猫娘 (ゲゲゲの鬼太郎)
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猫娘(ねこむすめ)は水木しげるの漫画『ゲゲゲの鬼太郎』(旧題:『墓場の鬼太郎』)の主人公・鬼太郎のガールフレンドの猫妖怪。
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[編集] キャスト
[編集] プロフィール
- 身長:136cm
- 体重:29kg
※身長・体重共に原作設定。アニメ版は第3作以降それ以上(特に第3作と第5作)のより成人に近い体形となる。詳細は後述。
[編集] 概要
普段は人間の少女の姿だが、ねずみ(ねずみ男を含む)や魚を見て、興奮すると、裂けた口に鋭い牙をむきだした猫の形相になる。猫の機敏さと鋭い爪が戦いの際の武器である。魚、鰹節、ネズミが大好物[1]。水木プロ監修の書籍等で、公式に「ねずみ男と同じ半妖怪」と設定されているが、ねずみ男のように作中でその事に触れられる描写は滅多にない[2]。アニメ第5作から「ゲゲゲの鬼太郎」と「ビビビのねずみ男」に対して「ニャニャニャのネコ娘」という通称ができた。
原作の初期ではねずみ男の天敵として様々なタイプの猫娘妖怪、猫女妖怪が登場しているが、ほとんどが1話限りのゲストキャラクターだった。ファンの間でお馴染みのおかっぱ頭でワンピース姿の猫娘が原作で初登場したのは週刊少年マガジン版第1シリーズの「猫娘とねずみ男」から[3]。
鬼太郎のガールフレンドとして猫少女がレギュラー化するのは週刊少年サンデー版から。和服姿のボサボサ頭で、マガジン版の猫娘とは容姿が大きく異なり、「猫子」(ねここ)という名前であった。この猫子はねずみや魚を見て化け猫と化す奇病を持つ人間であり、妖怪ではない[4]。アニメ版と同様のリボンが付いた猫娘が原作で登場して定着したのは1980年代のアニメ第3作の頃に連載していたシリーズからであり、アニメ版からの逆輸入キャラクターといえる。この時初めて上記の身体サイズが設定され、当時の講談社などで発行された鬼太郎百科関連で発表された。水木氏が昭和33年6月に「東真一郎」名義で発表した『怪奇猫娘』に登場する、サンマの匂いで思わず猫顔に変貌してしまう主人公の猫娘が、後の鬼太郎シリーズに登場する猫娘の前身らしい。
服装は原作でもアニメでも白いブラウスに赤~ピンクの吊りスカート姿が基本だが、第2作だけは白い襟の付いた赤に黄色の大きな水玉模様のワンピースを着ている。「ゲゲゲの鬼太郎 妖怪千物語」第1部では西洋の漆黒ドレスを着用。また同作では髪は肩ほどの長さのセミロングだったが[5]、第2部からはアニメ第5作同様のショートカットとなった[6]。ヒロイン的存在であるためか、原作・アニメ共に初期からいわゆるパンチラ等のサービスカットを担う事が多い(アニメは第2・3・4作が特に多い)がアニメに対する規制強化後に製作された第5作、墓場では全く見られなくなった。
ねずみ男の悪事に目を光らせるお目付け役だが、ケンカするほど仲がいいという面もあり、ねずみ男とコンビで行動することも多い。
鬼太郎の青年期を描いた『続ゲゲゲの鬼太郎』の「猫娘の巻」では、鬼太郎が高校に通う一方で、怪奇女子大の不思議学科に在籍する女子大生として登場。両頬にねずみ男のような髭を生やし、豪華なコートを着込み、かなり高慢な性格となっていた。アニメ第5作で定番となる“アルバイト収入で鬼太郎親子に御馳走する”描写はここで初めて見られる(「猫娘とねずみ男」では鬼太郎が猫娘におごった)。鬼太郎の家に住み込むため、ねずみ男を鬼太郎のもとから追い払うが、逆にねずみ男の罠にはまり、古書の中に吸い込まれて姿を消した[7]。しかし、さらにその後の『新ゲゲゲの鬼太郎』で、鬼太郎の母校・墓の下高校の生徒として再登場[8]。『続』とは外見が大きく異なり、前髪を左右に分けて後ろ髪をおさげにしている[9]。この容姿の猫娘は、原作『ゲゲゲの鬼太郎挑戦シリーズ』第3話「地上絵の秘密」でも見られる[10]。同じ猫娘と称するキャラクターでも著しく容姿が異なることから、これらをすべて別人とする解釈もある[4]。
松竹製作の実写映画版は、出演した田中麗奈に合わせて身長158cmと設定されている。他にも年齢設定が鬼太郎ファミリー全員が江戸時代以前に誕生した事となっており、猫娘は400歳である(鬼太郎350歳、ねずみ男1000歳、目玉おやじや砂かけ婆たちはそれ以上とされている)。
[編集] 寝子
原作およびアニメ墓場鬼太郎に登場した猫娘の元になったキャラクター。アニメではタレントの中川翔子が声優を務めた。性格はアニメにおける猫娘とは相反して清楚で控え目である。
詳細は「墓場鬼太郎の登場人物」を参照
[編集] アニメにおける変遷
- 第1作
- 第20話「猫娘とねずみ男」のゲストキャラクターとして登場。
- 第2作
- 第1話から登場。レギュラーとなったが、前作・第20話以来の再登場という設定の為、同時期に連載されていた少年サンデー版とは異なり、猫子ではなくマガジン版の猫娘を元にしたデザインとなっている。原作で猫子が登場していたエピソードもアニメでは猫娘に置き換えられている。
- 鬼太郎親子の世話女房的役割で、食料の買出しや食事の支度を勤めた。性格は気が強く男勝りだが、戦闘力は小さく、鬼太郎のことを「さん」付けで呼ぶ。
- 少年の姿をしてはいるものの、超能力を持ち達観した生き方をする鬼太郎と、視聴者の少年少女を取り持つ役割からのレギュラー化のようである。
- 人間臭さを表現する為か、後の作品では見られないことだが、ねずみ男の口車に乗ってしまったり、金儲けの話に乗っかったりするエピソードも目立つ。
- 鬼太郎に不遜な態度を取るねずみ男に怒ったりしているが、彼が死んだ時にはとても悲しんでいる。また、第一話では泥田坊に襲われたねずみ男を救っている。
- 第3作
- 歴代一お転婆な性格。前作にあった野暮さは消えて、成人女性に近いスタイルとなる。また、本作より鬼太郎との関係は対等になり、お互い名前は敬称なしで呼び合うようになった。本編のヒロインは天童ユメコのため、三枚目的な役割を担う部分も多かった。ユメコとは鬼太郎を巡る恋敵であると同時に親友とも言える間柄である。
- 身長 / 146cm→151cm・体重 / 39kg→44kg(中盤からの新デザイン改訂に伴う変更)
- スリーサイズ / バスト78cm(Cカップ)・ウエスト54cm・ヒップ82cm(身体サイズは本作のみの設定である)
- 第4作
- 原作の雰囲気を持ったまま可愛らしい容姿にデザインされ、髪型も紫色の刈上げおかっぱに変わる。この頃には鬼太郎の幼馴染としてのイメージも完全に定着した。
- 本作の『鬼太郎』は全体的にクールな作風になっており、猫娘も従来のようなヤキモチを焼くなどの描写は見られない。ただし鬼太郎に好意を寄せる様子は変更されていない。
- 食事にはコンビニの猫缶を常食[11]。
- ねずみ男に対しては冷たそうに見えて心配して気にかける優しい一面も。
- 84話では人食い肖像画(画家の恨みが生み出した怨念の塊)を歌声で鎮める珍しい技を披露。
- 人間の女性の様には成長しない(しても極めて遅い)事を気にする描写が取り入れられた。その事から89話でインド妖怪ラクシャサの術により、一時的に妖艶な大人の姿に成長して鬼太郎を誘惑するエピソードもあった。
- 101話で一刻堂に封じられた時は、猫を抱いた人間の少女の姿になり、原作でも滅多に見られなかった「ねずみ男同様に半妖怪」という出自設定にアニメで初めて触れられたシーンでもある。
- 第3作のユメコとは違い、鬼太郎と人間のセミレギュラー・村上佑子との仲は友達止まりで、猫娘と佑子の両者が登場するエピソード自体も少なく、友人や恋敵の様な関係は描かれなかった。
- 身長 / 141cm・体重 / 34kg(本作のみ)
- 第5作
- 髪型がショートヘアになり、頭身も伸びるなど、より現代的な可愛らしいデザインがなされた。衣装も多彩であり、妖怪の中でも人間界に馴染んで生活しており、様々なアルバイトをしている。アルバイトの際には「猫田宏美」「根古宏美」「猫乃塚宏美」と名乗っている[12]。
- ヤキモチ焼きは歴代で一番。美人の依頼者が鬼太郎に近づくのを嫌う。
- 人間に対しては鬼太郎よりも友好的である。また他の妖怪らと鬼太郎親子の橋渡し役を買って出ており、仲間の妖怪からの信望は厚い。天狗ポリスとは特に親密な間柄であり、大天狗や黒鴉には目をかけられている。
- 妖怪横丁の仲間では、ろくろ首と人間界で一緒に働く事もあるため特に仲が良く、「猫ちゃん」「ろくちゃん」と呼び合っているが、恋愛の事で少々嫉妬している(対象の男性は別々だが、進展の差から)。
- 閻魔大王や宋帝王からは鬼太郎の片腕としてねずみ男と共に彼を支えていくよう激励の言葉を受け取っている。
- ねずみ男に対していい感情はもっていないが、「第27話 - 地獄の掟! 走れねずみ男」では鬼太郎と長年の親友という二人の関係に「うらやましいよ!」とも言っている。さらに「第42話 - オベベ沼の妖怪 かわうそ!」 では「どうして鬼太郎はあんな奴(ねずみ男)と親友なの?」と嫉妬の表情で砂かけ婆と子泣き爺に質問していたが、ねずみ男が死ぬと鬼太郎が悲しむのが嫌なので彼を助けることもある。「第14話 - 鬼太郎死す!? 牛鬼復活」では火口に落ちそうになっていたねずみ男の腕をつかんで引きずり上げようとしていた。
- 鬼太郎を強引に恋愛映画に誘うのがシリーズの恒例と化している。鬼太郎自身は関心が薄く、いつも逆効果におわっていることに猫娘は全く気づいていない。
- 人間界でいろいろな仕事をしていて鬼太郎よりも世情に詳しいが、意外と鈍感なところがある。78話「怒れる亡者たち!ヒダル神」では高級レストランに来るのにふさわしい格好をしていくのが常識なのに、彼女は鬼太郎をただ招待しただけだったので普段の格好で高級レストランに来た鬼太郎は客の奥様たちから思いっきりバカにされていた。ファッションセンスのない鬼太郎をサポートするのが猫娘の務めでもあるのに、78話ではふさわしい格好を鬼太郎にさせなかったことで彼に不快な思いをさせてしまった。
- 規制のためかパンチラシーンは描かれなくなったが、下着そのものはバイトの際に晒した事がある。
- 担当声優の今野宏美は、猫娘を人間に近いイメージとして、妖怪と人間の中間の立場を意識して演じることを心がけていると語っている[13]。
- 「劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!」では、ご当地バージョンで区分けされたコスチューム(マラソンランナー姿は全国共通)を披露した。また、同時上映の短編「おまけ上映 ゲゲゲまつりだ!!五大鬼太郎」では過去映像ながら、アニメ歴代の5人の猫娘を見ることが出来る。
- 身長・体重・スリーサイズ等は不明だが、原作以上(少なくとも第3作と同等)の大人びた身体であるのはバイトをしている条件等から明確である。
[編集] 脚注
- 『鬼太郎大全集』は水木プロダクション刊行の電子書籍版『鬼太郎大全集』を指す。
- ^ 水木しげる 『水木しげる 鬼太郎大百科』 小学館、2004年、49頁。ISBN 978-4-09-220322-8。
- ^ 『妖怪まんだら 水木しげるの世界』世界文化社、1997年、13頁。他多数。
- ^ 「妖怪大裁判」ではももん爺に率いられて鬼太郎を襲う妖怪たちの中に猫娘に似た女妖怪が登場していたが、この妖怪は始終凶暴な顔のままであるうえに鬼太郎の敵側にいたので、アニメの第2部でこのエピソードが描かれた時は「猫娘」ではない別の女妖怪とされていた。後に作中で鬼太郎が猫娘と妖怪小学校へ通っていたという証言があり<(『ゲゲゲの鬼太郎 謎全史』 55頁などにも記述)「妖怪大裁判」に登場した女妖怪が猫娘ではなかった事を公式に明確化した。
- ^ い ろ 水木しげる監修 村上健司・佐々木卓著 『ゲゲゲの鬼太郎 謎全史』 JTBパブリッシング、2002年、74-75頁。ISBN 978-4-533-04246-1 。
- ^ 水木しげる原作・ほしの竜一画 『ゲゲゲの鬼太郎 妖怪千物語』1巻 講談社〈ボンボンKC〉2007年、16頁。ISBN 978-4-06-332073-2。
- ^ 『ゲゲゲの鬼太郎 妖怪千物語』4巻、2007年、103頁。ISBN 978-4-06-332082-4。
- ^ 『鬼太郎大全集』 23巻、80-94頁。
- ^ 時系列的に言っても、女子大生の方がサンデー版の「猫子」で、似たような服装などから女子高生の方がマガジン版で登場した「猫娘」という見方もできる。実際猫子はそれ以後のシリーズに登場していないのに比べ、マガジン版の猫娘は3期のアニメ以降の連載シリーズにもずっとレギュラーとして登場し続けている。
- ^ 『鬼太郎大全集』 25巻、60頁。
- ^ 『鬼太郎大全集』 21巻。
- ^ 角川書店書籍事業部編 『怪』vol.0024 角川書店〈カドカワムック〉、2008年、101頁。ISBN 978-4-04-883992-1。
- ^ 何故「宏美」と名乗るのか作中での説明は無い。担当声優・今野宏美の名を取ったか。
- ^ 『怪』vol.0024 126頁。
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最終更新 2009年11月12日 (木) 13:44 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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