獲麟

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獲麟(かくりん)とは、中国の歴史書である『春秋』の最後に書かれた出来事で、後世には転じて「物事(あるいは人生)の終わり」の意味で用いられるようになった言葉。

十有四年春、西に狩して麟を獲(え)たり――。

注:

[編集] 解釈

魯の国の西方にある大野沢(だいやたく)というところで狩りが行われた際、魯の重臣である叔孫氏に仕える御者の鉏商(しょしょう)という人物が、太平の世に現れるという聖獣「麒麟」を捕えた。だが、麒麟を見たことのない人々は気味悪がって、狩場を管理する役人に麒麟を押し付けて帰ったのである。

たまたまその気味の悪い生物を見る機会があった孔子は、これが聖獣の麒麟であるということに気付いて衝撃を受けた。太平とは縁遠い時代に本来出て来てはならない麒麟が現れた上、捕まえた人々がその神聖な姿を不気味だとして恐れを為すという事態に、孔子は自分が今までやってきたことは何だったのかというやり切れなさから、自分が整理を続けてきた魯の歴史記録の最後にこの記事を書いて打ち切ったのである。したがって、『春秋』はこの記事をもって終わるとされている。

最終更新 2009年11月21日 (土) 23:23 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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