環状族

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環状族(かんじょうぞく)とは阪神高速道路1号環状線を走行する違法競走型暴走族のことである。

目次

[編集] 概要

環状線を一般車をすり抜けながら高速で走り回る集団で、首都高速道路のルーレット族に似ている。昭和60年代から平成初頭にかけて全盛期を迎えたが、警察の取り締まり強化により鎮静化し、今となっては都市伝説的なものとなっている。しかし、現在でも全盛期から続くチームが幾つか存在しており、その姿を見ることができる。

全国的にいう「走り屋」とは性質が違い、共同危険型暴走族上がりの者が多いため、全盛期の頃はチーム同士の抗争などが繰り返された。環状族の特徴は、料金所では料金を支払わず違法に突破したり、ナンバープレートを外したり隠したりしていることが挙げられる。「チームプレート」・「仮免許練習中」のプレート・「シビックのディーラープレート」などは ナンバー隠しやナンバー代わりの装備品の定番であった(無論、上記の行為はすべて違法である)。

一般車の多い環状線を高速で走るため、当然危険度も高く、全盛期には死亡事故が頻繁に発生しており、当時の交通事故死亡率上昇の一因となった。また、シビックの廃車率の上昇と任意自動車保険料の高騰という現象も発生した。

[編集] 車両

使用される車はホンダ・シビックが多い。特に全盛期にはワンダーシビック(3代目モデル)とグランドシビック(4代目モデル)が圧倒的な人気を誇り、現在でも関西地方の中古車販売店では、「環状仕様」に改造されたシビックを見ることができる。その他にも、CR-Xスターレットなども使用されており、全体的にハッチバックやライトウエイトスポーツの人気が高かった。これらはレースカーさながらのチューニングや、派手なカラーリングを施されていることが多い。もちろん一般的な走り屋に好まれる日産・スカイライントヨタ・スープラなどの高性能スポーツカーも用いられる。シビック系は、「直管マフラー+ナンバー無し+ロールバー+ドンガラ」のサーキット仕様に改造するのが定番であった。

また盗難車を使用し廃車にした末に乗り捨てる、といった重篤な違法行為も行われた。

[編集] 近年の環状族

現在は環状族の数も減少傾向で、環状族自体も高年齢化が進んでいる。それでも正月に「正月パレード」と称して暴走する事があり、正月の環状線では警察が二車線中一車線を閉鎖し検問(事実上の閉鎖)の実施を行うなどの対策が行われている。

南勝久の漫画『ナニワトモアレ』(第2部『なにわ友あれ』)は、この環状族の全盛期を描いた漫画で、かつて環状族だった作者の経験に基づいてリアルに書かれている。

[編集] 関連項目

最終更新 2009年5月25日 (月) 14:19 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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