瀟湘八景
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瀟湘八景(しょうしょう はっけい)は中国で伝統的に画題になってきた8つの名所。湖南省で、南の瀟水が湘江に合流して、また他の川も流れて洞庭湖を作る、湖南省の景色である。[1]
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[編集] 概説
瀟湘八景が登場する最も早期の例は北宋時代の沈括による随筆集『夢溪筆談』の書画の巻であり、湘江流域の8つの名勝を指して瀟湘八景と呼んでいる。
東アジア各地に伝えられて、それぞれに地域での八景が瀟湘八景になぞらえて描かれることとなった。 また、瀟湘八景そのものも画題としてさまざまな絵師によって描かれ続けている。
[編集] 瀟湘八景の内容
瀟湘八景は以下からなり、すべて湖南省に属している。
- 瀟湘夜雨 [しょうしょう やう] :永州市蘋島・瀟湘亭。瀟湘の上にもの寂しく降る夜の雨の風景。
- 平沙落雁 [へいさ らくがん] :衡陽市回雁峰。秋の雁が鍵になって干潟に舞い降りてくる風景。
- 烟寺晩鐘 [えんじ ばんしょう] :煙寺晩鐘とも。衡山県清涼寺。夕霧に煙る遠くの寺より届く鐘の音を聞きながら迎える夜。
- 山市晴嵐 [さんし せいらん] :湘潭市昭山。山里が山霞に煙って見える風景。
- 江天暮雪 [こうてん ぼせつ] :長沙市橘子洲。日暮れの河の上に舞い降る雪の風景。
- 漁村夕照 [ぎょそん せきしょう] :桃源県武陵渓。夕焼けに染まるうら寂しい漁村の風景。
- 洞庭秋月 [どうてい しゅうげつ] :岳陽市岳陽楼。洞庭湖の上にさえ渡る秋の月。
- 遠浦帰帆 [おんぽ きはん] :湘陰県県城・湘江沿岸。帆かけ舟が夕暮れどきに遠方より戻ってくる風景。
[編集] 日本への影響
宋・元の山水画・瀟湘八景画は日本にもたらされ、日本絵画に大きな影響を与えた。狩野派などにより「瀟湘八景」が好んで描かれたほか、自国の風景にも関心が高まり、近江八景や金沢八景などが選ばれ、葛飾北斎、歌川広重など当時人気の浮世絵師によっても描かれた。
近代以降も橋本雅邦、横山大観らがこのテーマを採り上げている。
[編集] 脚注
- ^ 地図がこの記事の「中文」(中国語)の解説にある。
[編集] 関連項目
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最終更新 2009年11月23日 (月) 10:55 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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