琵琶湖線

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琵琶湖線
新快速に使用される223系2000番台
新快速に使用される223系2000番台
路線総延長 75.4 km
軌間 1067 mm
電圧 1500 V 架空電車線方式 (直流)
最高速度 130 km/h

琵琶湖線(びわこせん)は、西日本旅客鉄道(JR西日本)東海道本線のうち、米原駅 - 京都駅間と北陸本線米原駅 - 長浜駅間の愛称である。

目次

[編集] 概要

JR西日本のアーバンネットワークの一角を成す路線である。琵琶湖の東岸を走り、京都滋賀県湖東・湖南地区の各都市を結ぶ。

JR発足後、1988年3月13日に路線愛称が定められた時、京都 - 米原間もJR京都線と名付けられたが、地元や当時の滋賀県知事から地域密着の路線名にして欲しいとの要望があったため、翌1989年に再度命名した。北陸本線の米原 - 長浜間は、1991年9月に田村 - 長浜間が交流電化から直流電化に変更された際に琵琶湖線に加えられたが、2006年10月に直流電化に変更された同線の長浜 - 敦賀間は琵琶湖線に加えられていない。

全区間でJR京都・神戸線運行管理システム (SUNTRAS) が導入されている。

ラインカラーは)で、JR西日本のメインラインに連なりJR京都線と同じ青色を基調としている。

全区間が大阪近郊区間内である。琵琶湖線のすべての駅で乗車カードとしてICOCAおよびこれと相互利用可能なIC乗車カードが、またJスルーカードが一部の駅を除いて自動券売機で乗車券に引き換えることで利用できる。

[編集] 線路

京都 - 草津間は複々線で、外側の2線(外側線)は主として特急列車・貨物列車が使用し、内側の2線(内側線)は新快速普通が使用している。ただし、ラッシュ時を中心に外側線を走る新快速があるほか、事故などでダイヤが乱れた場合には外側線を走る普通が存在するなど、京都以西の複々線区間と比較して柔軟な運用が行われている。京都 - 米原間の全線で130km/h運転が可能であり、特に京都 - 草津間は内側線も130km/hに対応している。大津・瀬田・南草津・栗東・守山・篠原・稲枝・南彦根は絶対信号機を持たない停留所である。能登川・野洲で上り、近江八幡で下りがそれぞれ緩急接続が行えるほか、河瀬・安土に中線があり普通電車の特急待避や折り返しに使用される。野洲には京都総合運転所野洲派出所があり、221系・223系電車などが留置される。

[編集] 路線データ

琵琶湖線としてのもの。

全区間京都支社の直轄である。

[編集] 沿線概況

東海道本線#米原 - 京都」を参照

[編集] 運行形態

ダイヤは基本的に、京都以西のJR京都線・JR神戸線、および長浜以北の北陸本線の直流電化区間と一体的に組まれている。

[編集] 優等列車

北陸方面への特急列車山科から湖西線に入り、米原から名古屋方面へは東海道新幹線が並行するため、山科以東を走行する優等列車は、JR京都線と比べると本数は少ない。定期で運転される列車は以下の通りで、特急「はるか」が1日3往復運転されるのを除けば、いずれも1日1往復の運転である。ただし、特急「びわこエクスプレス」は京都・大阪方面への通勤に便利な時間帯に運転されており、土曜・休日は運転されない。

これらの特急(自由席)を米原 - 京都間で利用した場合、同区間を新幹線の自由席に乗車する場合と比較して特急料金が高くなる。(特定特急券の項目も参照)

[編集] 新快速

新快速」も参照

新快速はJR神戸線姫路・山陽本線網干・上郡・赤穂線播州赤穂方面からJR京都線を経て琵琶湖線長浜・北陸本線近江塩津・敦賀まで直通運転している。昼間はJR神戸・京都線で毎時4本運転されているが、そのうち1本は山科から湖西線に入るため、琵琶湖線の新快速は野洲までが3本、米原・長浜まで毎時2本になる。夕方以降は野洲まで4本運転される。平日の朝には草津、土曜・休日の朝には野洲以西で新快速、以東は普通で運転される列車がある。

京都 - 草津間は列車により内側線または外側線を走る。日中以降は内側を、朝ラッシュ時は外側を走るものが多い。

全列車223系1000番台及び2000番台)電車の8両または12両編成で運転される。米原以北はホーム有効長の関係で長浜発着は8両編成、敦賀・近江塩津発着は4両編成で運転されるため、米原で分割・併合を行う列車が多い。

運転区間の拡大に合わせたダイヤ改正により運転時間の拡大も続き、最近では2001年に平日朝ラッシュ時に増発、2004年に平日夕ラッシュ時に増発と続き、2009年には夜の下り増発も行われている。

[編集] 普通

草津 - 京都間は内側線で運転されている。朝・深夜の一部列車を除きJR京都線からJR神戸線へと直通し、高槻以西(朝は京都以西)を快速運転している。日中は京都駅を基準にして野洲までは毎時4本、米原までは毎時2本運転されている。朝晩は大垣発着・長浜始発のものもある。平日朝時間帯、京都・草津で新快速から変わる列車があり、土曜・休日には近江塩津発の野洲まで普通、野洲から新快速播州赤穂行が運転されている。

この区間の普通列車のダイヤは草津以西で日中15分間隔の運転になった1972年改正が原型で、その後草津以東の増発が行われてきた。一方新快速の運転開始当時は普通列車の中に割って入れたダイヤであったため、新快速と普通列車の乗り継ぎは考慮されていなかったが、その後の新快速の増発に合わせて上りでは草津や野洲で、下りでは朝晩に近江八幡で接続を取るダイヤが整備されてきた。2004年改正では新快速の停まらない中間駅からの所要時間短縮を目的に、日中の上り野洲着新快速からの上り普通、また近江八幡での下り普通から新快速への緩急接続ダイヤを組んだが、下りの場合近江八幡や彦根での実質利用可能列車の減少というデメリットが大きいため2008年3月改正で米原発の普通列車は京都に先着するダイヤに戻されている。

221系・223系(1000番台・2000番台・6000番台)電車(いずれも網干総合車両所所属車)の6・8・10・12両編成で運転されている。京都発着の列車には4両編成も存在し、大垣・長浜・近江塩津発着の列車では米原分割・併合をする列車もある。平日の朝晩のみ、西明石・新三田 - 草津・野洲間で207系321系による普通(京阪神緩行線)も運転されている。列車番号末尾は平日Cであり、C電と呼ばれている。

乗務員などは列車番号の末尾を取って「T電」と呼ぶ場合がある(高槻 - 京都間快速運転の場合の列車番号末尾は平日M、休日Kである。これらもまとめてT電と呼んだり、平日M=M電、休日K=K電と呼んでいる)。

草津線に直通する列車も朝夕に設定されており、京都総合運転所所属の117系113系電車も使われている。草津線・湖西線直通の普通列車の中には草津 - 京都間を外側線で運転する列車もある。また山科 - 京都間は湖西線の新快速・普通列車も運転されている。過去には草津線直通の客車普通列車や彦根から北陸線に直通する気動車列車が存在していた。

夜間の車両収容は京都総合運転所野洲派出所と米原派出所の電留線を利用している。

[編集] 女性専用車

女性専用車
←京都 野洲→
1 2 3 4 5 6 7

野洲駅 - 京都駅間では、平日ダイヤの初発 - 9:00と17:00 - 21:00まで、207系の野洲方から3両目と321系の5号車が女性専用車となっている。乗車位置には、女性専用車の案内表示がある。なお、ダイヤ乱れの際は女性専用車が解除されることがある。

JR西日本は「車内での迷惑行為防止の観点から、安心して利用できる車内空間を提供することを目的としている。」と公式サイト上でコメントしている[1]

[編集] 使用車両

以下に示す車両は全て電車である。

  • 223系(1000・2000・6000番台)
  • 221系
  • 207系:普通列車で使用
  • 321系:普通列車で使用
  • 521系:長浜駅 - 米原駅間で使用
  • 117系:草津線・湖西線直通列車で使用
  • 113系:草津線・湖西線直通列車で使用

[編集] 駅一覧

  • 普通列車(JR京都線・JR神戸線内で快速として運転されるもの含む)は各駅に停車(表中省略)
  • 優等列車については各列車記事を参照。
凡例
[京]特定都区市内「京都市内」の駅
停車駅 … ●:全列車停車、|:全列車通過
正式路線名 駅名 駅間
営業
キロ
累計
営業キロ
新快速 接続路線 複線/複
々線
所在地
米原
から
東京
から
  直通運転区間 長浜駅から
○新快速・普通…北陸本線敦賀駅まで
米原駅から
○普通…東海道本線大垣駅
草津駅から
○普通…草津線柘植駅まで
北陸本線 長浜駅 - 7.7 - 西日本旅客鉄道北陸本線(一部直通運転:上記参照) 複線 滋賀県 長浜市
田村駅 3.0 4.7 -  
坂田駅 2.3 2.4 -   米原市
米原駅 2.4 0.0 445.9 東海旅客鉄道東海道新幹線東海道本線(一部大垣方面へ直通運転:上記参照)
近江鉄道本線
東海道本線
米原操車場 1.1 1.1 447.0 米原駅構内扱い
彦根駅 4.9 6.0 451.9 近江鉄道:本線 彦根市
南彦根駅 3.3 9.3 455.2  
河瀬駅 3.1 12.4 458.3  
稲枝駅 3.7 16.1 462.0  
能登川駅 3.7 19.8 465.7   東近江市
安土駅 5.1 24.9 470.8   蒲生郡
安土町
近江八幡駅 3.5 28.4 474.3 近江鉄道:八日市線 近江八幡市
篠原駅 4.0 32.4 478.3  
野洲駅 5.6 38.0 483.9   野洲市
守山駅 3.1 41.1 487.0   守山市
栗東駅 2.1 43.2 489.1   栗東市
草津駅 2.3 45.5 491.4 西日本旅客鉄道:草津線(一部直通運転:上記参照) 方向別複
々線
草津市
南草津駅 2.5 48.0 493.9  
瀬田駅 2.7 50.7 496.6   大津市
石山駅 2.5 53.2 499.1 京阪電気鉄道石山坂本線大津線)(京阪石山駅
膳所駅 2.8 56.0 501.9 京阪電気鉄道:石山坂本線(大津線)(京阪膳所駅
大津駅 1.7 57.7 503.6  
[京] 山科駅 4.5 62.2 508.1 西日本旅客鉄道:湖西線[* 1]
京都市営地下鉄東西線 (T07)
京阪電気鉄道:京津線(大津線)(京阪山科駅
京都府 京都市
山科区
[京] 京都駅 5.5 67.7 513.6 西日本旅客鉄道:東海道本線(JR京都線)(直通運転・下記参照)・山陰本線嵯峨野線)・奈良線
東海旅客鉄道:東海道新幹線
近畿日本鉄道京都線
京都市営地下鉄:烏丸線 (K11)
京都市
下京区
  直通運転区間
(JR京都線経由)
○新快速・普通(京都または高槻から快速)…山陽本線上郡駅赤穂線播州赤穂駅
○普通…山陽本線(JR神戸線西明石駅まで、福知山線(JR宝塚線)新三田駅
  1. ^ 湖西線の列車は運転系統上、全列車が京都駅に乗り入れる
  • 山科 - 京都間で京都市東山区を通るが、同区内に駅はない。
  • 廃駅・廃止信号場については東海道本線を参照。

山科 - 京都間に新駅を設置する構想がある[2]

[編集] 脚注

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[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

ウィキメディア・コモンズ

最終更新 2009年11月23日 (月) 11:35 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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