熱気バサラ
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熱気 バサラ(ねっき バサラ、BASARA NEKKI)は、テレビアニメ『マクロス7』および、その関連作品に登場する架空の人物。声の出演は林延年(現・神奈延年)、歌唱パートを福山芳樹が担当している。
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[編集] 人物概要
『マクロス7』関連の一部スピンオフ・外伝を除く作品における主人公。ロックバンド「FIRE BOMBER」のメインボーカルとリードギターを担当する。21歳(『マクロス7』の舞台となる2045年時点)。逆立った髪と、旅先で拾った[1]丸縁の色眼鏡をかけた姿が特徴。
自分の歌と音楽に対する並外れた情熱を有し[2]、その可能性に挑戦するため、バンドリーダーで元統合軍パイロットのレイ・ラブロックを通じて極秘に提供され、専用にカスタマイズされた可変戦闘機VF-19改(通称ファイアーバルキリー)に搭乗し、戦場に乱入して決して戦うことなく歌い続け、謎の敵に対しても自分の歌を伝えようとする。その姿は当初人々に異端視されるが、次第に周囲の共感を呼び、敵生命体プロトデビルンもその歌に多大な影響を受けることになる。
常人をはるかに超えた「歌エネルギー」の持ち主であり、その正体はプロトカルチャーの時代にプロトデビルンを封印した特殊な力の持ち主と同様の「アニマスピリチア」であるとされる。
[編集] プロフィール
以下はCDシングル『SEVENTH MOON』ジャケット裏、『FIRE BOMBER 公式プログラム in マクロス7』p.18などに記されているデータより。生年月日は『THIS IS ANIMATION SPECIAL マクロス7』では2025年とされている。
- 本名 - 熱気バサラ
- 生年月日 - 2024年8月15日
- 出身地 - 不明(本人も記憶がない)
- 血液型 - B型
- サイズ - 身長184センチ、体重75kg
- 趣味 - 宇宙遊泳、昼寝、オレの歌を聞かせること
- 好きな食べ物 - 激辛カレー、キムチ、トムヤムクン
- 好きなアーティスト - オレ(もしくは、オレが本気で歌えた時)
- 特技 - 寝言で歌を歌える
- 担当楽器 - ギター
[編集] 経歴
出自は上記プロフィールにもあるとおり一切不明。7歳のころにはギターを担いでおり、自分の歌で山を動かそうと思い、毎日山に向かって歌っていた[3]。そのころに放浪中のレイと初めて出会い、14歳のころ、レイと再会しバンド活動の誘いを受ける。2038年に出航した第37次超長距離移民船団(通称マクロス7船団)の都市艦シティ7に付属する船団未登録エリア「アクショ」に住み、そこを拠点にライブ活動を行う。なお、アクショ自体が公的には存在しないエリアのため、そこに住むバサラは市民登録をしていない。
2045年3月、バロータ軍のマクロス7船団襲撃(バロータ戦役)に際しVF-19改で戦場に乗り込み歌い始める。同年4月のメジャーデビュー、5月のテレビドラマ「リン・ミンメイ物語」出演を契機に世に知られる存在となる。また、その歌がバロータ兵に施された洗脳の解除、それを率いるプロトデビルンに対し苦痛を与え撤退させるといった効果を示すことが確認されたため、9月には民間協力隊「サウンドフォース」が編成され、バンドメンバーと共に軍の指揮下に組み込まれる。
10月以降、自身と接触し眠りについたプロトデビルンの1体・シビルと邂逅し、歌で目覚めさせようとするが思い通りにならず、11月から12月までの間、自分の歌う意味を探して放浪の旅に出る。旅の果てに、シビルを歌で目覚めさせ、彼女と共に宇宙を飛び回り銀河を巡る体験を経て、自らの歌への想いと在り方を悟る。以降歌うことへの迷いは消え、2046年2月、その歌によりプロトデビルンとの戦争を終結させることになる。
2047年(『マクロス ダイナマイト7』)には再びミレーヌらを置いて放浪の旅に出る。たどり着いた先の惑星ゾラでは、宇宙を回遊してくる謎の存在「銀河クジラ」に歌を聞かせようとする。この作品にはファイアーバルキリーは登場せず、バサラはゾラにある機体を借りて出撃する。
非売品ドラマCD『マクロス ダイナマイト7 Fire Bomber GALAXY FUN NET CD』ではゾラから帰還後のエピソードが描かれる。その後はマクロス7船団に帰ることなく銀河各地を放浪し、時々新曲を送るという活動を続ける[4]。
2060年、13年ぶりにリリースされたアルバム「Re.FIRE!!」では銀河ネットワークの回線を通してセッションに参加する[4]。
[編集] 人物像
[編集] 性格
歌に情熱を燃やし、不屈の精神を持つと同時に言動は常に自由奔放で、規則や命令に縛られること、他人の意思に従って歌うことを嫌い、自分の「歌いたい時に歌う」という主義の持ち主。ライブでは頻繁に遅刻し、時には事前の告知とまったく異なる歌を歌う場合もある[5]。こうした態度はバサラをよく知らない者には理解されないため諍いを招くこともあり、2045年に加入するミレーヌ・ジーナス以前に加入していたバンドのメンバーは、バサラが原因で辞めている。ミレーヌとも口論が絶えないが、それまでのメンバーと違い歌となると非常に息が合い、ボーカリストとして互いを認め合っている。
暴力による解決を嫌っており、危機的状況にあっても決して自ら暴力を行使しようとせず、自分の歌を聞かせようとする。自身の乗る可変戦闘機に護身用のミサイルを搭載することすら拒むほど武器・兵器に否定的で、攻撃を命令したり歌を軍事目的で利用しようとする軍、および軍関係者にはしばしば反発する。しかしながら『マクロス7』序盤においては、人命を救うためにやむをえずファイアーバルキリーに搭載された護身用のミサイルを撃つ場面があり、そのたびに後で思い悩む姿が描かれる。
ミレーヌやレックスなど、周囲の女性から思いを寄せられる機会が多いが、バサラ自身が女性を異性として意識する場面は見られない[6]。
[編集] 技能
可変戦闘機の操縦においては、天才と呼ばれるマクシミリアン・ジーナス(マックス)が一目置き[7]、マクロス7船団のトップエースであるガムリン木崎も舌を巻く[8]ほどの技量を有し、ギター型に改造されたコントロールシステムを用いて高速連続反転(QM69)などの高等技術を演奏しながら平然と使用する。戦闘中は主にバトロイド形態を使用し、ファイター形態は戦闘宙域への移動時などに用いる。ガウォーク形態は当初一切使用することなく、『マクロス7』第14話の市街戦においてミリア・ファリーナ・ジーナスに指摘されて初めて同形態への変形を行う。変形直後は操縦に失敗し、その場でミリアの簡単な指導を受けることによって扱えるようになる。『マクロス ダイナマイト7』では、普通の可変戦闘機のコクピット内で、歌いながらアコースティックギターを弾きつつ操縦桿やスロットルをギター越しで操作する。
また、ライブ会場などではパラシュートやハンググライダー[9]を用いたパフォーマンスを行うほか、素手での格闘では一人で多数を相手に圧倒し[10]、バイクに乗れば暴走族チームを翻弄する[11]など、歌のみにとどまらず多彩な面で人並み外れた実力を発揮するが、これらの技能をどのような経緯で身に付けたのかについては劇中および関連資料でも一切語られていない。
[編集] 口癖・決め台詞
バサラが戦場で歌う際は『マクロス7』第2話以降「俺の歌を聴け」と叫ぶのが通例で、バサラの代表的な決め台詞とされる。この台詞は番組告知用のCM[12]や次回予告の締めの台詞としても使用されている。その他、「ファイアー」「ボンバー」などといった台詞を頻繁に口にする。
『マクロスF』ではヒロインで歌手のシェリル・ノームがバサラへのオマージュ[13]として「私(あたし)の歌を聴け」という決め口上をライブで歌い始める際に発する。
[編集] 歌唱曲
FIRE BOMBER(Fire Bomber)名義の曲については「FIRE BOMBER」を参照
- EMILIA with BASARA NEKKI
- 『マクロス7 銀河がオレを呼んでいる!』に登場するエミリア・ジーナス(歌 - 奥土居美可)とのデュエット曲。CDシングル『HEART & SOUL』に収録。
- HEART & SOUL (作詞 - K.INOJO 作曲 - 川野美紀 編曲 - 田中裕千)
- 熱気バサラ
- 熱気バサラ個人名義の曲。FIRE BOMBER名義の曲のアコースティック・バージョンも「熱気バサラ」または「BASARA NEKKI」名義となっている場合がある。
- ANGEL VOICE (作詞 - K.INOJO 作曲・編曲 - 菅野よう子)
- 熱気バサラ・エルマ
- 『マクロス ダイナマイト7』に登場するエルマ・ホイリー(歌 - 阪口あや)とのデュエット曲。本編では使用されておらず、CDアルバム『ZZNKQB ZOLA RADIO FIRE!!』に3曲が収録されている。FIRE BOMBERの曲を基にしているが、いずれもアレンジが異なっている。
[編集] 搭乗機
- VF-19改 エクスカリバー 熱気バサラスペシャル(通称ファイアーバルキリー)
- VT-1C オストリッチ(『マクロス ダイナマイト7』第1話、第3話。マリア・ホイリーの形見を使用)
- VF-19P エクスカリバー(『マクロス ダイナマイト7』第3話および第4話。スピーカーシステム搭載機を使用)
以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。
[編集] 影響
バサラの歌担当の福山芳樹と声担当の神奈延年は本作品での共演以降親交を始め、2007年のマクロス25周年記念ライブ「Minmay meets Fire Bomber」での共演を契機にユニット「福神」を結成し、ライブではFIRE BOMBERの曲も歌っている。
[編集] 脚注・出典
- ^ VHS/LD/DVD『マクロス7 2』映像特典「突撃あこーすてぃっくラブハート」
- ^ VHS/LD『マクロス7 1』ライナーノート
- ^ 『マクロス7』第49話「銀河に響く歌声」バサラの台詞
- ^ い ろ CDアルバム『Re.Fire!!』ブックレット 2009年
- ^ 『マクロス7』第7話「サマーアクシデント」
- ^ 『マクロス7』シリーズ構成の富田祐弘は『アニメージュ』1995年8月号(徳間書店)p.38において、「おそらく無意識に無視してきたんでしょう。まだ種族保存の本能にめざめていないのかもしれません(笑)」と述べている。
- ^ 『マクロス7』第10話「ディープバラード」マックスの台詞
- ^ 『マクロス7』第30話「三角関係の公式」ガムリンの台詞
- ^ 『マクロス7』第49話「銀河に響く歌声」
- ^ 『マクロス7』第3話「ファイアースクランブル」
- ^ 『マクロス7』第5話「スピリットギャル」
- ^ VHS/LD/DVD『マクロス7 1』に映像特典の一部として収録されている。
- ^ DVD/Blu-ray Disc『マクロスF 1』ライナーノート
[編集] 参考文献
- 『THIS IS ANIMATION SPECIAL マクロス7』小学館 1995年 ISBN 978-4091015808
- 『FIRE BOMBER 公式プログラム in マクロス7』徳間書店 1995年
[編集] 関連項目
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最終更新 2009年11月3日 (火) 10:07 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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