王室
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[編集] 概要
2009年現在、世界には27の王室が存在している。現存する王室で最も長い歴史を持つのは、少なくとも6世紀まで遡る日本の皇室であり、これに次ぐのは、10世紀まで遡るとされているデンマークの王室である。
[編集] 王制の廃止と王政復古
フランス革命以降、君主制よりも共和制のほうがより正統性の高い政体であるという理念が広まったため、国王が国民の信を失った際には、単に国王が廃位されるだけではなく、王制そのものが打倒されるケースが増加した。さらに、これもフランス革命の影響で、ナショナリズムが流布し、国民国家( nation state )をもっとも理想的な国家形態とみなす理念が広まったため、婚姻関係を通じてネーションを超越した王位の継承や兼摂をなすことが珍しくなかったヨーロッパの諸王室は、ナショナリズムとの共存・結合に失敗した場合、民族自決の潮流に押し流されて王位を失い国を追われることになった。
一方、1975年にスペイン、1993年にカンボジアで王政復古が起きている。国王が、ナショナリズムとの共存に成功して、国家の一体性を象徴する存在としての自己を形成することのできたまれなケースである。
なお、イギリス連邦加盟国のうち、カナダ、オーストラリアなど15ヶ国がイギリス国王を元首とする立憲君主制を採っている(いわゆるコモンウェルス・レルム)。これは各国がイギリスの支配下にあることを意味するものではなく、各国は完全な独立国であり、各国が独自の意志でイギリス国王個人を自国の国王に選んでいるものである。たとえば、カナダにおけるエリザベス2世女王は、あくまでも「カナダ国王」なのであって「イギリス国王」として君臨しているわけではない。各国には総督が置かれ、国王の権能を代行しているが、これもイギリスから派遣されるものではない。
[編集] 王室の一覧
※2009年11月時点。
| 国 | 君主の称号と敬称[1] | 現在の王朝・王家 | 国王一覧 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 国王陛下 | ベルジック家 | ベルギー国王の一覧 | ||
| 国王陛下 | ワンチュク朝 | ブータンの国王一覧 | ||
| 国王陛下 | ハリーファ家 | |||
| 国王陛下 | ボルキア家 | ブルネイの国王 | ||
| 女王陛下 | グリュックスブルク家 | デンマーク君主一覧 | ||
| 国王陛下 | ボルボーン朝 | スペイン君主一覧 | ||
| 女王陛下 | ウィンザー朝 | イギリス君主一覧 | ||
| 国王陛下 | ハーシム家 | ヨルダン王の一覧 | ||
| 天皇陛下 | 天皇家 | 天皇の一覧 | ||
| 国王陛下 | ノロドム家 | カンボジア君主・国家元首一覧 | ||
| 首長殿下 | サバーハ家 | |||
| 公殿下 | リヒテンシュタイン家 | |||
| 国王陛下 | セーイソ家 | レソトの国王一覧 | ||
| 大公殿下 | ナッサウ=ヴァイルブルク家 | ルクセンブルク君主一覧 | ||
| 国王陛下 | アラウィー朝 | モロッコの国王 | ||
| 大公殿下 | グリマルディ家 | モナコ統治者の一覧 | ||
| 国王陛下 | トレンガヌ州スルターン | 連邦を構成する13州のうち君主制を採る9州の君主9名による互選 | ||
| 女王陛下 | オラニエ=ナッサウ家 | オランダ君主一覧 | ||
| 国王陛下 | グリュックスブルク家 | ノルウェー君主一覧 | ||
| 国王陛下 | ブーサイード朝 | |||
| 首長殿下 | サーニ家 | |||
| 二聖モスクの守護者国王 | サウード家 | サウジアラビアの国王一覧 | ||
| 国王陛下 | ベルナドッテ王朝 | スウェーデン君主一覧 | ||
| 国王陛下 | ドラミニ家 | スワジランドの国王一覧 | ||
| 国王陛下 | チャクリー王朝 | タイ君主一覧 | ||
| 国王陛下 | ツポウ家 | |||
| 国家元首殿下 | トゥプア・タマセセ | 憲法上は議会が指名するとの規定があるのみだが、4人の大首長(世襲制)から選ばれる慣行となっている |
[編集] 脚注
- ^ 日本語訳は独立行政法人国立印刷局発行「官報」の「皇室事項」欄による。

