男たちの旅路

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男たちの旅路は、1976年2月~1982年2月までNHKにて放映されたテレビドラマ

目次

[編集] 概要

世代も背景も異なる警備会社の社員たちが、仕事の中から拾い出した疑問に対し真摯に向き合う姿を描く。主人公の吉岡司令補(鶴田浩二)は特攻隊の生き残りであり、戦争はどこから始まったのか疑問を持ち続けて生きる彼を中心に水谷豊(杉本)、桃井かおり(島津)、柴俊夫(鮫島)、森田健作(柴田)が時に激しくやり合いながら出口を探す道筋が語られる。

若者たちは様々な観点から問題を検討するが苦しむ側へのやさしさに流れてしまう若者に対して、吉岡は常に他人を受け入れることが難しい点と、だからこそ何を弱者に求めるのか、弱者とは何かを指摘しつづけ両者の葛藤が繰り返し描かれていく。最初に提示された問題が弁証法的に説明された結果、更に大きな問題が浮き彫りになったところで一話形式の物語が閉じられる。

1978年7月に、日本コロムビアがLP「男たちの旅路 オリジナルサウンドトラック」(ミッキー吉野グループ)を発売。2008年にリマスターされ、紙ジャケCDとして復刻された。

[編集] 放送とその影響

1975年から放送が開始されたNHK総合テレビ「土曜ドラマ」シリーズの第三弾として始まった。ガードマンという仕事を題材にして、さまざまな場面での人間の価値観、信念というものを描いている。放映当時の世相を考えると、戦争を実際に体験した世代と戦後生まれ世代との価値観の違いは想像以上に大きかったと推測される。その懸隔と、それに対する戦中派の強い憤りがドラマ制作の大きな原動力となっている。また、実際に戦争の惨禍を体験した世代で、自身も特攻の整備士であった鶴田浩二が主人公に選ばれている。鶴田は一度はこの仕事の依頼を断ったが、山田太一との面会をプロデューサーに求め、山田に特攻崩れとしての自分の経験・思いを脚本に投影するよう求めたという。出来上がった脚本を見て、鶴田はこの仕事の依頼を快諾した。

シルバー世代の寂しさを扱った「シルバー・シート」と身体障害者の問題を真正面から捉えた「車輪の一歩」は特に評価が高く、繰り返し再放送がされている。この「シルバー・シート」は1977年度の芸術祭大賞を受賞している。

[編集] 車輪の一歩

脊髄損傷による身体障害者(車椅子)の女性は母親の監視の元、自由に外に出ることが出来ない。そこに同じく身体障害者(車椅子)の男性6人が女性に対して「外に出ようじゃないか」と誘いかける。女性はためらいつつも、一緒に外に出るが線路で車椅子がはまってしまい抜け出せなくなる。遮断機が降り、すんでのところで女性は健常者に救出されるが失禁してしまう。

主人公がお詫びがてら、母親に謝るが母親はそっとしておいてください、とつっぱねる。女性は「母に逆らいたくないわ」と言うが主人公は「君はそれでいいの?」と問いかける。

ある朝ついに女性は皆の見守る中、駅に行き「誰か私を(階段の上まで)上げてください」と助けを求める。

斉藤とも子斎藤洋介京本政樹らが障害を抱えながらもひたむきに生きる青年の役を好演。

[編集] レギュラー出演者

[編集] スタッフ

[編集] 放映リストとレギュラー以外の主な出演者

第1部

第1話(非常階段)1976年2月28日

第2話(路面電車)1976年3月6日

第3話(猟銃)1976年3月13日

第2部

第1話(廃車置場)1977年2月5日

第2話(冬の樹)1977年2月12日

第3話(釧路まで)1977年2月19日

第3部

第1話(シルバー・シート)1977年11月12日

第2話(墓場の島)1977年11月26日

第3話(別離)1977年12月3日

第4部

第1話(流氷)1979年11月10日

第2話(影の領域)1979年11月17日

第3話(車輪の一歩)1979年11月24日

スペシャル

戦場は遥かになりて(1982年2月13日)

[編集] DVD

  • 2002年にNHKソフトウェアより、全話DVD化されている。

最終更新 2009年10月19日 (月) 08:22 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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