熱帯モンスーン気候

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E 寒帯 ET EF
D 冷帯 Dfa Dfb Dfc Dfd Dwa Dwb Dwc Dwd Dsa Dsb Dsc Dsd
C 温帯 Cfa Cfb Cfc Cwa Cwb Cwc Csa Csb Csc
B 乾燥帯 BSh BSk BWh BWk
A 熱帯 Af Am Aw As

熱帯モンスーン気候(ねったいモンスーンきこう)は、ケッペンの気候区分における気候区のひとつで熱帯に属する。記号はAm。Amのmは、この気候がAfとAwの間に位置することからドイツ語の「mittelform」(中間)に由来し、モンスーンの略ではない。

目次

[編集] 特徴

赤道から北回帰線の間、モンスーンの影響を受ける海岸部に分布。雨季の雨量は熱帯雨林気候と変わらないが、モンスーンの影響による乾季があり多少乾燥する。植生はおもに落葉広葉樹からなる。アジアでは稲作が盛んで、他にはバナナなどの果物、サトウキビの栽培などが行われている。稲作中心の地域では人口密度が高くなっている。

[編集] 条件

ジャカルタの雨温図
  • 最寒月平均気温が18℃以上。(ヤシが生育できること)
  • 年平均降水量が乾燥限界以上。
  • 最少雨月降水量が60mm未満 かつ (100-0.04×年平均降水量)mm以上。

「最少雨月降水量が60mm未満 かつ (100-0.04×年平均降水量)mm以上」という条件から「100-0.04×年平均降水量」の値は60未満である必要があるため、この気候に属する地域の年平均降水量は1,000mmを超えていることになる。

[編集] 分布

熱帯モンスーン気候(Am)の世界的な分布

[編集] 分布地域

赤道・低緯度地域に点々と分布する。熱帯雨林気候からサバナ気候への移行地域となる。

[編集] 典型的な都市

[編集] 気候の特徴

乾季のパラワン島ヤシ
  • 弱い乾季(雨のあまり降らない時期)がおこる。
  • 乾季には木が枯れ、下草(雑草等)のみとなる。
  • 雨季の降水量は多く、多様な植物が生育する。
  • 熱帯雨林気候と同じく、午後はスコールの影響を受ける。

雨季と乾季は地域によって異なるが、おおむね夏ごろに雨季、冬頃に乾季を迎える地域が多い。ミャンマー南部では涼季(11月 - 2月)・暑季(3月 - 4月)・雨季(4月 - 11月)の3つの季節があり、涼季は低温少雨、暑季は高温多湿少雨、雨季は温暖多雨となる。タイ南部では乾季(11月 - 3月)・暑季(4月)・雨季(5月 - 10月)の3つの季節があり、乾季は低温少雨、暑季は高温、雨季は多雨となる。オーストラリア北東部のケアンズ周辺では乾季(4月 - 11月)・雨季(11月 - 3月)に分かれ、乾季は温暖少雨で晩秋から春にあたり、雨季は高温多雨多湿で夏から初秋にあたる。

また、集中豪雨が多い地域でもある。西インド諸島にあるフランス領の島グアドループでは、1970年11月26日に1分間で38mm(仮にこの雨が1時間降り続ければ2,250mm - 2,310mmで、沖縄県那覇市の年間降水量を超える)という猛烈に激しい雨を観測した。また、インド洋のマスカリン諸島にあるフランス領のレユニオン島では、1952年3月15日 - 3月16日に24時間で1,870mm(日本記録は徳島県上那賀町海川で観測された1,317mm)という豪雨を観測している。これら2つの降水量はいずれも世界記録となっている[1]

[編集] 土壌と植生の特徴

ラトソルや赤色土が多い。湿地や低地など、水が溜まる場所には灰色土や褐色土、グライなどを含む土が分布しているほか、東南アジアやオセアニアなどの火山地域では火山灰なども多く含まれている。

乾季の乾燥のため、乾燥に強い落葉広葉樹林(雨緑林)が多く分布する。また、雨季には鬱蒼とした湿原、乾季には枯れ草の多い草原となる地域もある。

[編集] 産業の特徴・その他

東南アジアやマダガスカルでは、雨季に稲作を行う。地域によっては、水を確保するためにため池や棚田などが作られている。稲作に適さない地域やアフリカ・アメリカでは、雨季を中心にバナナゴムトウモロコシサトウキビ、その他の熱帯農産物が生産されている。

[編集] 脚注

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  1. ^ ウィキペディア日本語版『降水量』 2007年8月15日 (水) 09:20の版

[編集] 関連項目

最終更新 2009年10月31日 (土) 13:56 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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