環太平洋戦争

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環太平洋戦争かんたいへいようせんそうCircum-Pacific War)は、ナムコ(現バンダイナムコゲームス)のプレイステーション2フライトシューティングゲームACE COMBAT 5 THE UNSUNG WAR』の舞台となった架空戦争。2010年9月27日の宣戦布告から12月30日の終結宣言までの期間、当時の超大国同士であるオーシア連邦ユークトバニア連邦共和国の間で行われた戦争である。開戦、及び戦火の拡大に関して、ベルカ公国強硬派による工作活動が行われており、同時期に行われたベルカ軍との非公式の戦闘も含めた総称として「ベルカ事変Belkan Conflict)」とも呼ばれる。

目次

[編集] 開戦までの経緯


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


以降の文中に登場する固有名詞については当該作品の用語集を参照

環太平洋戦争勃発の15年前、1995年3月25日から6月20日にかけて行われたベルカ戦争で、ベルカ公国はオーシア連邦、ユークトバニア連邦共和国を含む各国の連合軍に対して敗北し、開戦以前の連邦制時代に比して領土の大半を失った。また、この戦争での教訓と経済的損失から、オーシア、ユークトバニア両国は、戦前のイデオロギー対立による冷戦状態から脱却。両国の関係は劇的に改善され、戦前の対立からは考えられない程の友好的関係へと発展した。

一方、ベルカ政府、軍内の一部強硬派(灰色の男たち/Gray Men)は戦後地下に潜伏、オーシア、ユークトバニア両国に対する潜入工作やテロ活動に携わった。一連の工作活動の中で最も注力されたのは、政府や軍の中枢にまで潜伏させた工作員を通じて、融和路線に不満を持つ政治家や軍部強硬派と結託する事で、両国をかつての冷戦期の状態に引き戻し、戦争状態に陥らせるという計画であった。

オーシア連邦に対しては、旧ベルカ空軍の戦闘機隊を、非公式のアグレッサー部隊「8492飛行隊」として送り込む事に成功。また、ベルカ公国の敗戦に伴い分割譲渡されたノースオーシア州(旧名南ベルカ地方)に位置する南ベルカ国営兵器産業廠を、軍需メーカー「ノースオーシア・グランダー・インダストリーズ」として再生、オーシア国防軍内に一定のシェアとコネクションを得る。ユークトバニア連邦共和国に対しても、オーシア連邦と同様にアグレッサー部隊「オヴニル戦闘機隊」を送り込み、同時にグランダー社を通じた武器の密輸、及び技術供与を画策。更には、クーデターによってユークトバニア連邦共和国の融和派首脳陣を極秘裏に幽閉する事に成功。これによりユークトバニア政府はオーシア連邦に対する開戦計画に着手した。

[編集] 戦争の経過

[編集] 開戦

  • 2010年9月23日 - オーシア国防軍のレーダーが領空に侵入した国籍不明機を捉える。当時付近で訓練中であったオーシア最西の空軍基地、サンド島空軍基地所属の戦闘飛行隊が呼び出され、訓練機を退避させた上で、第108戦術戦闘飛行隊サンド島分遣隊ウォードッグ所属の教官機3機が不明機への接触を試みた。ウォードッグ隊はオーシア西部のランダース岬沖合の空域に於いて不明機と遭遇したが、通信司令室の管制ミスにより退避高度を誤った訓練機隊が不明機による突然の攻撃を受け、結果的に訓練生6名教官2名が死亡した。
  • 9月24日 - オーシア領空に国籍不明のSR-71高高度偵察機が侵入。再三の警告にも応答が見られず、沿岸防衛隊が地対空ミサイルを発射した。しかし、損害は与えたものの撃墜には至らず、不明機は洋上方面に離脱を図った。オーシア軍は不明機に対して、再編成されたサンド島基地所属の戦闘機隊、ウォードッグ隊による強制着陸を試みたが、新たに現れた国籍不明の戦闘機部隊と戦闘となり、この間に偵察機は損傷により墜落、侵入した戦闘機隊もオーシア軍機の反撃により全機撃墜された。不明機の侵入方向等から友好国であるユークトバニア連邦共和国の関与が疑われた為、2日間に渡り領空侵犯は秘匿され、一時的に情報統制が敷かれた。
  • 9月27日 - サンド島基地沿岸の海域に国籍不明の不審船が侵入し、無人偵察機を発進させ偵察活動を行う。基地所属の戦闘機隊により無人偵察機は全機撃墜され、偵察は阻止されるが、国籍不明の戦闘機が再び侵入、戦闘となる。この戦闘でオーシア国防空軍所属のジャック・バートレット大尉機が墜落、機体脱出後に不審船に捕らえられ、環太平洋戦争に於ける初の捕虜となる。同日12時、ユークトバニア連邦共和国はオーシア連邦に対して宣戦を布告。同時に情報統制が解除される。

※ これらの国籍不明機はユークトバニア軍機であると見られている。また、不審船については、後にユークトバニア所属であった事が判明している

[編集] ユークトバニア軍の攻勢

  • 9月27日 - ユークトバニア軍は宣戦布告と同時にオーシア国防海軍第3艦隊が駐留するセント・ヒューレット軍港を急襲、航空部隊による攻撃で港湾施設や多数の艦艇に大きな被害を与えたが、第3艦隊は急遽派遣された空軍戦闘機隊の支援もあり、ユークトバニア艦隊による封鎖を突破、戦域離脱に成功する。第3艦隊の中核である空母ケストレルに被害はなかったが、この戦闘で艦隊は少なからざる損害を受ける。更に同日の夕刻には、対ユークトバニア最前線の基地であるサンド島空軍基地がユークトバニア軍機による空襲を受ける。基地施設や所属機に損害が出たが、迎撃機の反撃により致命的な被害は免れた。
  • 9月30日 - オーシア国防海軍は緒戦の奇襲から逃れる事に成功した空母群を、制空権の確保された内海で反攻部隊の中核戦力として再編成すべく、空母ケストレル、ヴァルチャー、バザードの3隻を太平洋内海を結ぶイーグリン海峡に集結させた。これに対して、ユークトバニア軍は巨大ミサイル潜水空母「シンファクシ」を実戦投入、この艦による奇襲攻撃で、オーシア海軍はヴァルチャー、バザードの2空母を含む多数の航空戦力を失い、多大な損害を被った。

[編集] 戦力的均衡と和平の崩壊

  • 9月30日 - ユークトバニア軍の潜水空母シンファクシ投入を受け、オーシア軍は大気機動宇宙機「アークバード」の兵器転用を直ちに決定。SSTO(単段シャトル)によるレーザー兵装モジュールの輸送を始めとしたアークバードの改装計画が実行段階に移行。
  • 10月3日 - マスドライバーによるSSTOの射出を準備中のバセット国際宇宙基地に対して、ユークトバニア軍の空挺戦車部隊が侵攻、基地の占拠を試みたが、宇宙基地西方のマクネアリ空軍基地より出撃したオーシア空軍の迎撃部隊に阻止される。ユークトバニア軍は施設占拠を諦め、マスドライバーの破壊に作戦を変更。周辺に待機させていたB-2ステルス爆撃機による巡航ミサイル攻撃を行ったが、迎撃部隊の妨害を受け、SSTOは射出に成功、レーザー兵装モジュールの受け渡しを完了した。
  • 10月4日 - 潜水空母シンファクシを含む、ユークトバニア軍大規模編成部隊によるサンド島上陸作戦が決行される。迎撃に出撃したサンド島空軍基地所属部隊によって多数の艦艇が撃沈されるが、シンファクシの反撃によりオーシア軍の損害も多大なものとなった。この戦闘でオーシア軍はアークバードを実戦投入、レーザー兵器による援護攻撃で空軍機がシンファクシを撃沈し、上陸作戦は失敗に終わる。しかし、結果的にサンド島基地も多数の飛行隊員の喪失を中心に大きな被害を受ける。
  • 10月22日 - オーシア連邦大統領ビンセント・ハーリングの搭乗する輸送機(C-5)が中立国ノースポイントに向かう途中、自国の対空ミサイルに攻撃され、損傷してしまう(大統領を乗せて飛ぶ、極秘の任務であるため味方と認識されず、自国のレーダーサイトから敵とみなされる)。そこで哨戒任務中のウォードッグ隊が捕捉し、安全圏まで誘導される。途中で機内に潜んでいたスパイの襲撃を受ける。銃撃戦の末、スパイと輸送機のパイロットが死亡したものの、大統領秘書官の操縦で不時着に成功する。途中、ユークトバニア軍の攻撃を受けるが、ウォードッグ隊がこれを退ける。大統領はオーシア国防空軍所属の第8492飛行隊によって保護される(と思われたが、このときベルカの手で拉致される)。
  • 10月25日 - アークバードが地上より打ち上げられた貨物に仕掛けられた爆発物により損傷。動力部が破壊され、実戦への投入が不能になる。これによってユークトバニアとの戦力的均衡が崩れる。

※ ハーリング大統領拉致、及びアークバード損傷と同時期に、アップルルース副大統領をトップとする政府・軍部の対ユークトバニア好戦派が、オーシア政府を掌握する。また、これを機にハーリング大統領の進めていた軍縮や対ユークトバニア融和政策に抗議辞職していた好戦派の軍人層が、続々と首都オーレッドに集結し、復職する。

[編集] 戦火の拡大

  • 11月1日 - オーシア連邦による「ユークトバニア本土侵攻作戦」が発動され、ユークトバニア南東部バストーク半島のヴォルナ海岸からの大規模上陸作戦「フットプリント作戦」が行われる。同日、防衛要塞の攻略に成功し、南部沿岸の確保に成功する。この上陸作戦成功で、オーシア軍は最終攻略目標をユークトバニア首都「シーニグラード」とし、後の上陸したユークトバニア派遣総司令官ハウエル将軍が「我々は進撃し、ユークトバニア首都を陥落させるまでこの戦いの矛を収めないであろう」と宣言。また、ユークトバニア国民を味方につけるためのプロパガンダ放送も開始される。
  • 11月2日 - ユークトバニアのドレスデネにてオーシア軍とバストーク半島から空路撤退中のユークトバニア軍が交戦中、工科大学がオーシア軍機による銃撃を受け、避難していた民間人に死傷者が出る事件が発生。作戦空域内で任務にあたっていたウォードッグ隊の関与が疑われ、オーシア軍総司令部はウォードッグ隊を首都オーレッドの軍調査機関に召喚を命じる。また、この事件によりユークトバニア内の対オーシア感情が悪化する。
  • 11月4日 - 首都オーレッドから南の都市バーナでユークトバニア軍特殊コマンド部隊による神経ガスを使用した化学テロが発生。また、アピート国際空港でも駐機中の貨物機に潜んでいたユークトバニア軍による襲撃が発生する。双方とも、ドレスデネの件に対する報復攻撃であると見られる。
  • 11月7日 - ユークトバニア軍の戦闘継続能力低下を狙い、ユークトバニア南部の密林地帯に位置する大規模武器備蓄施設に対するオーシア軍戦闘機部隊による空襲が発生。この攻撃で、山間部に位置する施設や船舶などに打撃を受ける。また、ユークトバニアのソーンツァ地方に広がる乾燥地帯にある兵器生産施設にて、新たに開発された兵器がロールアウトし、輸送機によって搬出されるとの情報を掴んだオーシア軍は、これを奇襲し搬出の阻止に成功する。施設は強固なレーダー網によって守られていたが、オーシア軍飛行隊はこれを同時攻撃によって無力化し、突破に成功している。
  • 11月14日 - シンファクシ級潜水空母の二番艦「リムファクシ」の位置を特定したオーシア軍は、サンド島飛行隊を差し向ける。アネア共和国領海内の、ラーズグリーズ海峡でのこの戦闘で、リムファクシが撃沈される。散弾ミサイルの脅威が取り除かれたオーシア軍はユークトバニア全土での攻略作戦を開始する。また、「シンファクシ」「リムファクシ」を撃沈したウォードッグ隊は敵兵の間で「ラーズグリーズの悪魔」と呼ばれる事になる。
  • 11月25日10時50分 - オーシア地上軍によるジラーチ砂漠北部のユークトバニア軍野戦司令部と野戦飛行場に対する攻略作戦「デザート・アロー」及び、ジラーチ砂漠西部の野戦飛行場と石油備蓄基地に対する攻略作戦「デザート・ブリッツ」が発動する。この頃にはウォードッグ隊の活躍がオーシア軍にも広まり、オーシア兵側では「ラーズグリーズ海峡の英雄」と呼ばれる事になる。
  • 11月29日 - オーシア南海岸に位置するノヴェンバー市スタジアムで行われていた平和式典が、ユークトバニア航空部隊による襲撃を受ける。式典において展示飛行中であったウォードッグ隊が防戦し、これを退ける。演説を行ったアップルルース副大統領を含め、この攻撃での死者はなかった。だが、ウォードッグ隊所属のパイロット、アルヴィン・H・ダヴェンポート大尉の搭乗機が被弾。市民や家屋に被害を出さぬよう広大なスペースを持つスタジアムへ、観客の避難を待ち無人となってから機体と落としベイルアウト(脱出)しようと試みる。しかし脱出実行直前に、脱出装置の故障が判明。彼が機内に残ったまま、スタジアム中央に墜落、死亡。これにより、彼は二階級特進となる。作戦後、スタジアム上空にて追悼飛行が実施された。
  • 12月6日 - ユークトバニア最終防衛拠点である「クルイーク要塞」が陥落。同日、要塞攻略支援を終えたウォードッグ隊がウラジミール山脈上空を飛行中、ベルカ空軍の戦闘機による攻撃を受ける。

[編集] ベルカ事変

  • 12月7日 - スパイ容疑が掛けられたウォードッグ隊員(ブレイズ、ケイ・ナガセ、ハンス・グリム)と整備兵(ピーター・N・ビーグル)、報道班員(アルベール・ジュネット)が練習機(ホークT.1A)に乗って逃亡。8492飛行隊が追撃を行うもウォードッグ隊は依然として逃亡を続ける。だが、セレス海沖で空母ケストレル所属のマーカス・スノー大尉の搭乗するF-14Aによって全機撃墜され、搭乗員は全員死亡したものと記録される(実際は、ベルカの陰謀を察知したアンダーセン艦長の作戦であり、救助されケストレルに収容される)。
  • 12月9日 - ベルカ公国領内のシュティーア城に幽閉されていたハーリング大統領が、所属不明機と空母ケストレルに所属するヘリ部隊「シー・ゴブリン」によって救出される。救出後、ハーリング大統領は空母ケストレルにて大統領直属の特殊部隊の編成を行い、同部隊には「ラーズグリーズ」の名が与えられる。この頃には戦闘は泥沼と化し、オーシア軍はユークトバニア首都の陥落に失敗している。
  • 12月11日 - ベルカ公国北西に位置するイエリング鉱山施設に、所属不明で機体を黒く塗装した戦闘機が偵察のために接近し、鉱山と基地内の戦闘機を撮影した。解析の結果、ユークトバニア軍にもアグレッサー部隊(オヴニル戦闘機部隊)が存在することが判明する。
  • 12月12日 - ラーズグリーズが戦術核兵器の存在が疑われたベルカ公国北西のイエリング鉱山基地を空襲し、核兵器の封印に成功する。だが、いくつかの核兵器がオーシア軍とユークトバニア軍へ搬出された形跡があった。
  • 12月16日 - ユークトバニア国内でレジスタンスが戦術核ミサイルを奪取し、ユークトバニア北部のアジトで解体に成功する。この際、飛来したラーズグリーズ部隊とオヴニル戦闘機部隊が戦闘となり、オヴニル全機が撃墜される。
  • 12月19日 - アークバードに搭載された核兵器でユークトバニアのオクチャブルスク市を攻撃しようと画策したが、ラーズグリーズ部隊がこれを阻止。なおこの時、アークバードに搭乗していたオーシア人宇宙飛行士ジョン・ハーバードが、アークバードの大気摩擦機動を行うべく高度を下げた際により高度を下げるよう細工を行い、ラーズグリーズを支援。自身は脱出カプセルにてアークバードより脱出する。その後カプセルはセレス海の海面に着水し、彼は無事保護される。
  • 12月23日 - ユークトバニア軍部によって監禁されていたユークトバニア連邦共和国の国家元首セリョージャ・ヴィクトロヴィッチ・ニカノールが、捕虜第一号となったバートレット大尉やレジスタンス達によって救出される。この際、救出を阻止しようとしたグラーバク戦闘機隊(第8492飛行隊)とラーズグリーズ部隊が戦闘となり、グラーバク全機が撃墜される。
  • 12月29日 - セレス海でユークトバニア艦隊と空母ケストレルが対峙。ケストレルに乗り込んでいたニカノール首相の呼びかけによってユークトバニア艦隊内で分裂が起こり、最初に呼びかけに応えたフリゲート、ピトムニクが艦隊の進路を妨害するも艦隊司令官の命令により砲撃を受け撃沈。その直後、3隻のミサイル駆逐艦、チウーダ・ドゥープ・グムラクがケストレル側に同調する(無線ではブイストルイ・ブードゥシシイも同調したことになっている)。また、現場海域に駆け付けたオーシア艦隊も加わり、三つ巴の全面衝突に発展する(別名「セレス海海戦」)。ケストレルより発艦したラーズグリーズ部隊の活躍で鎮圧される。
  • 12月30日 - 大量報復兵器「V2」とそれを発射する戦闘衛星「SOLG(Strategic Orbital Linear Gun)」の存在が明らかとなるが、ケストレルが潜水艦より発射された対艦ミサイルの攻撃で撃沈される。ラーズグリーズは撃沈前に全機が発艦した為、無事であった。ハーリング大統領とニカノール首相によるテレビ演説で、両国に戦う理由がないことと、この戦争を仕組んだ者がいることを訴え、オーシア・ユークトバニア間における戦争が終結したと宣言する。この演説に呼応したオーシア軍とユークトバニア軍の兵士達がラーズグリーズ部隊の支援を行うべく、ノースオーシア州の工業地帯にあるグランダー社施設に進撃する。しかし、グランダー社は両国の好戦派の軍人へ小型戦術核「V1」を見返りに協力を求め、SOLGによる攻撃をも行った。しかし、ラーズグリーズ部隊がSOLGのコントロール施設破壊に成功し、両軍の部隊によって完全制圧された。この戦闘はテレビ中継され、両国民の知る所となる。その時、ラーズグリーズの存在にも触れている。
  • 12月31日4時45分 - SOLGがその軌道を外れ落下攻撃を試みている事が確認される。SOLGはオーシア連邦首都オーレッドへの落下が予測された為、ラーズグリーズ部隊が落下予測地点へ急行する。しかし、オヴニル・グラーバク両戦闘機隊の妨害に遭い、戦闘となる。ラーズグリーズ部隊は両戦闘機隊を退けたのち、落下してきたSOLGを直接攻撃し破壊に成功する。これによって環太平洋戦争が終結した。

[編集] 戦後処理

戦争終結後、オーシア連邦ではアップルルース副大統領を含む好戦派の政治家・軍人達が処分されたとみられ、ユークトバニアでも同様の処置がとられたと見られる。オーシア連邦大統領ビンセント・ハーリングは、環太平洋戦争(ベルカ事変)についての全報告書を2020年に公開する事を、連邦最高議会(2013年)で表明している。

[編集] ラーズグリーズ

戦争当初、「ラーズグリーズの悪魔」とはラーズグリーズ海峡に展開していたシンファクシ級潜水空母の二番艦である「リムファクシ」を指していた。実際、搭載する散弾ミサイルの破壊力は絶大で、オーシア兵にとってはまさに「悪魔」でしかなかった。だが、「シンファクシ」「リムファクシ」を撃沈せしめたウォードッグ隊のその戦闘力に恐れをなしたユークトバニア兵の間では、リムファクシ撃沈後はウォードック隊を「ラーズグリーズの悪魔」と呼ぶ事になり、その機動力は前線のユークトバニア軍兵士の士気を容易く打ち砕いたという。「デザート・アロー作戦」「デザート・ブリッツ作戦」後は友軍であるオーシア軍兵士の間にも広まり、こちらは「ラーズグリーズ海峡の英雄」「ラーズグリーズの英雄」と呼ばれ、オーシア軍兵士の士気を大いに高めた。ある戦車隊の指揮官は「ラーズグリーズが上(上空)にいる。この作戦は成功するぞ」と述べており、それほど前線の兵士の支えとなっていた事が読み取れる。 だが、ウォードッグ隊の3番機であるアルヴィン・H・ダヴェンポート大尉が戦死後、本飛行隊は補充を行わず3機編成で作戦に参加したため、前線の兵士では「4機と聞いていたが、3機しかいない」「最後の1機は正直者にしか見えない」など、混乱を招いた。 セレス海沖で撃墜の後、黒く塗装した4機編隊の戦闘機部隊(ラーズグリーズ部隊)が出現した事で、オーシア・ユークトバニア双方で混乱が更に広まり、「ラーズグリーズの亡霊」と呼ばれる事になった。

戦争終結後も第108戦術戦闘飛行隊のサンド島分遣隊「ウォードッグ」と、「ラーズグリーズ」が同一部隊であったとする説は根強く残っている。だが、サンド島飛行隊について入手可能な情報が極めて少ない事とラーズグリーズ部隊のその後の消息が不明な為、詳細は不明なままとなっている。

なお、終戦後に『英雄 悪魔 そして亡霊― ベルカ事変における謎の英雄達』というラーズグリーズについて取り上げた記事が掲載された模様である。

[編集] 関連項目

最終更新 2009年10月16日 (金) 12:20 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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