王様と私

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王様と私
The King and I
監督 ウォルター・ラング
製作 20世紀フォックス・スタジオ
チャールズ・ブラケット
脚本 アーネスト・レーマン
出演者 ユル・ブリンナー
デボラ・カー
音楽 リチャード・ロジャース
オスカー・ハマースタイン2世
アルフレッド・ニューマン
撮影 レオン・シャムロイ
公開 1956年6月 アメリカ
上映時間 133分
製作国 アメリカ
言語 英語/タイ語
  

王様と私(おうさまとわたし、The King and I)は、マーガレット・ランドンが1944年に発表した小説Anna and the King of Siam」(アンナとシャム王)を原作として、1951年に初演されたミュージカル作品、および1956年に製作されたアメリカ映画ロジャース&ハマースタインのミュージカル、ミュージカル映画として名高い。

映画「王様と私」は、同原作で1946年に製作された映画「アンナとシャム王」(Anna and the King of Siam)のミュージカル・リメイク。原作は、1951年初演のミュージカル、1956年製作の映画のほかにも、繰り返しリメイクされている。

19世紀のタイ国王ラーマ4世の王太子(後のラーマ5世)の教育係として雇用されたイギリス婦人アンナ・レオノーウェンズ(1834年11月5日 - 1915年1月19日)が、文化の違いに悩まされながらも、しだいに理解を深めて行く過程を描いたもので、いわゆるウェスト・ミーツ・イースト(West meets East)ものである。

目次

[編集] あらすじ

1860年代のこと、夫を亡くしたイギリス人女性、アンナ・レオノーウェンズは、王子・王女の家庭教師として、タイ王国首都バンコクの王宮に迎えられた。アンナは、封建的なタイ王室に近代の風を取り込もうとして、伝統としきたりを重んじる頑迷な王様と対立してしまう。しかし、衝突と対立を繰り返すうち、次第に二人は引かれ合うようになる。

[編集] 映画作品の特色・受賞歴

映画「王様と私」は公開当時、シネマスコープ20世紀フォックス社によって開発されたワイド・スクリーン)を活用したミュージカル映画として、全世界で好評を博した。

本作は、アカデミー作品賞、監督賞など9部門にノミネートされた。作品賞の受賞は逃したものの、「シャムの王様」役のユル・ブリンナーはアカデミー主演男優賞、衣装のアイリーン・シャラフはアカデミー衣装デザイン賞、美術のライル・R・ウィラー、ジョン・デ・キュアらはアカデミー美術賞、また、ミュージカル映画音楽賞、録音賞の5部門で獲得した。

また、本作はゴールデングローブ賞 作品賞 (ミュージカル・コメディ部門)を獲得し、「アンナ」役のデボラ・カーはゴールデングローブ賞 主演女優賞 (ミュージカル・コメディ部門)を受賞した。

[編集] 映画のキャスト

ほか

[編集] タイ王国における作品の扱い

「王様」のモデルは、タイ仏教の改革と列強諸国との外交に努めたタイ国王・ラーマ4世(在位:1851年 - 1868年)とされる。王が、イギリスからアンナ・レオノーウェンズ(Mrs. Anna Leonowens)を家庭教師に招き入れ、西洋の教育を子弟に行った。

アンナは、この体験を元にして、1870年に「The English Governess at the Siamese Court」(英国婦人家庭教師とシャム宮廷)を、1873年には「Siamese Harem Life」(シャムの後宮生活)を著した。両書を元に、マーガレット・ランドンが小説『Anna and the King of Siam』(アンナとシャム王)を創作。これがミュージカルや映画の原作となった。

ただし、アンナの著書にも創作と誇張が多く、アジア蔑視と思われる点が散見されると指摘される[要出典]。現在でも国王と王室が尊崇敬愛され、不敬罪が定められるタイでは、「王様と私」の上演・上映が禁じられている。

[編集] 実際のレオノーウェンズとタイ国王

フィクションでは、夫を無くしたイギリス在住の婦人が教育係として請われて、初めて東洋に足を踏み入れることになっているが、実際のレオノーウェンズはインド生まれで生涯の大半をインド、東南アジアで暮らしており、東洋の文化には慣れていた。また、教育係(govenor)ではなく、単なる英語教師を募集していたのを見て応募したものであり、ラーマ4世との関係もそれ程深いものではなかったと言われる。王太子(後のラーマ5世)が即位後、奴隷制を廃止するのはレオノーウェンズの教育(アンクル・トムの小屋の話をした)の影響の様に描かれるが、単なる時代の流れへの対応と見られている。

なお、レオノーウェンズの息子ルイは、その後タイに定住し実業家となっており、王族の娘と結婚している。彼の残した会社は現在でも存在する。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年4月2日 (木) 21:45 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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