発車メロディ
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発車メロディ(はっしゃメロディ)とは鉄道駅において乗降中の利用者に列車が発車することを発車ベルに代えて伝える音楽あるいはそのシステムである。
鉄道ファンの間では発メロ(はつめろ)、駅音(えきおん)、駅メロ(えきめろ)などと呼ばれる。
列車発車時に使用されるメロディ・チャイム・ブザーなどを一まとめにして発車ベルと呼ぶこともある。
歴史
発車メロディの嚆矢については諸説あるが、1970年代には一部の大手私鉄で使用されていた(1971年8月より京阪電気鉄道で使用開始[1])。
発車メロディの種類
JR旅客各社
北海道旅客鉄道(JR北海道)
- 旅立ちの鐘
- 函館本線函館駅で導入されている。『旅立ちの鐘』は1990年頃から昼間の特急「北斗」・「スーパー北斗」、「はつかり」、快速「海峡」の発車時に使用されていた。ただし1997~2002年の3~10月頃は快速「海峡」が「ドラえもん海底列車」として運行され、発車の際に『ドラえもんのうた』が用いられた。設備の関係上「北斗」「はつかり」発車の際も同曲が使用された。2004年と2005年の間は特急「ドラえもん海底列車」の発車の際に使用された。
東日本旅客鉄道(JR東日本)
現在一番多くのメロディを使用する東日本旅客鉄道(JR東日本)では旧・日本国有鉄道(国鉄)時代の1970年代後半から電子音化したベル(「ピロピロピロ」という音)を使用していたが、多数の駅利用客から耳障りであるなどと不評であった。そのため1988年の千葉駅での発車ベル廃止を経て女性社員らが主導となりプロジェクトを立ち上げ音響機器・楽器メーカーとして知られるヤマハに新しい発車メロディ放送システムの開発を依頼、1989年3月11日に新宿駅と渋谷駅に導入した[2]。この際にピアノや鈴、ハープといった音色と人の心を落ち着かせる雰囲気のメロディを採用した。現在、両駅は別のメロディを使用している。
1990年代に入り初期の発車メロディが好評を博したことを受けて他駅でも導入の機運が高まったが、以後の導入に関してはコストダウンを図ったシステムが採用された。採用された代表的な会社が音響機器メーカーのUNI-PEX(ユニペックス)で、オカリナ奏者・宗次郎のメロディ『清流』や『雲を友として』などの他にオリジナル曲を採用した。これらのメロディは同社が製造した自動放送装置と合わせるようにしてコストダウンを図ったと思われる。なお、これらのメロディは東京近郊の駅で導入していたが宗次郎の曲は著作権の関係で同社横浜・八王子・東京・大宮支社管内の駅では2005年3月頃相次いで変更された。2007年現在、宗次郎のメロディが使用されている駅は上越線高崎問屋町駅のみである。
1990年代後半から蒲田駅で「蒲田行進曲』が使われたり高田馬場駅や新座駅で『鉄腕アトム』のテーマ曲を使うなど、駅に関連する曲が使われる機会(いわゆる「ご当地ソング」)が増えた。
総じてJR東日本エリアではほとんどの駅の在来線ホームと一部の駅の新幹線ホームが旧来の発車ベルから発車メロディへ変更されている(元々発車ベルがなかった駅を除く)。よって在来線ホームが未だに発車ベルのままとなっているのは少数に限られる。一方で、長野支社管内などでは元々発車メロディを採用していた駅が放送設備更新によりベル化したという事例もある。なお、JR東日本の支社で発車メロディを全く使用していないのは新潟支社のみである。
- 汎用メロディ
別項に述べるご当地メロディを除いて、以下の製作所のメロディを使用している。
- ユニペックス製 詳しくは日本電音へ
- 初期から参加しているメーカーで、認知度の高いメロディが多い。
- 東洋メディアリンクス製 詳しくは東洋メディアリンクスへ
- 東日本のエリア全般で広く使用されている。
- 櫻井音楽工房製 詳しくはテイチクエンタテインメント、又は櫻井音楽工房へ
- 名前が付いているのが大きな特徴(『小川のせせらぎ』、『海岸通り』など)。
- 五感工房製 詳しくは五感工房へ
- 途中で転調するものが多いのが特徴。JR-SH(番号)という名前の付け方。調違いのヴァージョンも存在する。
- サウンドファクトリー製 詳しくはサウンドファクトリーへ
- 名前の付け方が、SF-番号という方法。
- 永楽電気製 詳しくは永楽電気へ
- 童謡、唱歌などのアレンジが多い(『アマリリス』、『牧場の朝』など)。
- カンノ製作所製 詳しくはカンノ製作所へ
- 曲名、整理番号等は特にない。どちらかと言えばベルに近い。
以上の製作所は主な製作所であり、上記以外の会社も製作している。
- 駅や周辺の歴史的経緯・祭り
- 東海道本線品川駅で導入されている。同駅は1872年に日本初の鉄道が仮開業した時の起点であるため、2002年の開業130周年記念の時にこの発車メロディが導入された。メロディの最後には蒸気機関車の汽笛が同時に流れる。ちなみに、使用されている汽笛は「SLばんえつ物語号」を牽引する蒸気機関車「C57 180」のものである。
- 津軽じょんがら節
- AIZUその名の情熱
- 『鉄腕アトム』主題歌
- 山手線高田馬場駅と武蔵野線新座駅に導入されている。手塚プロダクションのオフィスの最寄り駅でまた原作漫画の作中で科学省があること(高田馬場駅)、手塚プロダクションのスタジオの最寄り駅であること(新座駅)に由来する。また、両駅で番線ごとにそれぞれ異なるバージョンで使用している。期間限定使用の予定であったが、現在でも両駅で継続して使用されている。
- 『蒲田行進曲』テーマ曲
- 希望(ゆめ)のまち
- 京浜東北線浦和駅・さいたま新都心駅・大宮駅に2003年4月1日の埼玉県さいたま市の政令指定都市移行を記念して導入された。同市の歌『希望のまち』(タケカワユキヒデ作曲)のモチーフが使われている。2007年10月からは与野駅や北浦和駅でも導入された。
- あぁわが戸田市
- 熊谷市歌
- おねぎのマーチ
- 山手線・埼京線・湘南新宿ライン恵比寿駅に導入された。同駅が「ヱビスビール」出荷用の駅として開業したことに由来する。2005年6月から導入されているが、それ以前にも2004年10~12月に期間限定で違う編曲の発車メロディが使用されていた。これは地元商店街の要望で実現されたものである。
- 2005年12月から中央本線・横浜線・八高線八王子駅に導入された。作詞した中村雨紅が八王子出身だったことによる。
- 八王子市は東京郊外のベッドタウンであり、帰宅時間帯には非常にマッチしていて雰囲気がある。しかし、このメロディが時間帯関係なく使用されている関係で「朝から聞きたくない」という批判的な意見も通勤利用者の一部で上がっている。
- 山手線駒込駅(2005年、2006年は3月中旬より1か月限定、2007年3月~)と中央線快速武蔵小金井駅(2006年4月1日~)に導入された。前者はソメイヨシノの発祥地が同駅付近だったことによる。2005年3月から1か月間の限定使用の予定だったが2ヶ月に伸び、2006年も同時期に使用された。その後2007年春期に変更してから戻されなくなった。後者は小金井公園の桜に因んでおり、元々は花見客用の臨時駅で開業80周年記念として導入された。ハンドベル演奏に編曲されたもので、2007年から3番線上りホーム及び4番線上りホームにも導入された。
- 魔法の鍵~The Dream Goes On(上下とも)(石井竜也&高杉さと美)
- Zip-A-Dee-Doo-Dah(下り)/It's a small world(上り)(ディズニー)
- 2004年6月から京葉線舞浜駅に導入された。東京ディズニーランド・東京ディズニーシーなどの東京ディズニーリゾート最寄り駅のためである。当初はウォルト・ディズニー・カンパニーが発車メロディの採用に難色を示していたが、利用者からの要望に応える形で採用に至った経緯がある。2008年4月15日には東京ディズニーランド開園25周年を記念して、イメージソングの『魔法の鍵~The Dream Goes On』に1年間の限定で変更されていた。
- 2005年3月の開幕戦から京葉線海浜幕張駅に導入された。プロ野球パシフィック・リーグ球団である千葉ロッテマリーンズの本拠地・千葉マリンスタジアムの最寄り駅であることによる。
- 2006年7月から当分の間中央・総武緩行線水道橋駅に導入されている。同駅はプロ野球セントラル・リーグ球団である読売ジャイアンツの本拠地・東京ドームの最寄り駅で、「周辺地域の活性化だけでなくジャイアンツ球団も活性化できれば」とのことである。
- Keep On Rising(浦和レッドダイヤモンズ応援歌)
- 2007年10月から、浦和レッズのホームタウンである浦和駅1番線(京浜東北線南行)ホームで導入されている。クラブと後援会の2年にわたる交渉のすえ実現したJリーグ初の企画である。なお、埼玉高速鉄道浦和美園駅でも使用されている(詳細は後述)。
- Vamos Ardija(大宮アルディージャ応援歌)
- 2007年9月から、大宮アルディージャのホームタウンである大宮駅2番線(京浜東北線)ホームで導入されている。
- Over(ジェフユナイテッド市原・千葉応援歌)
- いつでも夢を(常磐線大甕駅~十王駅の上り)
- 恋のメキシカン・ロック(大甕駅の下り)
- 公園の手品師(常陸多賀駅の下り)
- 寒い朝(日立駅の下り)
- 明日は咲こう花咲こう(小木津駅の下り)
- 若い港(十王駅の下り)
- 明日があるさ(友部駅、常磐線下り)
- 上を向いて歩こう(友部駅、常磐線上り)
- 幸せなら手をたたこう(友部駅、水戸線上下共通)
- いずれも2007年3月より友部駅で使用を開始している。坂本九が幼少の頃、学童疎開で旧友部町に疎開していた事が由来で同駅の橋上駅舎への改築落成の記念にという事で遺族やレコード会社との合意を得て採用したとの事である。
- いずれも牛久市の観光資源をイメージしたもの。『オー・シャンゼリゼ』は駅の東側に日本初の本格的なワイン醸造場であるシャトーカミヤがあることからフランスをイメージしたものである。一方の『グリーン・グリーン』は駅の西側にある牛久沼、またその牛久沼を愛した小川芋銭のアトリエの雲魚亭や芋銭を偲んだ「河童の碑」があることなどから水と緑の豊かな香りをイメージしたものである。いずれも2007年12月より使用を開始している。
- 青梅線
- 雨のステイション
- 2006年3月末から西立川駅で試験使用されている。荒井由実(松任谷由実)の代表曲の1つで、3rdアルバム「COBALT HOUR」に収録されている。当初は同年6月末までの使用予定だったが、好評だったため翌2007年6月末までの使用に延長された。しかし、2009年3月現在でも継続使用されている。
- ちなみに現在のSuicaのCMソングも松任谷の楽曲である。
- どんぐりころころ
- 2006年から青梅線奥多摩駅に導入された。
- 首都圏(上記の路線を除く)
- 京浜東北線大井町駅と中央本線高尾駅で使用されている。1993年より大井町駅で使用され、首都圏では広く一般に知られた曲を初めて採用した発車メロディである。この変わった楽曲が導入された理由は、メロディ導入時の同駅長の趣味だったという。発車メロディを導入したごく初期は、バッハ作曲『平均律クラヴィーア曲集』の第2巻5番とベートーヴェン作曲『交響曲第8番』の第1楽章の一部分がそれぞれ使われていた。
- 2008年6月より使用開始。
- 東北地区
- 宮城県仙台市出身の榊原光裕が作曲し、仙台駅の在来線ホーム(仙石線ホームは発車ベル)およびあおば通駅に導入された。仙台駅とあおば通駅とでは微妙にアレンジが異なっている。なおさとう宗幸の代表曲『青葉城恋唄』がモチーフになったと言われている。仙台駅の新幹線ホーム(11 - 14番線)では同じ榊原光裕の作曲で独自のメロディが導入されている。
- A Sea Bird(船出と航海、旅のスタート)・Sea Green(旅立ちと帰郷)
- 宮城県石巻市出身の作曲家、和泉耕二が作曲し石巻駅の仙石線ホームに導入された。同駅では平日と土曜・休日で使用される曲が異なり前者は平日に、後者は土曜・休日に使用される。この発車メロディはFMラジオ局「ラジオ石巻」の企画だった。
- ハチ公物語(大館駅1番線)
- きりたんぽ物語(大館駅2番線・3番線)
- 共に地元出身デュオ「ダックスムーン」の曲をアレンジしたもの。2007年12月使用開始。導入当初は3番線は『ハチ公物語』であったが、12月下旬に『きりたんぽ物語』に切り替えられた。
補足
- 多くの曲には正式なタイトルがないため通称として「JR-SH○(番号)」や「近郊○番」などと表記されているが、『せせらぎ』や『春』などタイトルがある曲もある。なお、櫻井音楽工房製のものは『スプリングボックス』や『海岸通り』『光と風と』『すすきの高原』『twilight』などすべてタイトルが付けられている。
- その中でも五感工房のものは調違いのものも多く、通称で「JR-SH○-1」のように表される。
- 首都圏のほとんどの駅が発車ベルを廃止している中で、上野駅だけは特急専用ホームを除いて発車メロディを導入せず発車ベルを使い続けている。これは、東北地方などから上京した人にとって発車ベルにこそ思い入れがあるからだという。この他、横須賀・総武快速線の新日本橋駅・馬喰町駅でも、発車ベルを使い続けている。
- 駅によっては『ムーン・リバー』や『アマリリス』『牧場の朝』『浜千鳥』『すみれの花咲く頃』などの童謡や唱歌が用いられることもある。ただし特に駅にちなんで採用されたというものではないことが多い。
- サザンオールスターズの桑田佳祐の出身地である神奈川県茅ヶ崎市の茅ヶ崎駅では2000年に開催した凱旋コンサートを契機にその楽曲を発車メロディに導入しようという計画が浮上したが、スムーズな乗降に支障をきたすとして却下された。代案としてコンサートの翌2001年の夏季に駅構内でサザンオールスターズ楽曲をオルゴールによるBGMとして流した。
東海旅客鉄道(JR東海)
- 東海道新幹線を含めて駅での発車メロディ導入には消極的であるが、313系に車外スピーカーから発する車外メロディを搭載している(全番台共通)。
- 東海道新幹線東京駅では2003年11月まで使われていた「のぞみ」の始発駅・終着駅到着前の車内メロディが発車メロディとして14・15番線が2008年9月下旬より、16 - 19番線が2008年12月中旬より使用されている[1]。
西日本旅客鉄道(JR西日本)
- ご当地メロディとして金沢駅は琴、高岡駅はお鈴のメロディが流れる。糸魚川駅は詩人の相馬御風が糸魚川市出身ということがあってか自身が作詞した童謡の『春よ来い』と『夏の雲』が特急列車の発車メロディに使用されている(普通列車の発車の際は流れない)。また過去に富山駅では民謡の『こきりこ節』のアレンジ曲・福井駅では日本唯一のハープ産地なのでハープの曲が使用されていたが、CTC導入を機に現在はその他の自動放送導入駅と共に短めのメロディに統一されている。
- 京都支社
- 京都駅在来線各線のホームでは、1997年の新駅ビル完成時より使用されていた(西武鉄道などで使用されている曲)が、現在は使用されていない。
- 大阪支社・和歌山支社
- 関西空港線関西空港駅で使われている。関空快速と関空特急「はるか」とはメロディーが異なる。関空快速の発車、接近メロディーは北陸地区のものと同じものを使用している。
- 阪和線でも2000年から(和歌山支社管内では2002年から)列車接近メロディーが導入されている。
- 大阪環状線では1999年のダイヤ改正時から2003年12月まで各駅で発車メロディが流れていたが、列車遅延の原因になるとして使用停止された。
- 福知山支社
九州旅客鉄道(JR九州)
私鉄・公営交通・第三セクター
仙台空港鉄道
- 仙台空港駅では、JR東日本で広く使用されている櫻井音楽工房製の『Twilight』が使用される。また、車両にも車外メロディが搭載されている。
東武鉄道
- PASSENGER
- 夜のストレンジャー
- 野田線
- 2007年3月より、柏駅・船橋駅・大宮駅2番線では上記2つと異なる発車メロディが導入されている。なお、大宮・柏・船橋のメロディは途中でフェードアウトする仕様になっている。2008年頃より中間駅にも順次導入されている。
- 2009年2月26日からは北海道日本ハムファイターズのファイターズスタジアムがある鎌ヶ谷市の鎌ヶ谷駅・新鎌ヶ谷駅の発車メロディがファイターズオフィシャルソングの『ファイターズ讃歌』に変更された[4]。
- 東上線
- 2005年3月には中板橋駅に上りのみ発車メロディが導入された。その後は他の駅に導入されることはなく当駅だけで使用されていたが、2007年4月より和光市駅に導入されたのを皮切りに中間駅の発車メロディの導入を進めている。
- 池袋駅では2008年6月のダイヤ改正以降、3・4番線で野田線船橋駅と同じメロディ、5番線でオリジナルメロディが使用されている。それ以前は全ホームにて、エンドレスバージョンの『PASSENGER』が使用されていた。
- その他、桐生線・伊勢崎線・小泉線・佐野線・日光線・宇都宮線の一部の駅(ワンマン列車の始発が存在する駅)でも電子音系のメロディが使用されている。ただしこれは発車メロディとして設置されたのではなく運転士に信号の開通を知らせるものであり、列車が発車しても信号が変わるまで鳴り続ける。
西武鉄道
- 1994~1998年頃は主に優等列車が停車する駅のみで50種類程用意されていたがその当時の発車メロディが残るのは多摩湖線の萩山駅1番ホーム・国分寺駅7番ホーム・西武遊園地駅、西武秩父線の西武秩父駅、多摩川線の白糸台駅(始発列車のみ)と是政駅のみとなっている。他の駅は路線毎に統一されて6種類のみとなり、さらに各駅停車のみ停車する駅にも導入している。多摩川線の武蔵境駅はかつて旧メロディを使っていたが、その後オリジナルのものになっている。
- 翔べ!ガンダム(『機動戦士ガンダム』主題歌)
- 銀河鉄道999(映画版主題歌)
- 2009年3月8日より、池袋線大泉学園駅にて使用開始。大泉学園駅がある練馬区が日本アニメ発祥の地であり、現在でも90社以上のアニメ製作関連会社がある「アニメのまち」であることが由来。同日開催された「ねりたんアニメプロジェクトin 大泉2009」に合わせてのもの。
- 吠えろライオンズ(埼玉西武ライオンズ応援歌)
東京地下鉄(東京メトロ)
- 多くの路線では「営団ブザー」とも言われるブザーを使用しているが、下記の路線ではメロディを使用している。また東京地下鉄ではこれを「発車サイン音」と称している。
- 開業時より使用している。A線・B線でメロディが異なるが、白金高輪駅のみ組み合わせが逆である。南北線に走行するすべての車両にも同じ曲が搭載される。
- 2008年6月14日より使用開始。列車の車外メロディとして使用しており、A線・B線でメロディが異なる。ただしその当時は後楽園駅・茗荷谷駅のみ駅備え付けのブザーを使用していた。また、新宿駅では朝ラッシュ時の池袋方面のみ従前の駅ブザーを使用する。同年2月からは、各駅で異なるメロディが使用開始された。
東京都交通局(都営地下鉄)・東京急行電鉄・埼玉高速鉄道
- 都営地下鉄三田線・東急目黒線・埼玉高速鉄道線は、南北線とシステムを統一するため、同線と同じ発車メロディを使用している。なお、都営三田線はワンマン運転開始直前の2000年8月から使用を開始している。
- なお浦和美園駅では2007年11月から埼玉スタジアム2002で浦和レッズの試合が開催される日に限り、浦和レッズの応援歌である『Keep On Rising』が発車メロディとして使用されるようになった。
小田急電鉄
- 元々は2000形の2次車以降、3000形に搭載する乗車促進メロディである。2004年5月から車掌がPHSを操作して駅ホーム上のスピーカーからも流すようになった。ただし、鳴らさないことや放送の部分だけ流すことも多い。
東京臨海高速鉄道りんかい線
- 東京テレポート駅以外はJR東日本で使用されているものと同じである(東洋メディアリンクス製)。
- 東京テレポート駅では2008年7月よりフジテレビの全面協力により『踊る大捜査線』のテーマソングをアレンジしたものを使用している。
横浜高速鉄道
- 横浜を除く全駅で同じ発車サインが鳴る。
横浜市交通局(横浜市営地下鉄)
- 2007年11月27日にブルーラインに導入した。導入から1ヶ月ぐらいは曲の頭の部分が欠けてた。グリーンラインは開通当初から使用している。
首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス線
- 全駅で使用されている。ただし開業以前は現在使用しているのとは異なるメロディを使用していた。
関東鉄道
- オリジナルメロディ(曲名不詳)
- アマリリス
上信電鉄
箱根登山鉄道
富士急行
- 富士山(文部省唱歌)
- 大月駅・河口湖駅で使用されている。
しなの鉄道
万葉線
- 高岡駅前駅で列車入線時と発車時に「お鈴」のメロディを使用している。なおJR高岡駅においてもお鈴のメロディを使用しているがアレンジが異なる。
えちぜん鉄道
遠州鉄道
名古屋鉄道・名古屋市交通局
近畿日本鉄道
- 生駒 - 学研奈良登美ヶ丘間開業に合わせて既存区間(旧東大阪線)も含め導入。
- 「ウェストミンスターチャイム+ドナウ川のさざ波」が流れる。
京阪電気鉄道
- 列車運行管理システム(ADEC)の更新完了に伴い2007年6月から京阪本線・鴨東線・宇治線・交野線で、2008年10月からは中之島線で向谷実作曲による新メロディが導入されている。
- それ以前は特急の場合は京都にちなんで「牛若丸」、それ以外の場合はオリジナルメロディとなっており基本的には列車の始発駅にて流れていた(一部除く)。なお特急用は1995年12月以前は別のオリジナルメロディであった。またK特急が運転されていた頃は京橋駅の『朝靄の京橋で乗り換え』の他に出町柳駅で『出町柳から』をアレンジしたものを、私市駅では普通列車と異なるメロディを使用していた。淀駅からの臨時特急発車時にはフィガロの結婚をアレンジしたものが流れる。
叡山電鉄
京福電気鉄道
阪急電鉄
- 神戸線・宝塚線・京都線梅田駅で、それぞれ神戸・宝塚・京都をイメージした曲が使われる(およそ15秒で、うちメロディはおよそ9秒)。終電の時は各改札で客の通過が終わったことを確認するまで鳴らされるのでメロディの最後の音が長くなり、1分ぐらい鳴る。また、深夜0時前から終電の発車まで駅全体に終電間際であることを知らせる『第三の男』(オリジナルアレンジ曲)が流れる。
阪神電気鉄道
- 梅田駅・三宮駅の全ホーム、武庫川駅の武庫川線ホーム、武庫川団地前駅で予告用と発車用、元町駅、桜川駅で予告用のみを使用している。
- 阪神なんば線開業前までは尼崎駅の旧西大阪線ホーム(3番線)、西九条駅でも使用されていた。
大阪府都市開発(泉北高速鉄道)
京都市交通局(京都市営地下鉄)
大阪市交通局(大阪市営地下鉄)
- 長堀鶴見緑地線では開業時から採用している。その他の路線でも1990年頃から採用。
北大阪急行電鉄
- 千里中央駅で、発車放送の開始時に季節ごとに違うメロディ(4種類)が流れる。発車放送の後にベルまたはブザーが別途鳴る。
神戸市交通局(神戸市営地下鉄)
- 海岸線で開業時から使用されている。
神戸新交通
- 西武秩父駅やJR京都駅で使用されているメロディの音色違いのものが使用されている。
広島電鉄
高松琴平電気鉄道
- 瓦町駅で使われている。
- 1番線は『オブラディ・オブラダ』、3番線は『It's a small world』が使用されている。
伊予鉄道
- 松山市駅で使われている。2001年までは各線に1種類ずつあったが統一された。
沖縄都市モノレール
備考
- 発車メロディが利用客から好評である反面、「うるさい」や「騒音だ」などと訴える利用客や駅周辺住民も存在する。「発車の合図は従来のベルや笛、もしくは何もなくてもいいのではないか」などの意見も挙がっている。このため、早朝・深夜の時間帯にはメロディの音量を下げている駅もある。また発車メロディーを流すことによって駆け込み乗車を誘発しているのではないか意見もあり、JR東日本では一部の駅で試験的に発車メロディを省略したり短い曲を使用している駅もある。
- 「車掌DJ曲」で知られるグループ「SUPER BELL''Z」の『MOTO(e)R MAN』シリーズでも特に最近のものには発車メロディを本物に近いように再現しており、独自に歌詞を付けていることもある。
- 2005年秋に行われた第57回高円宮杯全日本中学校英語弁論大会で全国3位になったスピーチ『Hidden within our culture』でも取り上げられている。
- JR東日本・東京メトロなど一部の放送システムでは発車ベルを一回止めた後に自動でドアが閉まる旨のアナウンスが流れるが、そこで再び発車ベルを鳴らすとベルにアナウンスが重なる。このような操作をファンの間では俗に「打ち返し」と呼ばれる。3回以上続けて鳴らした場合は「連打」と呼ばれる。また時間の都合で発車メロディを鳴らした後すぐに切ることがあり、これを俗に「即切り」などと呼ばれる。
接近メロディ
接近メロディ(せっきんめろでぃ)とは鉄道駅の利用者に列車の接近を音楽によって伝えるための放送手段、あるいはそのシステムであり日本全国に普及している。
数音程度のシンプルなチャイムを使用している例が多い一方で、既存のよく知られた曲やご当地ソングをメロディとして使用している駅もある。
JR旅客各社
JR東日本
- ATOS導入前の山手線、京浜東北線、中央線でそれぞれ独自の接近メロディが使われていた。ATOS導入後は基本的に使われていないが、まれに復活することがある(深夜の水道橋駅では頻繁に中央線の独自接近メロディが復活する)。ATOS放送の接近メロディは、山手線の独自の接近メロディをアレンジしたものである。
- 横浜線の一部の駅(橋本駅など)では電車の接近を示す電光掲示板に接近メロディを流す装置が併設され、電車の接近時には『メリーさんの羊』が接近放送とは別に流れる。
- 軽井沢駅では、サウンドファクトリー製の『海の駅』(品川駅・大崎駅でも発車メロディとして使用)が流れる。
JR西日本
- JR神戸線では列車接近時に予告メロディ - 列車案内の後、接近メロディが流れる(下記の駅を除く)。
- JR京都線の島本駅では小林亜星原曲の『人間みな兄弟~夜がくる』を接近メロディとして使用している。
- 大阪環状線・桜島線(JRゆめ咲線)・おおさか東線は全駅で、関西本線(大和路線)ではJR難波駅 - 加茂駅で接近メロディーが流れる。
- 阪和線では全駅で接近メロディーが流れる。また、関西空港線関西空港駅でも独自の接近メロディーが流れる(関空快速と関空特急はるかでメロディーは異なる)。
- 岡山支社管内(主要駅)の各路線では列車接近時に童謡や唱歌、ご当地ソングが自動放送と共に流れる。
- 広島支社管内の各路線では、オリジナルの接近メロディが多数使用されている。また、JR東日本で発車メロディとして使用されている『せせらぎ』や『春』といったメロディも使用されている。
- 米子支社管内については、山陰本線・因美線の一部の駅にてオリジナルの接近メロディが使用されている。ただし出雲市駅ではご当地ソングとして「オロチ太鼓踊り」の一部分が使われている。
- 金沢支社管内(小 - 中規模駅)の各路線では、接近表示器から電子音の童謡やクラシックの曲の接近メロデイが流れる(草津線の寺庄駅でも、同様に電子音の『アニーローリー』が使用されている)。
- 草津線の油日駅では、オルガンの音色の『春が来た』が流れる。
JR四国
JR九州
私鉄・公営交通・第三セクター
京浜急行電鉄
- 京浜急行電鉄の大半の駅ではモーツァルトの『6つのレントラー舞曲』、羽田空港駅では同社のCMソングであったくるりの『赤い電車』をオルゴール調にアレンジした曲が流れる。また2008年7月に主要16駅を対象に「京急駅メロディ大募集」としてそれぞれの駅にあったご当地ソングを一般公募、同年11月に決定し順次対象駅に導入されている[5]。駅メロディの楽曲アレンジは、スイッチの塩塚博(品川駅・羽田空港駅以外)とくるりの岸田繁(品川駅・羽田空港駅)が担当している。
- 駅メロディ採用曲は以下の通り[5]。
- 品川駅 - 『赤い電車』 くるり
- 青物横丁駅 - 『人生いろいろ』 島倉千代子
- 立会川駅 - 『草競馬』
- 平和島駅 - 『いい湯だな』 デューク・エイセス
- 京急蒲田駅 - 『夢で逢えたら』 ラッツ&スター
- 羽田空港駅 - 『赤い電車』 くるり
- 京急川崎駅 - 『上を向いて歩こう』 坂本九
- 横浜駅 - 『ブルー・ライト・ヨコハマ』 いしだあゆみ
- 上大岡駅 - 『夏色』 ゆず
- 金沢文庫駅 - 『MY HOME TOWN』 小田和正
- 金沢八景駅 - 『道』 EXILE
- 新逗子駅 - 『LIFE』 キマグレン
- 横須賀中央駅 - 『横須賀ストーリー』 山口百恵
- 堀ノ内駅 - 『かもめが翔んだ日』 渡辺真知子
- 浦賀駅 - 『ゴジラのテーマ』
- 京急久里浜駅 - 『秋桜』 さだまさし、山口百恵
- 三崎口駅 - 『岬めぐり』 山本コウタローとウィークエンド
- 駅メロディ採用曲は以下の通り[5]。
また、上記とは別に2009年8月1日より生麦駅において、キリンビールのコマーシャルソングとなっている若いってすばらしいのアレンジバージョンが使用開始された。
その他
- 京王電鉄の一部の駅では下りホームで『野ばら』、上りホームで『牧場の朝』が流れる。
- 小田急電鉄小田原線の祖師ヶ谷大蔵駅では駅の近くに円谷プロダクションがあることから、「ウルトラマンまちづくり」の一環として『ウルトラマン』『ウルトラセブン』をオルゴール調にアレンジした接近メロディが使用されている。
- 静岡鉄道では、新静岡駅と新清水駅以外の途中駅で上下線別にオルゴール調のオリジナルメロディが採用されている。
- 名古屋市営地下鉄では名城線および名港線の各駅でJR東日本で発車メロディとして採用されている曲が使用されていたが、他の路線にも接近メロディが導入された際に各路線のイメージに合ったオリジナルメロディに変更されている。
- 万葉線の高岡駅前停留所では、接近時と発車直後にお鈴のメロディが流れる。但し北陸本線高岡駅のメロディとは別のアレンジとなっている。
- 阪急電鉄では梅田、河原町、宝塚などを除く本線上のほとんどの駅で使われている。停車、上り線通過、下り線通過で違う。京都本線は神戸・宝塚本線と違って河原町方面が上りとなるため通過音の配置が神戸・宝塚本線と逆である。かつては本線上でも旧来の3打点チャイムが鳴る駅が存在したが、2006~2007年にかけての自動放送更新により全て姿を消した(但し支線内の駅ではまだ残っている)。梅田駅・河原町駅・宝塚駅には接近チャイムはない。また案内放送終了後に、これとは別に入線メロディが流れる駅もある。
- 阪神電気鉄道では、梅田駅・三宮駅3番線を除く全駅で停車列車の接近放送開始時に『線路は続くよどこまでも』の一節が流れる。通過列車用のものもあり、音色違いで2種類存在する。2009年1月からは向谷が作曲している。接近放送開始時の『線路は続くよどこまでも』はアレンジを変更のうえ、そのまま使用している。
- 京阪電鉄(本線系統)では、2007年6月の発車メロディ導入と同時に接近メロディも導入された。
- 大阪市営地下鉄では、長堀鶴見緑地線で1990年の開業時から接近・入線メロディが開業時から流れている。また、これより先に1989年に入線メロディが他の路線に導入された。
- 北大阪急行電鉄では、江坂駅を除く全駅で『フニクリ・フニクラ』の冒頭の一節が用いられている。また、千里中央駅では入線時に『埴生の宿』の一節も併せて流れる。
- 熊本市交通局(熊本市電)では、洗馬橋停留所で『あんたがたどこさ』が流れる。
特記事項
- 鉄道ファンの中には発車メロディを録音してそれを聴いたり、ホームページ上で公開する人もいる。録音してそれを個人で聴く分には問題ない(著作権法に定められている私的複製に該当する)が、インターネット上で公開するのは著作権者の承諾が必要である。無承諾の場合、著作権法に触れる。
- 発車メロディを鳴らすためのスイッチは駅ホーム上の利用客の目に付く場所に設置されている場合が多いがこれを鉄道係員以外が許可無く操作した場合、業務妨害で罰せられる(一部の駅にはその旨の注意書きがスイッチ付近に貼ってある)。
脚注
関連項目
- 著作権法
- 駅自動放送
- 車内放送
- 発車ベル
- 日本電音(UNI-PEX)
- 五感工房
- 東洋メディアリンクス
- 櫻井音楽工房
- テイチクエンタテインメント
- TOA (企業)
- サウンドファクトリー
- 永楽電気
- カンノ製作所
外部リンク
最終更新 2009年11月22日 (日) 17:25 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【発車メロディ】変更履歴



