特殊救難隊

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特殊救難隊(とくしゅきゅうなんたい ,Special Rescue Team :SRT)とは、特殊な海難に対応するため海上保安庁が設置している海難救助部隊。通称、特救隊(とっきゅうたい)または、トッキュー隊。

目次

[編集] 概要

1974年11月に発生したLPGタンカー第十雄洋丸と貨物船パシフィック・アレス号の衝突事故(第十雄洋丸事件)を契機に、1975年に創設された。隊の所在地は東京都大田区羽田空港第三管区海上保安本部羽田特殊救難基地内。

創設当初、東京消防庁特別救助隊等から教育・研修を受け、現在、1個隊6名(隊長1名・副隊長1名・隊員4名(火災及び危険物・レンジャー・潜水救急救命士)で6個隊、計約36名が配属されている。隊員は各管区で行われる「競技会」にて優秀な成績を収めた救難強化巡視船潜水指定船に乗船している潜水士から選抜される。

三管に属してはいるが出動地区に限定は無く、通常の各巡視船の装備・人員では対応が難しい特殊な海難が発生した場合、各管区海上保安本部からの出場要請に基づいて航空機ヘリコプターなどを乗り継いで現場海域へ急行する。海難のスペシャリストとして船舶火災の消火、危険物が流出している現場での救難、転覆船に潜り込んでの要救助者捜索及び救助、ヘリコプターから降下しての人命救助など、高度で専門的な知識や技能を必要とする特殊海難に対応する。 なお、通常、特殊救難隊が到着した段階で、救助作業の指揮権は各現場責任者から特殊救難隊に移管される。

特殊救難隊の海難救助や部隊の移動に使用するため、羽田特殊救難基地に隣接する羽田航空基地には海上保安庁で最大のヘリコプターである、アエロスパシアルAS332L1「MH805(JA6805) わかわし1号」「MH806 わかわし2号」の2機やガルフストリーム V「LAJ500 うみたか1号」「LAJ501 うみたか2号」の2機の小型ジェット機等が配備されている。

又、海外で大規模災害が発生した際には、国際緊急援助隊救助チーム(警察庁消防庁、海上保安庁)の一員として、世界中に派遣される。

隊の能力の均一化を図る目的で年1回、1隊~6隊の隊長及び基地長を交えて隊員の入れ替え(通称「ドラフト会議」)が行われる。

[編集] 隊の特徴

  • 各隊に必ず一名救急救命士が配置されているが、救助隊に専従配置されているのは東京消防庁消防救助機動部隊(ハイパーレスキュー)よりも先駆けて配置が行われていた。
  • 非常に特殊で危険な任務を負う仕事であるが、隊員には1975年の創設以来1人も殉職はでていない。

[編集] 広報活動

海上保安庁は特殊救難隊の広報活動に力を入れており、同隊の活躍を描いたマンガ「トッキュー!!」(週刊少年マガジン)に取材協力している。

2006年11月2日放送の「プロフェッショナル 仕事の流儀」(NHK)で 6隊隊長の寺門嘉之が特集された。

[編集] 関連項目

最終更新 2009年1月30日 (金) 18:39 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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