牛車

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牛車
宮殿調度図解 (1905年)

牛車(ぎっしゃ)は、ウシ水牛に牽引させる乗り物のひとつ。専ら荷物を運搬するものと乗客を運搬するものがある。なお、貴人が乗る乗用のものを「ぎっしゃ」、荷物を運搬するものを「ぎゅうしゃ」と、呼び分ける、としている辞書もある。(平凡社大百科事典)

平安時代には貴族の一般的な乗り物であった。現代日本では京都などで観光用や祭礼用として利用されることもある。

日本では観光用などを除いてあまり見かけられなくなったが、アジアをはじめとする発展途上国ではごく普通に見られる。

なお、日本の古典的な牛車は、正式には後乗り前降りである。源義仲が上洛して牛車に乗った際に、これを知らずに後から降りて笑いものになった。

[編集] 牛車色々

時代祭の牛車
唐庇車(からひさしのくるま)
屋根が唐破風造のような形状の最高級の牛車。上皇もしくは摂政・関白が晴れの舞台で使う。大型で「桟(はしたて)」という梯子で乗り降りした。屋根や庇などは檳榔で作り「蘇芳簾」という赤い簾をかける。横の画像はこの車。
雨眉車(あままゆのくるま)
摂政関白直衣姿の折に使う上の唐車の簡略版。簾は青く下簾の帳も青裾濃。
檳榔毛車(びろうげのくるま)
檳榔を細かく裂いて屋根を葺いた車。参議までの上級貴族・賀茂祭の使いや入内する女房が使った。蘇芳簾で下簾は赤裾濃。
糸毛車(いとげのくるま)
詳細不明。皇后皇太子は「青糸毛」、更衣典侍尚侍などの上臈・小上臈・中臈の女房たちは「紫糸毛」に乗ったという。
半蔀車(はじとみぐるま)
を網代に組んで降り口の周りの部分に使い、覗き窓を開閉可能の半蔀にしたもの。大臣や大将がプライベートに使用する。
網代車(あじろぐるま)
半蔀車の網代を白く塗って地味にしたような車。大臣納言・大将の普段使い、侍従・中将・小将・四位・五位も使った。
八葉車(はちようのくるま)
網代を萌黄色(黄緑)に塗り、九曜星(八葉/大きな円の周りに小さな円を八つ書いたもの)の模様を書いたもの。二種類あり模様の大小で区別する。普段使い全般。

[編集] 関連項目

最終更新 2009年8月30日 (日) 00:13 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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