な画風、平気で以前の話を「なかったこと」にする破天荒なストーリー展開、繰り返しの定番ギャグや絵柄同様独自の言語感覚や台詞(「はうあ!!」「ええーーッ!!?」「ぶべら!!」「ズコー!」など)、それに加えて「ばばあもの」と呼ばれるように、痩せ細って乳の垂れた元気な老婆の描写に定評がある。また既存の漫画・ドラマのパロディや、1ページ(見開き2ページの時もある)丸々使った迫力ある大ゴマ、コピーを多用した通称“コピーギャグ(最初はコピー機を購入した嬉しさから多用していたと語る)”も定番のギャグである。
読み手に不快感をもたらしそうな強烈な画風に惑わされがちであるが、『まんゆうき 〜ばばあとあわれなげぼくたち〜』は画太郎本人が「失敗作」(打ち切りの為)だと語っているものの、主人公「娘々(にゃんにゃん)」のキャラクターデザインは近年でいう可愛らしい萌え絵であり、「萌えキャラ」のオリジンとして評価する声もある[1]。読み切りや最近の連載作品でも、時々娘々の様なキャラクターデザインの女性が登場する事もある。
自ら連載を途中で打ち切りへ持っていくような展開も多く、まともに完結を迎えた作品は少ない。実際、画太郎本人も自身が大の連載嫌いであることを単行本の巻末コメントで明らかにしている。その影響からか、近年は『QuickJapan』での連載(『まんカス』としてまとめられた)や『世にも奇妙な漫☆画太郎』などオムニバス形式の連載起用が目立ってきている。
かつては漫画の出来の悪さから「こんな漫画でお金を貰う訳にはいきません」と自ら原稿料を拒否したこともあるという。
[編集] 素顔
素顔を殆ど誰も知らない正体不明の漫画家として有名。特にデビュー当初はその正体について様々な憶測を呼んだ。同業者の天久聖一は、一時期『電気グルーヴのオールナイトニッポン』の常連ハガキ職人「ビニールおっぱい」と同一人物ではないかという説を唱えていた。
メディアへ素顔を晒しているとされるのは下記の通り。
- 第1回GAGキングの受賞者発表。
- 『珍遊記』連載当時『週刊少年ジャンプ』の新年号恒例だった作家全員顔出しによる表紙写真。ジャンプコミックス版『珍遊記』での著者近影にはこの写真をそのまま流用した写真が載っており、2巻では当時ブームの真っ只中だったF1をモチーフとしたツナギ姿(1991年5号)で、6巻ではSF風の服装で宇宙遊泳のようなポーズでライフルを構え、手書きの宇宙の背景にコラージュされている(1992年5号)。
- 週刊少年ジャンプ創刊25周年記念イベント「ジャンプマルチワールド」のパンフレット内の週刊少年ジャンプ漫画家一覧。
- 1994年度の第6回ギャグキング大賞の宣伝コーナー30号 - 39号あたり。
- 2004年にも、一度だけWOWOWの特番「画太郎まつり」に全てロングカットではあるが顔出しで出演しているとされる。この特番での服装はベレー帽に眼鏡、ブリーフ一枚、素肌にネクタイという、漫画での自画像を模した破天荒な姿であり、その服装で街頭をさまよったり、鳩もいない公園にポップコーンをまいて自ら食べるなど、自身の劇中さながらのギャグを連発していた。特番では画太郎の素顔が公開されるという趣旨だったはずだが、突然「急逝!!」のテロップが入り葬式が始まって訳の判らぬ内に番組は終了。もちろん架空の葬式で、しかもその葬式の列になぜか画太郎本人が並んでいる。番組から判断できる風貌は痩せ型で、自身が描いている中年で太めの似顔絵とは全く正反対の姿であることが明らかになった。ただしこの番組に登場した人物が本人であるとの確証はない。
- 好きなものは武田鉄矢とテレビドラマ「101回目のプロポーズ」、原哲夫。原に出会った際は、興奮のあまり山田太郎の色紙を無理やり渡したという。
[編集] ばばあ
作中に多用される「ばばあ」と呼ばれるキャラクターは、画太郎が自宅で介護している祖母がモデル。ばばあが元気に暴れる様は、親族の来訪などで元気を取り戻したときの祖母をイメージしている[2]。
現在は床に伏せることも多いようだが、「せめて漫画の中だけでも」と作者が思いを込めた結果、ますますばばあの元気は増長している。
[編集] 作品リスト
[編集] 漫画作品
- 画太郎先生ありがとう いつもおもしろい漫画を描いてくれて… - デビュー作他、単行本未収録の短編作品をほぼ収録。
- 虐殺! ハートフルカンパニー(原作:ピエール瀧、『コミックバウンド』連載)
- くそまん -サイテーの漫画短編集-
- 地獄甲子園(『月刊少年ジャンプ』連載、全3巻)
- 樹海少年ZOO1(ずーいち)(原作:ピエール瀧)(『週刊少年チャンピオン』連載)
- エスカレーション(『ウィンタージャンプ』読みきり)
- 珍遊記 -太郎とゆかいな仲間たち-(『週刊少年ジャンプ』連載、全6巻)
- 珍入社員金太郎(『週刊ヤングジャンプ』連載) - 予告無しに第4話以降掲載されず、その後編集部より正式に連載終了が発表される。『サラリーマン金太郎』のパロディで占められている。詳細は週刊ヤングジャンプの項目を参照。
- つっぱり桃太郎(『週刊ヤングジャンプ』連載)
- 道徳戦士超獣ギーガー(『MANGAオールマン』、全1巻)
- 爆走!男のメルヘン街道 - 和田ラヂヲ等との共作
- ハデー・ヘンドリックス物語(短編集)
- まんゆうき 〜ばばあとあわれなげぼくたち〜(『週刊少年ジャンプ』連載、全2巻)
- 漫☆画太郎の人生相談 - 半年間『月刊少年ジャンプ』に4P連載された。
- わらってごらん(『月刊少年ジャンプ』連載、全1巻)
- ブスの瞳に恋してる (原作:鈴木おさむ)(『ヤングチャンピオン』連載、全3巻)
- 学校(『週刊少年ジャンプ』掲載)
- 聖☆おじさん - 電気グルーヴ×スチャダラパーの同名シングルを題材に漫画化(『ヤングジャンプ』掲載)
- まんカス(『QuickJapan』掲載、全1巻)
- 世にも奇妙な漫☆画太郎(『ビジネスジャンプ』連載中…初代担当の中村泰造が同誌編集長を務めている)既刊7巻
- DATマン(原作:村上龍)(『月刊少年ジャンプ』前後編の読み切り)
- 珍遊記2(『ビジネスジャンプ』連載中)
- 画太郎先生だぁ~い好き - 世にも奇妙な漫☆画太郎単行本未収録作品等をおさめた短編集。秋田書店刊行。
[編集] その他
- 爺言(表紙絵)
- 耳噛じる マキシマムザホルモン(ジャケット)
- 糞盤(同上)
- ロッキンポ殺し(同上)
- next33 - 「UNNON」というブランドのオリジナルTシャツのデザイン[1]
- ユメ十夜(脚色)
- ぶっ生き返す マキシマムザホルモン(裏ジャケット)
- No TV? TBSでの年末特番(2008年12月30日)
- 直前で消えた最終候補 もしものBパタ-ン! TBS 2009年1月4日(日) 桃太郎のBパターン →紙芝居絵コンテ
[編集] OVA
2009年、漫画家デビュー20周年記念企画「クソして寝たら20周年!漫☆画太郎まつりだ、バカヤロー!!」で3作品のFLASHアニメ版がリバプールより発売。
- 地獄甲子園 - 全1巻(2009/6/12)
- 世にも奇妙な漫☆画太郎 - 全2巻(2009/7/10)
- 珍遊記 -太郎とゆかいな仲間たち- - 全3巻(2009/8/7)
[編集] 脚注
[編集] 関連項目
- 電気グルーヴ - 『珍遊記』連載当時から画太郎ファンを公言し応援した。同作終盤に友情出演。
- ピエール瀧 - 電気グルーヴのメンバー。『虐殺! ハートフルカンパニー』『樹海少年ZOO1』等でタッグを組む。
- 鶴見済 - 同じく『珍遊記』当時より画太郎を支持。画太郎の心の支えとなったらしい。
- テイ・トウワ - リミックスアルバム『STUPID FRESH』でアートワーク担当。
[編集] 外部リンク
最終更新 2009年11月15日 (日) 11:29 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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