獨協大学

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獨協大学
獨協大学中央棟
獨協大学中央棟
大学設置 1964年
創立 1883年
学校種別 私立
設置者 学校法人獨協学園
本部所在地 埼玉県草加市学園町1-1
キャンパス 埼玉県草加市
学部 外国語学部
経済学部
法学部
国際教養学部
研究科 外国語学研究科
法学研究科
経済学研究科
法務研究科
ウェブサイト 獨協大学公式サイト
  

獨協大学(どっきょうだいがく、英語: Dokkyo University)は、埼玉県草加市学園町1-1に本部を置く日本私立大学である。1964年に設置された。大学の略称は獨大あるいは獨協大。

目次

概観

建学理念(校訓・理念・学是)

「大学は学問を通じての人間形成の場である」 カント哲学者である天野貞祐の唱えた物で、ドイツ教養主義による教育哲学が色濃く反映されている。天野は文部大臣時代に戦後の人心の荒廃を憂慮して道徳教育の必要性を唱えたところ、日本社会党などの野党日教組から「反動的な修身教育の復活だ」と糾弾された。獨協学園校長就任後は、国家との結びつきが強すぎた戦前とは違った新しい学校像を築こうとして今度は保守的な教員や出身者からの非難を受けた。獨協大学創立にはこうした時流に対する天野の抵抗の意味もあったとされている。開学当時、建学理念に則って毎講義の遅刻・欠席の確認を厳格に行い、「哲学」の科目履修を必須とした。

教育および研究

  • 国際交流の拡充とあわせて、学際的な学問の修学機会の提供」を指針とし「国際社会における教養人の育成」を目指している。
  • 「語学教育研究」を中心に、最近では「地域政策研究」や「環境問題研究」にも力を入れている。

学風および特色

  • 獨逸學協會學校の流れを汲む語学教育を標榜しており、「語学教育を重視」する旨を謳った学則(「獨協大学学則」第一章・第一条)から、伝統的に「語学の獨協」と称される。
  • 全ての学部学科で少人数のゼミナール指導を重視しており、きめ細やかでアットホームな教育を実践している。
  • 全ての学部学科が単一キャンパス内にあるため、他学部の専門科目履修が容易に可能である(外国語学部生が法学部経済学部の専門科目を履修出来るなど)。

沿革

略歴

獨協大学は、1883年西周品川弥二郎加藤弘之らによって設置された獨逸學協會學校(ドイツ学協会学校; 現学校法人獨協学園)を起源とする。1885年には後にドイツ帝国帝国宰相となったゲオルク・ミヒャエリスが教頭として着任し、4年に渡って法律学を講義している。1964年、獨協学園は旧制獨協中学卒業生で、第2次吉田内閣文部大臣を務めた天野貞祐を初代学長に迎え大学を設立した。 獨逸學協會學校では、現在の法科大学院と同等の教育を実施していた専攻科を1895年まで設置しており、獨協大学の源流をここに見ることができ、この時点が学園発祥の起源と言える。

1964年に大学が設立された際は外国語学部(ドイツ語学科・英語学科)と経済学部経済学科の2学部3学科体制だった。2年後の1966年には経済学部に経営学科を増設、翌1967年にはフランス語学科を増設した。

「語学の獨協」を謳い、外国語教育を中心に据えて学科を増設してきたが、2004年には法科大学院を新設した。かつて明治時代に九大法律学校と呼ばれていた経緯をふまえて計画されたものであった。

2009年現在、1つのキャンパスに4学部10学科、4研究科を設置している。

年表

  • 1964年 学校法人獨協学園は獨協大学を開設。外国語学部ドイツ語学科、英語学科、経済学部経済学科を設置。
  • 1966年 経済学部経営学科を設置。
  • 1967年 法学部法律学科、外国語学部フランス語学科を設置。
  • 1977年 大学院法学研究科修士課程を設置。
  • 1981年 外国語教育研究所、情報センターを設置。
  • 1983年 エセックス大学(University of Essex・英)と学術交流協定を締結。
  • 1984年 デュースブルク大学(Universität Duisburg・独)と学術交流協定を締結。
  • 1985年 ブルゴーニュ大学(Université de Bourgogne・仏)と交流協定を締結。
  • 1986年 大学院外国語研究科を設置。
  • 1989年 大学院法学研究科博士課程を設置。
  • 1990年 大学院経済研究科修士課程、大学院外国語研究科フランス語学専攻修士課程、大学院外国語研究科英語学専攻博士課程、ドイツ語学専攻博士課程を設置。大学院外国語研究科修士課程を博士前期課程に改称。
  • 1992年 大学院経済研究科修士課程を博士前期課程に改称。大学院経済学研究科博士課程を設置。アラバマ大学(University of Alabama・米)と学術交流協定を締結。
  • 1994年 大学院外国語学研究科フランス語学専攻博士課程を設置。
  • 1996年 ウロンゴン大学(University of Wollongong・豪)と学術交流協定を締結。
  • 1997年 西部カトリック大学(Université Catholique de l'Ouest・仏) と学術交流協定を締結。
  • 1998年 ヨーク大学(York University・加)と学術交流協定を締結。イリノイ大学(University of Illinois・米)と交流協定を締結。
  • 1999年 外国語学部言語文化学科、法学部国際関係法学科を設置。カーディフ大学(Cardiff University; ウェールズ語名 Prifysgol Caerdydd・英ウェールズ)および復旦大学(Fudan University・中)と学術交流協定を締結。
  • 2002年 ウィスコンシン大学(University of Wisconsin・米) と学術交流協定を締結。
  • 2003年 全学共通カリキュラムおよびセメスター制導入。大学院外国語研究科英語教育専修コース、大学院経済学研究科情報専修コースを設置。大邱カトリック大學校(Catholic University of Daegu・韓)およびウィーン大学(Universität Wien・墺)と学術交流協定を締結。
  • 2004年 法科大学院を設置。中国社会科学院日本研究所(中)およびサンシャインコースト大学(University of the Sunshine Coast・豪)と学術交流協定を締結。ミュンスター大学(Westfälische Wilhelms-Universität・独)と交流協定を締結。
  • 2005年 大学院外国語研究科日本語教育専攻修士課程を設置。
  • 2006年 仁荷大學校(Inha University・韓)、リヨン政治学院(Institut d'études politiques de Lyon; 通称 Sciences Po Lyon; 英語名 Lyon Institute of Political Science・仏)、ブレーメン専門単科大学(Hochschule Bremen・独)と学術交流協定を締結。
  • 2007年 外国語学部言語文化学科を廃止し、国際教養学部言語文化学科を設置。
  • 2007年 獨協大学環境共生研究所、獨協大学地域総合研究所を設置。獨協大学地域と子どもリーガルサービスセンターを開設。
  • 2008年 法学部に総合政策学科を設置
  • 2009年 外国語学部に交流文化学科を設置

基礎データ

所在地

象徴

獨協大学は創立35周年を迎えた1999年に校章ロゴタイプスクールカラーを一新した。これらのデザインはグラフィックデザイナーの松永真が手がけた。

教育および研究

学部

  • 全学共通カリキュラム-全学部学科生が履習可能な教養科目であり。全学総合科目郡と外国語科目郡に別れる。全学総合科目郡は更に「全学総合講座部門」「全学共通講義科目部門」「全学共通実践科目部門」「スポーツ・レクリエーション部門」に別れる。
  • 外国語学部 - 本学の伝統と理念を象徴し、本学の中枢を成す学部である。専攻語の高度な語学運用能力と、(専門分野を深く学ぶことで)深い物の見方と考え方を併せ持つ「異文化コミュニケーションのスペシャリスト」の養成を目的とし、国際教養学部が「教養教育」を重視しているのに対し、外国語学部では「専門教育実学」を重視する方向性を持つ。国際教養学部とのシナジー効果や各学科横断的教育等の改革を図り、学部内に準備委員会を設けている。設立以来、通訳教員を始め、全日本空輸日本航空等の航空会社やJTB等の旅行会社などツーリズム業界には特に多くの人材を輩出している。
    • ドイツ語学科-3年次からI類「言語・文学」II類「思想・芸術」Ⅲ類「歴史・社会」の3コースに別れる。
    • 英語学科-2年次から「言語コミュニケーション」「文学コミュニケーション」「異文化コミュニケーション」「国際コミュニケーション」の4コースに別れる。交流文化学科と英語科目やゼミ科目は共通である。
    • フランス語学科-3年次から「フランス語コミュニケーション」「フランス芸術文化」「フランス現代社会」の3コースに別れる。
    • 交流文化学科-「ツーリズム」を「トランスナショナル文化」や「国際社会」と関連付けて学ぶ。英語学科と英語科目やゼミ科目は共通である。
  • 国際教養学部 - 2007年に外国語学部から独立する形で新設された。「英語中国語スペイン語韓国語から1言語選択」という形で2言語を同じ比重で学びながら12の幅広い分野を学ぶ事で「異文化コミュニケーションのジェネラリスト」の養成を目的としている。外国語学部とのシナジー効果をはかっている。
    • 言語文化学科-12の分野「スペイン・ラテンアメリカ」「中国」「韓国」「日本」「多言語間交流」「多文化共生」「国際交流」「宗教・文化・歴史」「日本語教育」「教育科学」「自然・環境」「多言語情報処理」から幅広く学ぶ。またこれらの科目郡は全学総合科目郡としても開講されているので他学部生も履習できる。


大学院


  • 研究所
    • 外国語教育研究所 - 外国語教育(日本語教育も含む)に関する、支援・研究を行う為の組織。研究員が所属し、語学教育に関する研究や調査を行う他、学生や外国語教育に関わるもの(教員など)に対して講座や講演会の開催、語学教育設備の開発なども行っている。
    • 地域総合研究所 - 地域問題における研究・調査を行う為の組織。グローバル化格差社会高齢化等の問題に対して、地域が直接対応をしなければならない時代背景に答える形で設立された。東京・埼玉・千葉などの関東を主なフィールドとして調査・研究を行っていく。その成果は大学教育や講演会の他、地域への政策アイディアの提供等を通じて還元され、外部からの受託研究にも対応するシンクタンク的な機能を目指す。県からの期待も大きく、行政との新たな協力体制が期待される。
    • 環境共生研究所 - 環境問題における、研究・調査を行う為の組織。環境問題は自然だけでなく、社会制度や人間活動も大いに影響していると考え、自然科学のみならず、人文・社会科学の観点からの研究に重点を置く点に特色がある。地域総合研究所と同様にシンクタンク的な機能を目指し、その成果を大学教育や講演会などで、教育として還元していく。
  • センター
    • 国際交流センター
    • キャリアセンター
    • 情報センター
    • 保健センター
    • 地域と子どもリーガルサービスセンター


教育

  • 法科大学院等専門職大学院形成支援プログラム
    • 教育高度化推進プログラム
      • 「公設法律事務所を活用した臨床法学教育」プロジェクト(2004年採択)

学生生活

学園祭

獨協大学の学園祭は「雄飛祭」と呼ばれ、例年11月3日(文化の日)を含んだ3~4日間を開催期間としている。雄飛祭実行委員会が中心となって運営を担当し、参加団体は體育会や愛好会サークルゼミなどである。大学を囲む伝右川をレガッタに乗って競う大会(體育会主催)の他、種々のイベントが催され、最終日の夜には花火が打ち上げられる。2007年度の花火は中止とのこと。

大学関係者と組織

大学関係者組織

  • 獨協大学の同窓会組織は「獨協大学同窓会」と称し、地域支部7・県支部15から構成される。同窓会館「獨協倶楽部」(東京都中央区銀座7-2-4ムサシ7ビル地下1階)を運営している。

大学関係者一覧

施設

キャンパス

  • 埼玉県草加市学園町1-1
    外国語学部、経済学部、法学部、国際教養学部
    外国語学研究科、経済研究科、法学研究科、法務研究科(法科大学院)
    東京メトロ日比谷線半蔵門線(直通)または東武伊勢崎線、「松原団地駅」下車、西口より徒歩5分。
    • 中央棟・1号~5号棟…上空から見て十字型の形が特徴的。設計者は工学博士・佐藤鑑教授(横浜国立大学)。
    ※現在、2棟跡地に地上5階建ての新教室棟を建設中。2010年7月末竣工予定。[1]
    • 35周年記念館…地上3階建て。学生食堂、体育館アリーナ、多目的スペース等が入っている。1999年10月竣工。
    • 獨協さくら橋…東門より伝右川にかかる橋。草加市との連携事業(草加市はスクランブル交差点を設置)。2004年3月竣工。
    • 天野貞祐記念館…地上5階建て。図書館(自動書庫)と大講堂に加えて多目的教室、スタジオ設備などを配した複合施設。1階に獨協歴史ギャラリーがある。2007年4月竣工。
    • 図書館
  • 学外施設
    • 新甲子セミナーハウス
    • 館山海の家
    • 日新寮


学生食堂

獨協大学の学生食堂(学食)は「35周年記念館」の2階で運営されており、約2000席を設置している。「獨協ランチ」と呼ばれる定食がある。同施設内にはマクドナルドが併設されている。また中央棟2階には教職員食堂があり、指定時間外であれば学生も利用できる。


対外関係

地方自治体との協定

  • 連携事業に関する覚え書き(2004年締結)
    • 草加市
  • 草加市・獨協大学協働宣言(2007年締結)
    • 草加市
  • 草加市・獨協大学基本協定書(2007年締結)
    • 草加市

他大学との協定

  • 学術交流協定
    • エセックス大学(University of Essex・英、1983年締結)
    • デュースブルク・エッセン大学(Universität Duisburg-Essen; 英語名 University of Duisburg-Essen・独、1984年締結)
    • アラバマ大学(University of Alabama・米、1992年締結)
    • ウーロンゴン大学(University of Wollongong・豪、1996年締結)
    • 西部カトリック大学(Université Catholique de l'Ouest・仏、1997年締結)
    • ヨーク大学(York University・加、1998年締結)
    • カーディフ大学(Cardiff University; ウェールズ語名 Prifysgol Caerdydd・英ウェールズ、1999年締結)
    • 復旦大学(Fudan University・中、1999年締結)
    • ウィスコンシン大学(University of Wisconsin・米、2002年締結)
    • 大邱カトリック大學校(Catholic University of Daegu・韓、2003年締結)
    • ウィーン大学(Universität Wien; 英語名 University of Vienna・墺、2003年締結)
    • サンシャインコースト大学(University of the Sunshine Coast・豪、2004年締結)
    • 仁荷大學校(Inha University・韓、2006年締結)
    • リヨン政治学院(Institut d'études politiques de Lyon; 通称 Sciences Po Lyon; 英語名 Lyon Institute of Political Science・仏、2006年締結)
    • ブレーメン専門単科大学(Hochschule Bremen; 英語名 Univerity of Applied Sciences Bremen・独、2006年締結)
  • 交流協定
    • ブルゴーニュ大学(Université de Bourgogne; 英語名 University of Burgundy・仏、1985年締結)
    • イリノイ大学(University of Illinois・米、1998年締結)
    • ミュンスター大学(Westfälische Wilhelms-Universität; 英語名 University of Munster・独、2004年締結)


系列校

以下の学校は全て学校法人獨協学園の設置している大学・高校・中学である。

社会との関わり

天野杯

日本全国の大学を対象とした獨協大学主催天野杯スピーチコンテストを毎年実施している。英語ドイツ語の部門に分かれる。英語スピーチコンテストでは日本で唯一文部科学省からの後援を受け、「文部科学大臣杯」を冠している。各大学のESS(English Speaking Society)所属の学生は、このコンテストにおける順位を経歴として示すことが多く、ESS関係者の間では権威のある大会となっている。

獨協インターナショナルフォーラム

学術交流を締結しているエセックス大学(英)とデュースブルク=エッセン大学(独)とで1986年に実施された三大学合同国際シンポジウムの成果を引き継ぎ、国際交流センターが年に1回開催している。国際規模で時宜に適したテーマを取り上げ、活発な議論を交わし、最終的にその成果を「国際交流年報」に掲載するかたちで広く世に問うこと、国際交流を推し進めていくことを目指している。

就職

授業・インターンシップ・ガイダンス・セミナー・サポート講座(エアライン講座、就職ゼミ、実践面接講座など)などのきめ細かい指導を通して学生の就職活動をサポートしている。

第一期生から現在までの卒業生の就職実績が多い上位4企業
(1)日本航空インターナショナル(2)イトーヨーカ堂(3)りそなグループ(4)全日本空輸(5)三菱東京UFJ銀行

脚注

  1. ^ 獨協大学新棟建設計画

公式サイト



この項目は、ウィキプロジェクト 大学テンプレートを使用しています。

最終更新 2009年6月29日 (月) 10:10 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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