烏天狗

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烏天狗像(鎌倉市建長寺半僧坊)

烏天狗または、鴉天狗(からすてんぐ)は、大天狗と同じく山伏装束で、のようなをした、黒い羽毛に覆われた体を持ち、自在に飛翔することが可能だとされる伝説上の生物。小天狗とも呼ばれる。

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[編集] 概要

剣術に秀で、鞍馬山の烏天狗は幼少の牛若丸に剣を教えたともいわれている。また、神通力にも秀で、昔は都まで降りてきて猛威を振るったともされる。そのモデルは大天狗同様、山伏や修験者などの山に住む修行者であったとか、山岳民族であったともいわれており、そういった山に住む人々に自然の猛威や山賊・盗賊の恐怖を重ねたものが烏天狗であると考えられる。もともと天狗といえば、こちらの烏天狗のことを指し、鼻の高い天狗は、烏天狗よりのちに現れたものである。

インド神話のガルダの流れを汲むとも言われる。

和歌山県御坊市では、烏天狗のものとされるミイラが厨子に入れられて保存されている。江戸時代から明治時代にかけ、修験者たちがこれを担ぎ、利益を説きながら諸国を回ったといわれる[1]

宮崎県綾町では夏は河童に冬は山で烏天狗となるという話がある。夏前は川へ冬前は山へと向けて家の脇の溝を「ひょいひょいひょい」と通り過ぎる。その声を聞いた家々では、「絶対見てはならん」と正体を見たがる子供を諌めた。ある村で見てしまった人によると、顔に大きな嘴がありこの世の者とは思えぬほどおぞましい姿だったという。山師の話では、烏天狗はいたずらをよくするという。木を切りに山に入る前に「木が倒れるぞ」と声がこだまし、ドーンと木が倒れる音がした。不思議に思ってその場所に行ってみると、まったく木が倒れた様子はなかったという。いずれも、昭和30年代半ばまでにあった話で、後の噂はない。猟師の話では最近でも何らかの原因で怒らせてしまったのか、それまで獲れていた獲物が山から一匹残らず消えてしまう不思議なことはあるという。

[編集] 信仰上の烏天狗

[編集] 烏天狗をモデルとしている著作物

[編集] 脚注・出典

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  1. ^ 村上健司監修 宮本幸枝著 『津々浦々「お化け」生息マップ - 雪女は東京出身? 九州の河童はちょいワル? -』 技術評論社〈大人が楽しむ地図帳〉、2005年、35頁。ISBN 978-4-7741-2451-3

[編集] 関連項目

最終更新 2009年9月30日 (水) 22:01 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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