炭酸飲料
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炭酸飲料(たんさんいんりょう)とは、炭酸を含んだ飲用の液体である。炭酸飲料はソフトドリンクとアルコール飲料の2種類に分けることができる。表示上の炭酸飲料は、通常、ソフトドリンクを指す。液体からは沸騰したように炭酸ガスの細かい気泡がはじけ、口中に入れると清涼感がある。
ペットボトル入り炭酸飲料の内圧は、20℃で4気圧程度である。
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[編集] 健康上の影響
[編集] 糖分について
炭酸飲料を含む清涼飲料水の多くが砂糖を含有している。糖分の過剰摂取のために血糖値が上昇する症状はペットボトル症候群と呼ばれる。
砂糖の多いソフトドリンクはWHO/FAOによる2003年のレポートで肥満と虫歯が増加することとの関連が報告されている[1]。アメリカでは、2009年までに公立学校で糖分を添加した飲料は販売されないようにすると合意されている[2]。また昔からADHDとの関連が疑われているが、最近の研究でもADHD との相関関係があった[3]。また、肥満や糖尿病との関連を指摘されている[4][5]。膵臓癌との関連も指摘されている[6]。イギリスでは2007年4月1日より砂糖を多く含む子供向け 食品のコマーシャルが規制されている[7]。
砂糖の大量摂取には問題もみられるため、砂糖の代わりに人工甘味料を利用したダイエット飲料が発売されており、炭酸飲料においても数多くの製品が存在する。しかし、その人工甘味料のアスパルテームなどについても健康上の問題がいくつか指摘されており、身体への影響についての議論が活発である。
[編集] 骨への影響について
「炭酸」も参照
炭酸水に骨を浸すとカルシウムが溶解するため炭酸飲料が骨を溶かすと言われる。一方、唾液を含めて生体内では炭酸脱水酵素が広く分布しているため、口にした瞬間、炭酸は速やかに気体(二酸化炭素)と水に分解されるので生体内では遊離型の炭酸の存在量は極めて少ない。したがって、自然界のような炭酸による影響は生体内ではほとんど現れない。
骨粗鬆症の診療ガイドラインの『骨粗鬆症 診断・予防・治療ガイド』[8]では、砂糖は「骨泥棒」とされる。砂糖の摂りすぎはカルシウムの排泄量を増やすため、尿路結石では摂取を控えるとの指導がある[9]。コーラを定期的に摂取する人は、そうでない人より骨密度が低い[10]。少女の骨折率は炭酸飲料を飲む場合3倍、コーラでは5倍であった[11]。
WHO/FAOによる2003年のレポートは、炭酸の消費量が多い場合、歯が侵食されることを報告している[1]。ほかに砂糖はう蝕(虫歯)のリスクを高める。その場合、主要成分の1つであるヒドロキシアパタイトとその成分のカルシウムを溶出される。
炭酸飲料は酸味料としてリン酸を用いる場合が多く、リン酸の健康上の影響については様々な研究がある。例としてコカ・コーラのリン含有量は100g中16mgである[12]。コーラを飲む習慣がある人の骨密度が低いことが観察され、ノンカフェインのコーラでも同じような傾向が見られたため、コーラに含まれるリン酸がカルシウムの吸収を阻害し骨からカルシウムを流出させる原因ではないかと考えられている[13]。
[編集] 種類
[編集] ソフトドリンク
※狭義の炭酸飲料
- ソーダ水(炭酸水)
- サイダー
- コーラ
- ラムネ
- ジンジャーエール
- メロンソーダ
- クリームソーダ
- ガラナ飲料
- トニックウォーター
- シャンメリー(シャンパン風炭酸飲料)
- ルートビア
- ティー・ソーダ - 炭酸入りの紅茶
- スパークリング・コーヒー - 炭酸入りのコーヒー
- その他(ドクターペッパー、メッコールなど)
[編集] アルコール飲料
[編集] 脚注
- ^ い ろ Report of a Joint WHO/FAO Expert Consultation Diet, Nutrition and the Prevention of Chronic Diseases, 2003
- ^ Bottlers Agree to a School Ban on Sweet Drinks (New York Times, May 4, 2006)
- ^ Lars Lien et al. "Consumption of Soft Drinks and Hyperactivity, Mental Distress, and Conduct Problems Among Adolescents in Oslo, Norway" American Journal of Public Health Vol96, No.10 2006, pp1815-1820. PMID 17008578
- ^ Schulze MB et al. "Sugar-Sweetened Beverages, Weight Gain, and Incidence of Type 2 Diabetes in Young and Middle-Aged Women" JAMA 292(8), Aug 25 2004, pp927-34. PMID 15328324
- ^ Lee S Gross, Li Li, Earl S Ford and Simin Liu "Increased consumption of refined carbohydrates and the epidemic of type 2 diabetes in the United States: an ecologic assessment."American Journal of Clinical Nutrition 79(5), May 2004, pp774-779
- ^ Susanna C Larsson et al. "Consumption of sugar and sugar-sweetened foods and the risk of pancreatic cancer in a prospective study"American Journal of Clinical Nutrition, Vol.84, No.5, November 2006, 1171-1176. PMID 17093171
- ^ Restrictions on TV advertising of foods to children come into force
- ^ Reiner Bartl, Bertha Frisch 『骨粗鬆症 診断・予防・治療ガイド』中村利孝監訳、メディカル・サイエンス・インターナショナル、2007年10月。ISBN 9784895924887。96-99頁。
- ^ 尿路結石症 再発予防ガイドライン (医療情報サービス Minds)
- ^ Tucker KL et al. "Colas, but not other carbonated beverages, are associated with low bone mineral density in older women: The Framingham Osteoporosis Study" Am J Clin Nutr 84(4), 2006 Oct, pp936-42. PMID 17023723
- ^ Grace Wyshak, PhD Teenaged Girls, Carbonated Beverage Consumption, and Bone Fractures Arch Pediatr Adolesc Med. 154, 2000, pp610-613.
- ^ よくあるご質問 コカ・コーラ(日本コカ・コーラ)
- ^ 尾上佳子・太田博明「食習慣と骨粗鬆症」『臨床栄養』2009年5月、P484-489。
[編集] 関連項目
最終更新 2009年8月27日 (木) 16:35 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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