田口公平
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田口公平(たぐち こうへい)は宝島社から刊行されている海堂尊の小説のシリーズ『田口・白鳥シリーズ』の主人公。またシリーズ以外の海堂作品にも登場している。
目次 |
[編集] 登場作品
- 田口・白鳥シリーズ
- チーム・バチスタの栄光
- ナイチンゲールの沈黙(2006年)
- ジェネラル・ルージュの凱旋(2007年)
- イノセント・ゲリラの祝祭(2008年)
- 東京都二十三区内外殺人事件(シリーズ番外編)
- 螺鈿迷宮(2007年)
- ブラックペアン1988(2007年)
- ひかりの剣(2008年)
- ジェネラル・ルージュの伝説(2009年)
[編集] 人物
東城大学医学部付属病院・神経内科学教室の講師及び不定愁訴外来責任者。「バチスタ・スキャンダル」での一件を機にリスクマネジメント委員会委員長及び電子カルテ導入委員会委員長も務める。
普段は専任看護師の藤原と共に、愚痴外来の業務で通院する患者の愚痴を聞く仕事をしているが、院長の高階に厄介事を頼まれ何かと面倒事に巻き込まれている。またその問題に関わった際は、事件関係者の声を「聞き遂げる」ことを担っている。
性格は無欲恬淡で、退屈を強いられることが苦手で面倒事を好まない昼行灯なタイプだが、病院内での立ち回り方も心得ている。出世欲は皆無で、寧ろ煩わしく感じている。職業上他科では対処に困る患者を扱うことに長けており、『イノセント・ゲリラの祝祭』ではモンスターペイシェントを対処するようになった。
周囲からはシャネルとグッチを間違えたとして「グッチー」(正確には間違えたのはエルメスとグッチ)、学生時代の同期からは「行灯」とも呼ばれている。
調査や外来などで相手と話す際、個人的趣味も兼ねて相手の名前の由来を聞くという趣向を取り入れている。白鳥からは「パッシブ・フェーズ(受動的聞き取り調査)」能力が高いと評されている。また『チーム・バチスタの栄光』では白鳥に強引に「アクティブ・フェーズ」を叩き込まれており、白鳥程に多用しないが「アクティブ・フェーズ」を用いる場面もある。
東城大学医学部付属病院の救命救急センター部長の速水晃一と放射線科准教授の島津吾郎は医学生時代の同期で房総救命救急センターの病理医の彦根新吾は後輩の間柄で麻雀仲間。かつて院長の高階に卒業試験に温情を掛けてもらったことがあるが、追試試験をばっくれたことが負い目になり高階には頭が上がらない。また碧翠院桜宮病院の副院長で東城大学医学部付属病院に研修に来ていた桜宮すみれとは何らかの関係があった模様。
現在までのところ独身。恋人や愛人といった深い関係を示唆する描写はない。しかし、登場する女性たちから好意を寄せられる場面は多い。
[編集] 医学生~研修医時代
学生時代はサボり魔で現在愚痴外来の部屋となった当時の病院の設計ミスで生じた空間を発見している。
本来外科体質だが学生時代の手術見学で血しぶきを浴びて卒倒した経験から血が苦手となり、以来手術室から遠ざかるために神経内科に入局。研修医時代は動物実験を手伝い、その実験に使ったマウスが死んだのを機に医局の臨床を一手に引き受け、当直の肩代わりも行っていたため先輩医師に重宝されていた。連続一ヶ月間も当直を担当した記録を保持している。お菓子を頂きながらお年寄りの話を聞いていたことから、当時神経内科が十二階にあったことも捩り「天窓のお地蔵様」と呼ばれていた。
[編集] 軌跡
『チーム・バチスタの栄光』より6年前に実質唯一臨床をメインに仕事をしていた経験から講師に任命。その3年後に入局し、講師の座を狙う現医局長の兵藤が仕掛けた院内抗争をきっかけに愚痴外来の責任者となる。以降、選任看護師の藤原と外来の業務に就きながら病院内の事象をやり過ごしていたが、高階病院長に術中死が相次ぐ「チーム・バチスタ」の調査を命じられ、白鳥と共に「バチスタ・スキャンダル」を解決。後処理としての記者会見で場を丸く収めたことで、高階にリスクマネジメント委員会委員長及び電子カルテ導入委員会委員長に任命される。
その9ヶ月後、猫田の目論見で主に網膜芽種(レティノブラストーマ)を患う子供達のメンタルケアのため、小児科患者限定の小児愚痴外来を開くことになり、その患者の父親が惨殺された事件に関わることになった。その一方では、リスクマネジメント委員会宛てに届いた速水晃一が収賄を行っているという告発文を受け取り、速水の潔白ひいては速水を病院から追い出さないために奔走した(『ナイチンゲールの沈黙』『ジェネラル・ルージュの凱旋』)。『螺鈿迷宮』には本の少ししか登場していないが碧翠院桜宮病院から送られてきた末期患者の不定愁訴を担当した。
2007年には、白鳥からの依頼で医療事故を中立的に調査する組織のモデル事業の会議に出席するため霞ヶ関に赴くが、そこで2度も死体を発見し監察医制度に纏わるトラブルに巻き込まれ、白鳥と加納に救われる(『東京都二十三区内外殺人事件』)。そして医療事故調査委員会にオートプシー・イメージング(Ai)を導入しようとする白鳥の目論見で、モデル事業の会議から発展した「医療事故調査委員会創設検討会」のメンバーに選ばれた(『イノセント・ゲリラの祝祭』)。
上記のように田口自身が望まぬ出世の道を歩んだことから、本人の意思に反して周囲から羨望と反感の目で見られ、畏怖されている存在に祭り上げられている。
2022年を舞台にした『医学のたまご』では教授となっている。
[編集] メディア別の人物像
[編集] 映画
映画版『チーム・バチスタの栄光』『ジェネラル・ルージュの凱旋』では性別が女性に変更され、「田口公子」として登場する。演じた女優は竹内結子。
心療内科にある不定愁訴外来の責任者。素直でお人好しな性格でとっぽく鈍臭いところがある。病院内にあるソフトボールのチームに所属し、そこではピッチャーを務めている。「チーム・バチスタ事件」解決後は、高階に「エシックス・コミティ(倫理問題審査委員会)」の委員長を務めることに。
[編集] ドラマ
ドラマ版『チーム・バチスタの栄光』『ナイチンゲールの沈黙』では人物設定が変更された。演じた俳優は伊藤淳史。
特別愁訴外来の責任者。家族構成は祖父と妹2人。心根が優しく他人を疑うことができない純粋な性格。『Dr.コトー診療所』を愛読書にし、主人公のような離島暮らしに憧れを抱いている。
[編集] 関連項目
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最終更新 2009年11月14日 (土) 13:53 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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