白銀号事件

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白銀号事件
著者 コナン・ドイル
発表年 1892年
出典 シャーロック・ホームズの思い出
依頼者 グレゴリー警部
発生年 不明
事件 白銀号失踪事件、ジョン・ストレイカー殺人事件
  

白銀号事件」(はくぎんごうじけん、Silver Blaze)は、アーサー・コナン・ドイルによるシャーロック・ホームズシリーズの短編小説の一つ。「ストランド・マガジン1892年12月号初出。「銀星号事件」、「名馬シルヴァー・ブレイズ」の訳題も用いられる。


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


ドイルは競馬についてあまり詳しくなかったと、後に自伝で述懐している。調教師が管理馬に傷を付けて走れなくなるようにしたなら、関係者はみな処罰されてしまうものであり、また実際にそのような批評もあったという。

[編集] あらすじ

ウェセックス・カップ(ウェセックス・プレート)の本命馬である白銀号(シルヴァーブレイズ)が突然失踪する。さらに調教師のストレイカーが死体で発見され、殺人事件として捜査が進められる。

白銀号が失踪した晩、予想屋と思われる怪しい男が白銀号の厩舎にやってきた。馬丁のハンターがその男に犬をけしかけようとするが、すでに逃げ出していなくなっていた。その夜中の1時に、調教師のストレイカーが馬の様子を見にいったまま戻らず、翌朝厩舎にストレイカーの妻が行ったところ、見張り当番のハンターが薬で眠らされており、白銀号もストレイカーもいなくなっていた。ストレイカーは厩舎から4分の1マイルほど離れた茂みの中で、頭を鈍器のようなもので殴られ、腿を刃物で切られた死体で発見された。死体の右手には血の付いた外科用のメス、左手には昨晩厩舎にやってきた男がつけていたスカーフタイを持っており、警察は殺人事件の容疑者としてスカーフタイの持ち主、フィッツロイ・シンプソンを逮捕した。

シャーロック・ホームズが調査を進め、近くの窪地に馬の足跡を見つける。ワトスンとともにその足跡を追うと、馬の足跡に並んで人間の足跡が認められ、ライバル厩舎の前まで来ていた。ホームズがそこの調教師に、彼が白銀号をどうやって隠したのかを事細かに話すと、調教師は観念し、ホームズの指示通り行動すると約束する。ストレイカー殺しについても、ホームズは真犯人と、その晩何が起こったのかを推理し、レース当日に明らかにする。

[編集] 備考

白銀号は「大流星」(blaze、額から鼻先にかけて白い斑があること)を持つ。馬名はこの大流星に由来する。大流星は遠くから眺めても個体を識別できる目立った特徴であり、これが事件のトリックの一端を担っている。

白銀号は実在の名馬アイソノミーの子孫とされ、ホームズは「偉大な先祖に劣らぬ輝かしい記録を持つ」と白銀号を評している。なお過去の版で発生した誤植のため、先祖の名が「アイソノミー」(Isonomy)ではなく「ソモミー」(Somomy、このような名前の馬は実在しない)となっている場合もある。

最終更新 2009年9月16日 (水) 16:11 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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